体を健康にする健康法のおすすめ本

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  • 体を健康にするヒントをくれるおすすめ本を紹介します 「私の好きな本、おすすめ本」のH.P作者の私は、健康オタクの傾向があります。
    体を健康にする健康法について書いた本を多く読んでいます。
    その中で、これは良いと思った本を紹介します。
    随時、UPしていきます。

    肉を食べるのが良いとか、肉は食べないのが体に良いとか、本によって書かれている事が違っています。
    デンプン等の糖質はできるだけ取るなと言う本が有れば、糖質が不足すると体が弱くなると言う本もあります。
    本によって、書かれていることが、180度、違っています。
    ここらへんの事を探っていきたいと思っています。
    色々とためして、自分に合う健康法を見つければいいんですよね。



    NO.1医者に寿命を縮められてはいけない 石原結實  三笠書房    


    ・この本ですすめられているのは、体温をあげる事と少食です。
     病気になりたくなければ、白血球を元気にする事が大切だそうです。
     白血球を元気にするには、ニンジン・リンゴジュースを飲むと良いそうです。

    ・朝、食欲が無いなら、無理に食べる必要はないそうです。昼食もソバぐらいにして、
     夕食をしっかり食べればいいそうです。

    ・「食べたいだけ」食べたら、体はすぐ壊れるそうです。
     腹八分目が良いそうです。

    ・腸が長い日本人には肉食は不向きだそうです。
     魚と野菜中心の食事がいいそうです。

    ・牛乳をそのまま飲むのは、体と胃を冷やすので良くない。
     飲むなら、加熱した牛乳を飲むように。

    ・人間の歯は32本ですが、20本が臼歯(穀物をかみくだく歯)、
     8本が門歯(野菜や果物を食べる歯)、4本が犬歯(肉や魚をかみ切る歯)だそうです。
     人間はもともと炭水化物を主食にするように、歯の形、胃腸の構造ができているそうです。
     糖質制限ダイエットを5年以上続けると、死亡率が高まるというデータが、  国立国際医療研究センター病院の能登洋医長らの研究で明らかになっているそうです。

    ・人間の脳にとって一番重要な栄養分は糖分だそうです。
     糖分を補給しないと、脳が働きません。
     糖分は、黒砂糖、チョコレート等でとれば良いそうです。
     糖尿病が増加した原因は、米等の糖質の取りすぎが原因でなく、
     肉、卵、牛乳、バター等の高脂肪食品の取りすぎによる脂質の取りすぎが原因だそうです。

    ・湯船に体をしずめて温まると、血のめぐりがよくなって全身の細胞の代謝が活性化するそうです。
     体温が上がり、免疫力もUPするそうです。シャワーですませずに、入浴を石原さんは、すすめています。

    ・適度の飲酒は身体に良いそうです。焼酎は血液をサラサラにする効果があるそうです。

    ・腸の中には体内の全リンパ球の70%以上が存在しているので、免疫力の要となるそうです。
     腸は栄養素を吸収する器官、植物でいうところの根にあたります。
     体の根っこである腸がしっかりしていないと、健康になれません。
     この重要な腸を守る腹筋を鍛え、お腹をつねに温めることは、健康に良いとのことです。
     一日中「腹巻き」をするようにして、「人生が変わった」という人が多いそうです。

    ・ストレスは体温を下げ、病気の原因になるそうです。
     極端に無理を重ねる生き方は、ストレスを増大させ、我が身を破滅させると石原さんは言います。
     笑うと内臓がマッサージされて、内臓の働きが良くなるそうです。
      「おかしい」「うれしい」「楽しい」「感謝」「感動」などのプラスの感情は
     免疫システムの中枢である間脳の働きを活性化して、白血球のNK細胞の力を増し、
     病気に対する抵抗力を増す作用があるそうです。
     楽天的な人ほど、死亡リスクが低いそうです。


    体を温めて、少食にする。
    魚と野菜中心の食事にする。
    ニンジン・リンゴジュースを飲む。
    入浴して、体を温める。
    適量の焼酎を飲む。
    腹巻きをする。
    ストレスをうまく発散する。

    以上の事を実行してみようと思いました。

    最近は、糖質制限ダイエットが流行しています。
    糖質を制限すると、全ての病気がなおるなんて事が書かれている本もあります。
    しかし、この本では、お米を中心とした糖質の摂取も必要と書かれています。
    玄米や黒砂糖が良いそうです。
    白砂糖は、体を冷やすので、良くないそうです。(H.P作者)




    NO.2 毒を出す食、ためる食   蓮村誠 PHP文庫        
    インドに古くから伝承されてきた「アーユルヴェーダ」に詳しい蓮村誠さんが著者です。
    構成は、下記のようになっています。
    第一章:からだをきれいにする食べもの、毒をためる食べもの
    第二章:からだをきれいにする食べ方、毒をためる食べ方
    第三章:自分の体質を知る5つのチェック表

    内容の一部を紹介します。
    ・きのこはヘルシー食品ではない。食べ過ぎるとイライラする。
    ・ヨーグルトは、消化が非常に悪いため、強い消化力のある人以外には害になる。
     たいていの日本人には害にいなる。
    ・ホットミルクを1日コップ2杯ぐらい飲むのは、体に良い。
    ・お酒は飲めば飲むほど、体を蝕む。
    ・納豆や山芋などのネバネバ食品は、体に悪い。
    ・オリーブオイルは体に良い。
     ごま油は体に悪い。紅花油も体に悪い。
    ・魚の油はとても消化しにくいので、肝臓や胆のうにかなり負担をかける。
     魚は肉よりヘルシーではない。食べるなら、煮魚や鍋物にして食べるように。
    ・完熟したフルーツは体に良い。
    ・はちみつを食べると元気がでる。
    ・水を1日に1リットル以上飲むのは、体に悪い。
     よくわかした白湯を1日に700〜800ミリリットルぐらい飲むのが体に良い。
    ・生野菜サラダを毎日食べるのは、体を冷やすので、体に悪い。野菜いためか、蒸した野菜が良いそうです。
    ・朝食をたっぷり食べるのは、体に悪い。
    ・腹八分目はからだに良い。




    NO.1では適量なら体に良いとされたお酒が、体を蝕むものと書かれています。
    H.P作者の私は、毎日、野菜サラダを食べ、納豆を食べ、ヨーグルトを食べますが、
    体に悪いことをしているそうです。
    食生活を見直した方が良いのでしょうか?


