ボケ防止のヒントをくれるおすすめ本

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  • ボケ防止のヒントをくれるおすすめ本を紹介します
    私も年をとってきました。 年をとっても、ボケる人とボケない人がいますよね。
    年をとっても、頭も体も健康でいたいですよね。

    ボケないためのヒントをくれるおすすめ本を紹介します。



    NO.1ボケない「長寿脳」の作り方  伊藤隼也  宝島社新書     


    医療ジャーナリストの伊藤隼也さんが書いた本です。
    内容を簡単に紹介します。
    是非、読んでみてください。


    ・日本の認知症の67%は、アルツハイマー型である。脳血管障害型は19%である。

    ・アルツハイマー型認知症になると、治療できる良い薬はない。どんどん進行していく。
     本書で認知症と言うのは、アルツハイマー型認知症のことを言う。

    ・MCI(軽度認知障害)なら、改善ができる。
     MCIは、軽いもの忘れが生じるレベルである。

    ・認知症の症状
     同じ物を何回も買ってしまう。
     食事が終わってからしばらくすると、「ごはんはまだ」と聞く。
     水道の蛇口やガス栓を閉め忘れる。
     同じ言葉を何回も繰り返す。

    ・MCI(軽度認知症)の初期の症状
     同じ話を何度も繰り返すようになる。
     昨晩の夕食を思い出せなくなる。

    ・有酸素運動が、MCI(軽度認知症)を改善する唯一の方法である。
     有酸素運動は、脳の海馬を肥大化させる効果がある。
     30分ぐらいの有酸素運動で、脳への血流が安静時に比べて20%ぐらい増える。

    ・有酸素運動とは、早足歩きのウォーキングやジョギングや自転車や水泳等のこと

    ・デュアルタスクがMCI(軽度認知症)の改善に有効であり、長寿脳を作る切り札である
     デュアルタスクとは有酸素運動をしながら、「認知的な課題」に挑戦すること。
     デュアルタスクの例:ウォーキングしながら「100」から7を引き算していく
               ウォーキングしながら、赤い車の数だけ数える

    ・デュアルタスクは、「有酸素運動しながら頭を使う」の組み合わせだけではない。
     2つの動作を同時にやることは立派なトレーニングになる。
     例:料理をするとき、一度に何品かを同時に作る
       掃除と洗濯等、できるだけ複数の行為を同時にてきぱきと行う

    ・日常生活で頭を使う習慣は、認知症を予防する
     認知症予防に効果のあるトレーニング
      効率の良い買い物の順序を考える
      囲碁や将棋、麻雀を楽しむ
      二日遅れの日記をつける

    ・80才以上のアルツハイマー型認知症の多くは生活習慣病の延長線上にある

    ・米国立衛生研究所が提唱する認知症予防の生活習慣
       運動習慣をつける
       高血圧の改善
       人的交流など社会認知活動を増やす
       地中海食などバランスのいい食事をとる
       適正体重の維持
       禁煙
       うつ症状の改善

    ・地中海食
       多量の野菜、豆類、果物
       オリーブ油の摂取
       多めに魚を食べる
       乳製品は少なめ
       牛肉、鶏肉は少なめ
       ワインを中心に適量のアルコールを飲む



    デュアルタスクが、長寿脳を作る切り札だそうです。
    早足ウォーキング(早足でないと逆効果だそうです)をしながら、「100」から
    7を引き算しようと思いました。
    週3回以上、30分以上の有酸素運動を行うといいそうです。
    囲碁は好きなので、できるだけ対局しようと思います。
    囲碁等のゲームをしたり、ダンスをすると、認知症のリスクが1/4になるそうです。
    魚と野菜とオリーブオイルの多い地中海食を食べて、ワインを適量飲もうと思います。




    NO.2 いくつになっても脳は磨ける 築山 節  講談社α新書        
    築山節さんは、脳神経外科の専門医です。
    北品川クリニック所長で、脳疾患後の脳機能回復をはかる
    「高次脳機能外来」を開設して、多くの患者さんをみてきました。

    本の内容の一部を紹介します。
    是非、読んでみてください。

    ・雑用をすることは脳に良い。
      雑用とは、仕事のスケジュール管理、書類の整理、食器洗い、ゴミの分別、ペットの世話等。
      これらのことを行うのは、手や足を使うし、前頭葉が鍛えられる。
      優秀な秘書まかせで、雑用を行わないのは、脳に良くない。

    ・過労はボケへの第一歩
     人間が健康に働ける限度は、一日10時間。
     頭を使う仕事の場合は、脳に修復する時間をあげないと、機能を維持できない。
     

    ・働き盛りの人がボケるのは、何もしていない場合ではなく、たいていは極端に何か
     一つのことをやりすぎている場合が多い。(一日パソコンで仕事しているシステムエンジニア等)

    ・過労をさけるために、人にまかせることができる仕事はまかすなどして、上手にさぼろう。
     全てを自分でやろうとするのは無理があり、脳が疲弊する。

    ・脳のためには時間の制約が必要
      仕事は何時まですると決めて、時間の制約をもたせた方が、集中力がUPして仕事がはかどる。
      (時間の制約を設けた方が、頭の回転数が上がる)
      仕事を家に持ち帰ったりして、仕事を終える時間を決めないで仕事をするのは、集中力がUPせず、
      仕事の能率が上がらない。
      仕事のよくできる人は、仕事を終える時間を決めている。仕事も家庭も遊びも大切にしている。

    ・脳の覚醒リズム(サーカディアン・リズム)は、午前10時ぐらいから夜21時ぐらいまでは、高水準を保つ。
      一番脳が働かない時間帯は早朝4時頃。朝活などをしている人は、早起きのしすぎに注意。

    ・脳を成長させたいなら、異動、転職を歓迎すべき
      脳の同じ思考系ばかりを使い続けているのも、機能低下を招く原因になる。
      10年ほどの周期で、新しいことに挑戦していくと、脳は成長し続ける。

    ・頭の働きを下げる3つのストレス
      「過剰なストレス」「継続するストレス」「繰り返すストレス」は要注意。
       普段から「期限をつける」習慣が大切。

    ・ストレスを減らす方法
      人に愚痴を聞いてもらってストレスを発散しよう
      悪態をつきながら歩くと、不快な感情がおさまる

    ・よく歩いて、脳のすみずみまで血を巡らせる
      「歩くこと」は、一番手軽で最も効果的な脳のアンチエイジング

    ・脳に良い生活
      適正な睡眠時間をとる
      禁煙
      適正体重を維持する
      過度の飲酒をしない
      定期的な運動を行う
      朝食を毎日たべる
      間食をしない



      下記の記事は参考になりました。
      時間内に終わらなければ、家に持ち帰って仕事を続ければいいやと、
      時間の制約を設けないと、脳の回転数が上がらず、仕事の能率が上がらないのですね。(H.P作者)


      仕事は何時まですると決めて、時間の制約をもたせた方が、集中力がUPして仕事がはかどる。
      (時間の制約を設けた方が、頭の回転数が上がる)
      仕事を家に持ち帰ったりして、仕事を終える時間を決めないで仕事をするのは、集中力がUPせず、
      仕事の能率が上がらない。
      仕事のよくできる人は、仕事を終える時間を決めている。仕事も家庭も遊びも大切にしている。



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