私立探偵のフィリップ・マーロウが主人公です。
フィリップ・マーロウは、早射ちでもなければ、格闘技が得意な訳でもありません。
よく殴られて、失神します。飲んだくれです。
大男マロイと一緒に飲んでから、色々な事件にまきこまれます。
女が殺されたり、悪徳警官に殴られて、いかがわしい病院に入院させられて、
麻薬を打たれたり。
さんざんなめにあって、心も折れそうになります。
頼りになる味方もいません。
でも、マーロウは、少しずつ戦っていきます。自分を信じているというか、
自分が納得できないものは
やはり許す事ができないというか。
命の危険が有るのを承知で、危ないところに乗り込んでいきます。
好きな小説で、おすすめ本です。
チャンドラーの小説「プレイバック」でのマーロウのセリフを、以前、高倉健さんが
テレビのコマーシャルで、言っていました。
「タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きている価値がない」
そういうふうな小説です。
私の好きな本です。おすすめ本です。
グラマーな美女も、レイモンド・チャンドラーの小説には、よく登場します。