    ホットミルクや、よくわかした白湯を飲むのが、体に良いそうです。

    NO.1の本とNO.2の本で共通するのは、朝食を少なめにする、食事は腹八分目にする、
    体を温めるぐらいです。

    健康法って、何が良いのか、本当にわかりませんね。


    NO.350歳からの体が老化しない生活習慣  岡部正 成美文庫   


    糖尿病治療の専門医の岡部正さんの著作です。
    銀座に岡部クリニックを開業されてます。

    構成は下記のようになってます。
    1章:50歳は寿命の別れ道
    2章:50歳から健康になる人、急激に老ける人
    3章:この減量で長寿ホルモンを増やせ
    4章:50代の体に起きている老化の正体
    5章:知的50代の健康生活習慣

    内容を一部、紹介します。

    ・50代をどう過ごすかが、70代以降の人生を大きく変えていく。
    ・血中の「アディポネクチン」濃度が高い人ほど長寿で、低いと糖尿病や血管性疾患にかかりやすくなる。
     「アディポネクチン」は、体重と反比例して増減する。メタボは良くない。
    ・「○○を摂ると体にいい」をする前に、「○○をすると体に悪い」をやめること。
     タバコをやめる、大酒を飲むのをやめる、寝不足をやめることが重要です。
    ・かっこいい50代を目指そう。「どうでもいいや」と太る自分を許すのをやめよう。

    ・「アディポネクチン」は動脈硬化を予防し、改善する。
      糖尿病を予防し改善する。
      高血圧を予防し、改善する。
      脂質異常症を予防し、改善する。
      がんを予防する。
    ・ウエストが身長の半分になると赤信号。
    ・やせない人などいない。
     「そんなに食べていないんですけど」と言う人は、三度の食事以外に
     「なんとなく」食べてしまっていることが多いのです。
    ・朝食は必ず食べるように。しかし食べ過ぎてはいけない。
     朝食抜きの腹ぺこ状態で、ランチに大盛りラーメンや丼ものをかきこめば、
     血糖値は急上昇する。
    ・体を老化させるのは「酸化」と「糖化」
     オリーブ油やナタネ油といったオレイン酸は体に良い。(悪玉コレステロールを低下させる)
     過度のストレス、過度の運動、過度の飲酒や糖質や脂質の多い食事が体を酸化させる。
     マーガリンやショートニングなどに含まれるトランス脂肪酸は、悪玉コレステロールを増やし、
     善玉コレステロールを減らして、心臓病のリスクを高める。
     ファーストフードのフライドポテトやクッキーや菓子パンなどにも、トランス脂肪酸を含む
     マーガリンやショートニングはたくさん使われています。

    ・血糖値の急上昇は要注意。
     血糖値の急上昇を招く一番の原因は、空腹時に糖質をどかんと摂ることです。
     外食する時は、野菜の小鉢などがついた定食にして、繊維質の多い野菜から食べるようにすれば、
     血糖値の上昇を抑えることができる。
    ・菓子パンは菓子であって、パンではない。菓子パンの原料は、小麦粉と砂糖と脂質です。
     菓子パンばかり食べていれば、糖化まっしぐらです。
    ・適量のアルコールはリラックス効果が有り、アディポネクチンを増やす。
     ただし、飲みすぎると内臓脂肪型肥満の原因になる。
    ・ウォーキングや水泳などの有酸素運動をして、アディポネクチンを増やすように。



    スリムな体型を維持して、アディポネクチンを増やすことが重要とのことです。
    お酒は適量なら良いそうです。
    フライドポテトや菓子パンは控えた方が良いようです。
    トランス脂肪酸が良くないそうです。
    特に菓子パンばかり食べていると、糖化まっしぐらだそうです。




    NO.4糖質オフ健康法  江部康二  PHP文庫   


    糖質を抜くだけで健康になると、この本には書かれています。
    本当でしょうか?
    内容の概略を紹介します。

    著者の江部康二さんは、医師で高雄病院理事長です。
    高雄病院では1999年から糖質オフ食事療法を開始して、
    江部さんも糖質オフ生活を実施されています。


    構成は下記のようになっています。
    「序章:糖質オフは人間にとって一番自然な食事」
    「第1章:糖質オフの驚くべき効果」
    「第2章:これだけは覚えたい。糖質制限十か条」
    「第3章:糖質オフの効能を医学的に解説」
    「「第4章:知っていると得をする小ワザ」
    「第5章:使える、外食術」
    「第6章:生活習慣・体質別活用法」
    「第7章:糖質オフQ&A」

    内容の概略を説明します。
    詳細は、本を読んでください。

    ・糖質オフにすると良いこと。
      いっぱい食べてもスルットやせる。
      お酒を楽しみつつ、健康を維持できる。
      運動しなくても体脂肪が減る。
      血液がサラサラになる。
      髪や肌、精力がよみがえる。
      食後眠たくならず、仕事がはかどる。

    ・糖質制限食十カ条
     魚介や肉、納豆やチーズなどはたっぷり食べてOK。
     でんぷんを含む食品と甘みのある食品は避ける。
     やむを得ず主食をとるなら、玄米などの未精製穀物を少量。
     牛乳、野菜ジュースはNG。無糖コーヒーやお茶、水、無調整豆乳はOK。
     野菜、海藻、キノコ類は積極的に食べよう。
     オリーブオイルや魚の油は積極的にとる。
     マヨネーズやバターも気にせず使ってOK。
     焼酎やウイスキーはOK。ビールや日本酒、甘口白ワインはNG。
     間食はチーズやナッツを。カロリーゼロの甘味料もアリ。
     自然食品は可能な範囲でとるようにすればOK。
     

    ・朝食抜きはおおいに結構。人間が1日3食をとるようになったのは、700万年にのぼる
     人類の歴史の中で、ほんの300年前(日本なら江戸中期以降)で、ゼロに等しい。

    ・醸造酒で例外として飲んで良いのは、辛口ワインだけ。

    ・糖質オフ生活をしても、肝臓が乳酸やアミノ酸、グリセロール等の体内にある物質から
     ブドウ糖を作って、血中に送りだすので、低血糖になることはない。

    ・糖質オフ生活をしても、肝臓がブドウ糖を作って、血中に送り出す。
     また脳は、ブドウ糖以外にも、ケトン体をエネルギーに使える。
     だから、糖質オフ生活をしても、頭の働きが鈍くなることはない。

     他の本では、糖質オフ生活をすると高血圧がなおり、正常血圧になると書いてありました。
     この本を読む限りでは、糖質オフ生活をしない理由が見つかりません。
     (いっぱい食べてもスルットやせる。お酒を楽しみつつ、健康を維持できる。運動しなくても体脂肪が減る。
      血液がサラサラになる。髪や肌、精力がよみがえる。食後眠たくならず、仕事がはかどる。)
      この本を読む限りでは、私も糖質制限生活をしようかという気になります。


     本当にそうでしょうか?  NO.1で紹介した本では、「糖分を補給しないと、脳が働かない」と書かれていました。
     NO.1で紹介した本では、「糖質制限ダイエットを5年以上続けると、死亡率が高まるというデータが、
     国立国際医療研究センター病院の能登洋医長らの研究で明らかになっている」と書かれていました。

     「糖質オフは体に良くない」と書かれた本を、他に探してみます。

      この本でも、朝食抜きは推奨されていました。(人間は、長い間、1日2食だった。)
      朝食は、抜くか、たべても少量にすべきというのは、今までから得られた結論です。
    NO.2,3,4の本で、オリーブオイルは体に良いと書かれています。積極的にとりましょう。
      
    NO.5長生きしたけりゃ肉は食べるな  若杉友子  幻冬舎   


    若杉友子さんのこの本は、変わった内容の本です。
    肉を食べてはいけないそうです。
    若杉友子さんは、76才で白髪がなく、老眼もないそうです。
    この本の目次は下記のようになっています。
    第一章:なぜ体調不良の日本人がこんなにも増えたのか
    第二章:お米を食べれば、こんなにいいことがある
    第三章:ガンによく効く摩訶不思議な料理
    第四章:安くて見た目もよい食べ物は、まず疑え
    第五章:食べ物を変えると、身体に奇跡が起きる
    第六章:食事を見直せば、赤ちゃんは授かる
    第七章:陰陽を取り入れた「食養」こそ食の基本
    第八章:身体によい食べ物、悪い食べ物
    第九章:一汁一菜で病気知らずの身体になる

    内容を一部、紹介します。
    詳細は本を読んでください。

    ・日本人の腸は長いので、肉を食べると、肉のカスが腸内に長く残り、腐敗して、毒素が発生して、血液が汚れる。
    ・肉食は日本人に適していない。
    ・肉に限らず、卵や牛乳などの動物性タンパク質はみな同じような作用があり、腸内環境を悪化させて、毒素を発生する。
    ・日本人に便秘症の人が多いのも、肉を食べる生活をしてるから。
    ・牛乳を飲むのは身体に悪い。牛乳をたくさん飲むと骨粗しょう症になる。 ・甘いものを食べるとうつになる。
    ・冷え性は万病のもとである。甘い物や果物、生野菜は身体を冷やす。野菜は温野菜を食べるように。
    ・トマトやキュウリ、パンは身体を冷やすので良くない。
    ・お米は身体を温めるので身体にいい。玄米ご飯はさらにいい。
    ・タンパク質中心の食事をやめて、ご飯中心の食事にすれば、自然治癒力が高まる。
    ・一日3食は食べ過ぎ。若杉さんは10時と4時の2食だそうです。腹8分目ぐらいが良いそうです。
    ・干物、肉、卵、牛乳は血を汚す食べ物だから良くない。代わりに、豆、ダイコン、ニンジン、ゴボウを炊いて、ご飯と一緒に食べると良い。
    ・甘いもの、豆腐は身体を冷やすので良くない。
    ・納豆も身体を冷やすので良くない。
    ・お米を中心とした食生活をするように。基本は一汁一菜が良い。ご飯、みそ汁、ダイコン、ニンジン、ゴボウをゆでた物、梅干しぐらいを食べれば良い。
     それに、時々魚の塩焼き等を追加して食べれば良い。

    ・若杉友子さんの夫は、肉好き、甘い物好きで肺ガンになったそうです。食事を変えたそうです。肉、卵、牛乳、乳製品等のタンパク質と甘い物は
     一切禁止。玄米ごはんとみそ汁の一汁一菜にして、おかずはひじきや切り干しダイコンを炊いたもの。野菜の煮物、きんぴらゴボウなどにしたところ、
     ガンが小さくなり、手術は中止になり、6年後にガンは消えたそうです。


    若杉友子さんのこの本を読んで、何を食べれば良いかが、さらにわからなくなりました。
    糖質制限健康法は、糖質を制限して、肉等のタンパク質を中心に食べますが、若杉さんの本では、肉は血を汚す諸悪の根源とのことです。

    H.P作者は、身体にいいと思って、ヨーグルトや納豆を良く食べますが、
    若杉さんによると、ヨーグルトは血を汚し、納豆は身体を冷やすので良くないそうです。

    糖質制限健康法で控えた方が良いと言われるお米は、若杉さんによると、身体を温め、元気の源になるので、
    積極的に食べるようにと言われています。



    H.P作者は、自分の健康法として、下記のようにする事にしました。
    ご飯は、昼と夜に茶碗一膳は食べるようにする。
    肉食はできるだけ控える。タンパク質は、できるだけ魚でとるようにする(焼き魚や刺身)。量はあまり多くとらない。
    みそ汁は、一日一杯は飲むようにする。梅干しを食べる。つけ物を食べる。
    野菜は、できるだけサラダでなしに、ダイコン、ニンジン、ゴボウ等をゆでたものを食べるようにする。
    朝食にヨーグルトや納豆を食べる。(血を汚す物、身体を冷やす物として若杉さんは良くないと言ってますが、
    身体に良いと書いて有る本が多いので。納豆は血をかたまりにくくし、ヨーグルトは腸内環境を整え、免疫力をUPする)

    糖質制限食を続けていると、便秘気味になると思います。ご飯やめん類には食物繊維が含まれているので、
    便秘防止のためにも、適量のご飯やめん類は食べた方がいいと思います。

    若杉さんの健康法は、若者にはカロリー不足になるのではないかと思うのですが。
    中年以降の人なら実行しても良いかなとは思いました。
    肉を食べるなという意見と、肉を食べるという意見の両方が有りますね。どちらが正しいのでしょうか?

    色々な健康法が有りますが、色々と試してみて、自分に合うものを見つければ良いと思います。
    食事の食べ過ぎ、甘いお菓子が有害なのは、間違いないようです。(H.P作者)
    NO.6がんになるのはどっち  秋津としお 週刊新潮 2015年7月23日号の記事  


    秋津としお医師が、Q1からQ7までの二者択一の質問を用意しました。
    どちらががんになりやすいか考えてください。
    とても参考になる記事だと思います。

    Q1:「都会育ち」と「田舎育ち」、胃がんリスクが高いのはどっち?

    Q2:「アジの干物」と「イチゴのショートケーキ」、がんを誘発するのはどっち?

    Q3:「焦げた焼き魚」と「ミディアム・レアの牛ステーキ」、がんを引き起こすのはどっち?

    Q4:「ワインをグラス3杯」と「ウイスキーのダブルを水割りで1杯」、がんになるのはどっち?

    Q5:鉄分やβカロチンのサプリを「摂る人」と「摂らない人」、がんになりやすいのはどっち?

    Q6:「花粉症の人」「花粉症にならない人」、がんに気をつけなければいけないのはどっち?

    Q7:「食事でダイエット」と「運動で減量」、がんのリスクがあるのはどっち?


    回答は下記です。

    A1:答えは田舎育ちです。胃がんの大半にピロリ菌が関与しているそうです。
      ピロリ菌感染の原因として、子供の頃、井戸水を飲んだことがあげられています。
      こうした井戸水を飲んだ経験は、都会育ちより田舎育ちの方が多いからです。

    A2:答えはアジの干物です。干物は塩分が多いからです。
      塩の刺激というのは非常に強烈で、細胞を傷つけてしまう。
      そんな刺激物を毎日大量に胃の中に入れていれば、胃壁が荒れる。
      この修復の過程で、がん細胞が生まれる可能性が高まるそうです。

    A3:答えは牛ステーキです。
      魚の焦げた部分には発がん物質が含まれていますが、
      日常生活で口にする程度の量であれば、心配する必要はありません。
      肉中心の食生活は大腸がんのリスクを高めます。
      肉を消化する際、腸内環境が悪化してしまうのが、原因です。
      日本人の腸内細菌は、米と魚系統に特化していて、欧米人のような
      動物性の肉や脂肪を消化するのが得意な腸内細菌を持っていないのです。
      それでも肉が大好きで食べずにいられないという方は、食後に腸内環境を
      整えるヨーグルトを摂るようにしましょう。

    A4:答えはワインをグラス3杯です。
      医学的に許容できる酒量は、日本酒1合。ビールなら大瓶1本、ワインでグラス2杯、
      ウイスキーではダブル1杯が大体の目安です。
      アルコール度数の強い酒をそのまま飲む人は首から上の消化管の粘膜を荒し、
      口腔、舌、咽頭、食道のがんリスクが高まります。
      飲酒は大腸がんのリスクも高める。
      本問いの答えは酒量が問題です。酒量が多い、ワインをグラス3杯の方が発がんリスクは高まります。

    A5:答えはサプリを摂る人です。鉄剤を常習的に長期間飲み続けると、体で利用しきれない鉄分が
      肝臓にたまり、鉄肝症を引き起こし、肝臓がんのリスクを高めます。
      βカロチンをサプリで摂ると、余剰なβカロチンが体内では酸化物質として働き、がん発生率を
      高めます。

    A6:答えは「花粉症の人」です。
      花粉症とはアレルギーの一種であり、体の免疫機能が過剰に反応している状態です。
      重い症状の人は、これを緩和させようとして、花粉症の薬を服用します。
      花粉症の薬は、機能している免疫を薬剤で抑え込むことになってしまいます。
      花粉症の薬を長く飲み続ければ、免疫機能は低下し、がんのリスクが高まります。

    A7:答えは「食事でダイエット」です。
      食事制限は、免疫物質の構成成分であるタンパク質の不足につながり、
      これで免疫力が低下すれば、がんになるリスクが高まります。
      食事制限は、摂取量を落とし、かつタンパク質、炭水化物、脂質の三大栄養素を
      きちん摂るよう、栄養バランスに注意が必要で、素人がやると、発がんリスクが高まります。
      激しい運動は、体内で活性酸素を大量に生み出して、体の細胞を痛め、NK細胞の活性を低下させるので、
      発がんリスクを高めます。
      2時間半のランニングの後、NK細胞の活性が50%も低下したとの報告もあります。
      しかしこの危険を回避するには、「オーバーワーク」にならないように注意すればいいだけのことです。


    日本人の腸内細菌は、米と魚系統に特化していて、肉や脂肪を分解するのは得意ではなく、肉を食べると、
    大腸がんのリスクが高まるそうです。

    NO.5で紹介した「長生きしたけりゃ肉は食べるな」は、この点で、正しいことを言っていると思います。
    お米やパン、麺類を食べないと、便秘症の人はより便秘気味になると思います。

    糖質オフ健康法は、短期のダイエットには抜群の効果があるようです。
    しかし、長期間続けるのは、やはりリスクがあると思います。




    H.P作者の現時点での健康法は下記です。

    朝食は少ない量にする。
    昼食と夕食は腹8分目にする。
    昼食と夕食は、ご飯を1杯ぐらい食べるようにする。(玄米だとなお良い)
    肉はできるだけ食べないようにして、タンパク質は、大豆を煮たものや納豆、豆腐、魚で摂るようにする。
    野菜をたくさん食べる。(できるだけ炒めたり、煮たりして食べる)
    野菜では、ダイコン、ニンジン、ゴボウ等の根菜類を多く食べる。(体をあたためる野菜)
    ヨーグルトを食べる。
    漬物を食べる。味噌汁を飲む。
    油はオリーブオイルを使用する。
    甘いお菓子の間食は控える。
    コーヒーと緑茶を飲む。
    酒は蒸留酒を適量飲む。(飲み過ぎないようにする)
    多く歩いて、腹筋を鍛える。


    NO.7がんになるのはどっち:その2  秋津としお 週刊新潮 2015年7月30日号の記事  


    がんになるのはどっちのその2です。
    秋津としお医師が、Q1からQ5までの二者択一の質問を用意しました。
    どちらががんになりやすいか考えてください。
    とても参考になる記事だと思います。

    Q1:紫外線防止で「日傘をさす人」と「日焼け止めを塗る人」皮膚がんになるのはどっち?

    Q2:「剥きピーナッツ」と「殻付き落花生」、がんになるのはどっち?

    Q3:タバコ「1日10本を40年間」と「1日40本を5年間」、肺がんリスクが高いのはどっち?

    Q4:「自慰行為が習慣の男性」と「日々、禁欲的な男性」、がんになりやすいのはどっち?

    Q5:親兄弟が「肺がん」と「大腸がん」、遺伝が関係するのはどっち?


    答えは下記です。


    A1:答えは「日焼け止めを塗る人」です。
      ほとんどの日焼け止めクリームには、それ自体に皮膚がんを引き起こす成分「酸化チタン」が
      含まれているからです。

    A2:答えは「剥きピーナッツ」です。
      ナッツ類は、抗酸化作用のある良い食べ物です。
      しかし、ナッツ類にはカビが付着しやすいのです。このカビには「アフラトキシン」という
      非常に強力な発がん物質が含まれているのです。ピーナッツのカビは極めて見つけにくいのです。

    A3:答えは「1日10本を40年間」です。
      「プリンクマン指数」というものがあります。
      「1日の喫煙本数×年数」です。これが400〜600の人は非喫煙者の4.9倍の割合で
      肺がんによる死亡率が高いと言われています。
      1日10本を40年間なら指数は400。1日40本を5年間なら指数は200です。
      喫煙の害は、累積していくのです。「プリンクマン指数」が400に近いと思うなら、禁煙した方が、
      肺がんリスクを下げることができます。

    A4:答えは「日々、禁欲的な男性」です。
      オーストラリアの研究者の研究結果では、「1週間に5回以上射精している男性は、
      そうでない男性に比べ、将来的に前立腺がんになる危険性が3分の1である」とされています。
      性の悦びを享受する人間の方が、がんのリスクを下げているのです。
      「自慰は体に悪い」というのは、根も葉もない暴論です。

    A5:答えは「大腸がん」です。
      遺伝リスクの高いがんは、大腸がん、乳がん、前立腺がんの3つです。


    NO.8長生きするのはどっち?  秋津としお 週刊新潮 2015年6月25日号の記事  


    我々のまわりには、健康に関する正しい情報や間違った情報があふれています。
    秋津としお医師が、Q1からQ6までの二者択一の質問を用意しました。
    誤った情報を秋津としお医師が正していきます。
    とても参考になる記事だと思います。

    Q1:「早朝ランニング」と「夕方ウォーキング」、デメリットばかりなのはどっち?

    Q2:「ゴルフ」と「テニス」、突然死するのはどっち?

    Q3:「炭水化物抜き」と「1日1食」、寝たきりになるのはどっち?

    Q4:「1日3食規則的に食べる」と「食べたい時に食べる」、太るのはどっち?

    Q5:「ビール大瓶1本」と「日本酒2合」、命を削るのはどっち?

    Q6:「水や炭酸水を毎日2リットル以上飲もうとする人」と「飲まない人」、
       がんになるのはどっち?

    答えは下記です。

    A1:答えは「早朝ランニング」です。
      アメリカの医療専門誌によると、死亡リスクを下げる適切なランニングの習慣とは
      @走行距離が1週間に32キロを超えない。
      A速度は時速8〜11.2キロ。
      B走る回数は1週間に2〜5回以内。
      の条件を守ることだそうで、これを超えると、寿命を延ばす効果はなくなり、かえって体に悪いのです。
      しかも早朝は血圧が上昇して、夜間の脱水も加わって血液が凝固しやすくなっていて、心臓病のリスクが最も高い時間帯です。

      これに対して夕方のウォーキングは体への負荷が適切。生活習慣病の予防、ストレス発散等に有効です。


    A2:答えは「ゴルフ」です。
      早朝のスポーツが危険なのは、ランニングで触れた通りです。加えてゴルフはパーティで回るので、
      接待や仲間のために心身が多少、不調でも無理して参加する傾向にある。
      さらに、緊張を強いられるパッティングが極めて心臓に悪いのです。短い距離のパットを入れようと緊張すると、血圧も上がります。

    A3:答えはどちらも体に悪いです。

     「炭水化物抜きダイエット」は、短期のダイエットには効果絶大です。
      しかし、リバンドの可能性は高く、健康被害も看過できません。
      炭水化物は人間に必要な3大栄養素の1つで、消化吸収されて、血中で糖となります。
      これが不足すると脳や内臓の働きは低下し、筋力も落ちます。
      しかも糖質の摂取が減ると、相対的に肉、魚などのタンパク質の摂取が増え、腎臓に負担がかかり、
      カルシウムの排泄量増加から骨粗しょう症になるという説もある。
      こうしたことから、炭水化物抜きは「寝たきり」につながる危険性が増すわけです。
      がんに対する免疫力低下も心配です。持病のある人はもちろん、40代以上の人も避けた方が無難でしょう。
     
    「1日1食」は、しっかり実践できれば高い効果が見込めるでしょう。
     しかし、その1食分で必要な栄養バランスを備えた食事を摂らねばならず、これは大変です。
     医師や栄養士でなければ困難で、素人では到底、無理と言わざるを得ない。
     結局、制限系の健康法は行わない方が身のためだと思います。


    A4:答えは「1日3食」です。「朝、あまりお腹は空いていないが、1日の始まりにエネルギー補給は必要だから、
      無理してでも食べる」とか、「1日3食が健康の元」などと機械的に食事を摂っていると、
      本当に空腹でなくても食事をする傾向を生み、カロリー過剰の原因となります。
      脳の満腹・空腹中枢が正しく機能していれば、体内のエネルギーを消費したところで、初めて「食事をしろ」と
      命じてくれるはずです。脂肪やタンパク質が不足していれば肉料理を好み、ビタミンが必要なら野菜を欲します。
      脳の指令により、「食べたい時」に食べていれば、余分なカロリーを摂取せず、太りすぎる心配はないと言えます。
      ただし、食べすぎはやっぱり駄目ですよ。


    A5:答えは「日本酒2合」です。
      1日に30ミリリットル程度以下のアルコールを摂取する人は、まったく摂らない人に比べ、
      循環器病により死亡率も全死亡率も少ないという、国立循環器病センターの研究結果があります。
      30ミリリットルとは日本酒1合、ビール大瓶1本程度。これくらいなら、少量の飲酒で
      HDLコレステロール(善玉コレステロール)が増え、血管内に血栓ができにくくなるので、
      心筋梗塞や狭心症などの予防効果があることが証明されているのです。
      しかしそれ以上の酒量は、逆にがんのリスクを高くし、肝臓や膵臓にダメージを与えます。


    A6:答えは「水や炭酸水を毎日2リットル以上飲もうとする人」です。
      水分摂取は血液の循環を良くするので、脳梗塞を発病した人や高血圧、動脈硬化の人など、
      脳血管障害を起こすリスクの高い方の発病予防にはとても効果的です。
      しかし、それ以外の健常者が毎日、2リットル以上も水分を取る必要はありません。
      人間が1日に必要な水分は確かに2リットルです。
      食事にも水分は含まれており、三度の食事だけで800ミリリットルの水分を摂取できると言われています。
      さらにお茶やコーヒーなども400ミリリットルくらいは飲んでいる。
      となると、わざわざペットボトルを買って飲まなきゃいけない水の量はせいぜい500ミリリットルくらいで
      充分なのです。

      それ以上の水を飲むと、尿として排泄するため、逆に心臓や腎臓に負担がかかります。
      体内のイオン分やミネラル、ビタミン等も外に流れてしまう。
      腸には風邪やがんなどに対抗するための免疫を司る善玉菌が生息しています。
      そこに大量の水が流れ込んでしまうとどうなるか。
      この細菌の生息環境が悪化して、弱体化してしまいます。そうなると、免疫力が下がり、
      がん発症のリスクが高まってしまうのです。


      秋津医師は、糖質オフ健康法はリスクが高いと言っています。

      炭水化物は消化、吸収されて血中で糖になります。   これが不足すると、脳や内臓の働きは低下し、筋力も落ちます。
      しかも糖質の摂取が減ると、相対的に肉、魚などのタンパク質の摂取が増え、腎臓に負担がかかり、腎臓を傷める可能性があり、
      カルシウムの排泄量増加から骨粗しょう症になるという説もある。
      こうしたことから、炭水化物抜きは「寝たきり」につながる危険性が増すわけです。
      がんに対する免疫力低下も心配です。持病のある人はもちろん、40代以上の人も避けた方が無難でしょう。
     
      「糖質オフ健康法」への否定的な意見ですね。少量でも、炭水化物は摂るべきではないでしょうか?

     毎日、3食、がっちり食べるのは良くないと思います。特に50代以降は。
     朝は軽くとか、昼は軽くとかする事が必要でしょう。朝食抜きでもいいと思います。(便秘でなければ)
     そうしないと、太っていきますよ。(H.P作者)
    NO.9大腸がんを防ぐ食べ物と動脈硬化を防ぐ食べ物  2015年10月20日のテレビ「みんなの家庭の医学」  



    これは、本の情報ではなく、テレビの「みんなの家庭の医学」の情報です。
    参考になると思うので、UPしました。


    (1)大腸がんを防ぐ食材

       大腸がんを防ぐ効果が、葉酸にあるそうです。
       葉酸を多く含む食品は、ブロッコリーやほうれん草などですが、
       何と言っても、葉酸を多く含む食品は、海苔だそうです。
       味付け海苔は塩分が多いので、焼き海苔をたくさん食べるといいそうです。
       海苔は、食道がんや膵臓がんの予防効果も期待できるそうです。

    (2)動脈硬化を防ぐ食材

       体に良い油を摂ることが大切です。
       オリーブオイルやえごま油は体に良い油です。
       動脈硬化を防ぐ油として今注目されているのがこめ油だそうです。
       悪玉コレステロールを減少させる効果があると言われているそうです。
       調理油に使用したり、ドレッシングに使用したりして摂ると良いそうです。
       ただし、油はカロリーが高いので、摂りすぎは良くないそうです。

    (3)骨粗しょう症を防ぐ食材

       骨粗しょう症を防ぐためには、カルシウムや亜鉛を多く含む食品を摂る事が必要だそうです。
       カルシウムや亜鉛を多く含む食品は、ゴマだそうです。
       おひたしにかけて食べたり、ゴマペーストを食パンにつけて食べたりして、積極的に摂ると良いそうです。


    NO.10日本人だからこそ「ご飯」を食べるな  渡辺信幸 講談社+α新書 



    こくらクリニック院長の渡辺信幸さんの本です。
    肉・卵・チーズを食べるMEC食で、3000人以上の患者のダイエットと健康改善に成功させているそうです。
    糖質を控えるために、炭水化物を控えるべきだそうです。


    構成は、下記のようになってます。
    第一章:健康を奪う「ヘルシー信仰」
    第二章:3000人の診療データが教える効果
    第三章:「カロリー制限食」は間違いだらけ
    第四章:人類はもともと肉食動物だった
    第五章:なぜ「MEC食」で健康長寿になるのか
    第六章:実践。空腹知らずでできる「MEC食」

    内容の一部を紹介します。詳細は、本を読んでください。

    ・「肉や脂を控えて、野菜や穀物中心の食事をしよう」という「ヘルシー信仰」は間違い。糖質の過剰摂取になる。
    ・渡辺医師が推奨するのは「MEC食」。毎日、肉を200グラム、卵を3個、チーズ120グラムの「MEC食」が健康の元。
     ご飯や野菜、果物を控えて、糖質制限をしましょう。
    ・食べ物をひと口入れたらはしを置き、30回よく噛んで食べましょう。
    ・「MEC食」を続けると、ダイエットができ、高血糖、高血圧、脂質異常、肝機能低下などの症状が改善する。
    こくらクリニックで、「MEC食」の効果は、実証されている。
    ・糖質を過剰摂取すると、余ったブドウ糖は、中性脂肪に変えられて脂肪細胞にストックされて、体重が増える。
     脂肪細胞にも受け入れを拒否されたブドウ糖が血中にあふれて、糖尿病が発症する。
    ・粗食。菜食は必要な栄養が不足して、人を早死にさせる。カロリー制限食は間違い。
    ・カロリー制限食の推奨は、たんぱく質:20%、脂質:20%、炭水化物:60%だが、これは間違い。炭水化物の取り過ぎ。
    ・肉や脂を食べないことがヘルシーなのではなく、毎日十分食べることこそが、あなたの体を健康にする。
    ・たんぱく質は、筋肉、内臓、神経等をつくる大切な物質、十分に摂取しましょう。
    ・脂質は、ホルモンや細胞膜の材料となる重要な物質。充分に摂取しましょう。
    ・炭水化物は摂取すると胃腸で消化・分解されてブドウ糖として吸収され、脳や筋肉を動かすためのエネルギーになる。余った分は
     脂肪に変えられて、脂肪細胞に蓄えられる。
    ・コレステロールは悪者ではない。コレステロール値の高い人の方が長生きする。
    ・人間はもともと肉食動物だった。肉を十分に食べるように。魚よりは肉の方が、アミノ酸の構成等でも、人間に適している。
    ・植物性たんぱく質は動物性たんぱく質に比べてアミノ酸の内容が乏しく、肉食動物であるヒトを満足させられるものではない。
    ・渡辺医師が推奨する比率は、糖質:15〜20%、たんぱく質:30〜40%、脂質:40〜55%。
    ・運動しても痩せない。糖質制限すると痩せる。
    ・飲んでもいいのは、蒸留酒。(ウィスキー、焼酎)


    NO.4の江部医師の「糖質オフ健康法」に近い内容のことが書いてあります。
    肉食は血を汚すとか、肉食は日本人には向いていないので、腸内で異常発酵して、悪玉菌を増やすなどとは、
    どこにも書いてありません。
    人間は昔から肉食だったそうです。

    NO.5の若杉さんの奨める一汁一菜食は、低栄養として否定されています。
    「ご飯」中心の食事は、糖質過多で、肥満、栄養不足になるそうです。
    「MEC食」を続けると、ダイエットできて、高血糖、高血圧、脂質異常、肝機能低下が良くなるそうです。
    NO.8で秋津医師はタンパク質の取り過ぎは腎臓を傷める可能性があると言っていましたが、一日、肉200グラム、卵3個、チーズ120グラムなら
    タンパク質の取り過ぎで、体調が不調になる事はないと、渡辺医師は言っています。確かにそれぐらいなら、量が多すぎということは無いでしょうね。

    H.P作者は、またわからなくなりました。
    一汁一菜だけでは、栄養不足で、体調が不調になるというのは理解できます。必要な栄養が不足しますから。
    肉は日本人に向いていないというので、私はできるだけ魚を食べています。
    魚よりも肉の方が、アミノ酸の構成が人体の構成に近いので、体に良いと渡辺医師はいいますが、納得できません。
    「ご飯」の食べ過ぎが良くないという事は理解できました。
    卵とチーズを食べるのが体に良いというのも、理解できました。


    私の健康法は、下記とします。
    ・朝は青汁を飲み、ヨーグルトを食べ、バナナを1本食べる。「ご飯」は食べない。
    ・昼食と夕食は、できるだけ肉ではなく魚を食べる。「ご飯」は一杯だけにする。
    ・みそ汁を一日一杯は飲む。漬物、納豆などの発酵食品を食べる。
    ・間食に甘い物を食べる回数は少なくする。
    ・油はオリーブ・オイルを使用する。
    ・一日に卵を1個以上食べる。チーズも積極的に食べる。
    ・海苔とごまを積極的に食べる。
    ・酒は蒸留酒を飲む
    ・食べ過ぎないようにする。
    NO.11同年齢の中で、誰よりも若く見える方法  オーガスト・ハーゲスハイマー クロワッサンの2013年9月号の記事 




    栄養科学博士のオーガスト・ハーゲスハイマーさんが、アンチエイジングについて書いている記事です。
    とても参考になると思います。

    ・アンチエイジングで大事なのは、年々減っていく若返りのホルモン(成長ホルモン)を減らさないようにキープすること。

    ・活性酸素などを抑えて成長ホルモンを増やす食事のポイントは「緑の多い野菜をたくさん食べる」、
     「生もしくは生に近いローフードで抗酸化力を高める」、「糖質を控える」の3つ。

    ・最初に野菜を食べると、その後に食べるパスタやご飯などの糖質の吸収を抑えてくれる。

    ・たんぱく質は肌や髪などの細胞を、油も細胞膜をつくるので、重要。
     質のいいものを適度に食べるように。油は質の良いオリーブオイルなどで摂るように。

    ・糖質は太るだけでなく、糖化といってたんぱく質であるコラーゲンなどを壊す働きもあるので、
     シワの原因にもなる。炭水化物は控えめに。ご飯は毎食、小さな茶碗1杯ぐらいにするように。

    ・空腹で食事をすると急激に血糖値が上がるので、昼食と夕食の間の間食に、ミックスナッツや
     チーズを食べましょう。

    ・若い肌や髪をつくるためには、食べ方があります。まず野菜でデトックスして、体内をきれいにしてから
     栄養を入れましょう。

    肌や髪を若く保つには、緑の多い野菜をたくさん食べて、糖質を控える必要があるようです。
    野菜を最初に食べて、デトックスしてから栄養を入れるべきだそうです。
    そうすると、血糖値の急激な上昇を抑えてくれるそうです。
    ご飯は毎食、小さな茶碗1杯ぐらいにすべきだそうです。
    おやつには、アーモンド、くるみ、チーズ等を食べるといいそうです。菓子パンなどを食べると、
    体が糖化するそうです。

    NO.5で紹介した、若杉友子さんの、「長生きしたけりゃ肉は食べるな」の、一汁一菜にして、ご飯をしっかり食べなさいというのは、
    少数派ですね。
    糖質は控えるべきだという意見が多いですね。
    若杉友子さんは、肉は控えて、たまに魚を食べろと言っていましたが、
    たんぱく質と油もしっかりとるべきだという意見が多いですね。

    H.P作者は、間食に菓子パンやお菓子を食べるのはできるだけよして、ナッツやチーズを
    食べることにしようと思います。
    また、最初に野菜を食べてからおかずとご飯を食べるようにしようと思います。
    NO.12人は腸で若返る  藤田紘一郎  講談社+α文庫 




    健康寿命を伸ばすには、免疫力を高めることが
    必要とのことです。
    免疫力を高めるには、腸を元気にすることが大切だそうです。
    構成は下記のようになっています。
    第一章:進化医学からみた科学的若返り法
    第二章:体内の若さを守る腸内革命
    第三章:イメージする心で高まる免疫力
    第四章:ほどほど運動のすごい効力
    第五章:ほんとうにある長生きと若返りの水
    第六章:持続可能な恋の方法
    第七章:アンチエイジング科学のウソ・ホント

    内容の一部を紹介します。
    詳細は、本を読んでください。

    ・私たちの体を構成する細胞は1万年前と変わっていない。
     「清潔すぎる環境がアレルギー病」を誘導している。
     現代人は、ファストフードやコンビニ食といった便利で
     安価な餌で飼いならされた「家畜」のような存在になっている。

    ・機能的若返りのためには、適度な運動が有効。
     運動が不足すると、脳が現在は「冬」と判断して、代謝を低下させ、
     脂肪を蓄える。
     豆類、緑黄色野菜類、果物、肉や魚などのタンパク質を
     摂ることが必要。

    ・免疫力の70%は腸管の働きで決まる。
     免疫力を高めるには、腸内の善玉菌を増やす必要がある。
     そのためには、ヨーグルト等で乳酸菌を摂取する。
     オリゴ糖を食べる、漬物や味噌等の発酵食品を食べると良い。

    ・私たちの体細胞は、「解糖エンジン」と「ミトコンドリアエンジン」を
     使用する。50才を過ぎたら、「解糖エンジン」の使用を控えて、
     「ミトコンドリアエンジン」を中心にする必要がある。
     そのためには、50才を過ぎたら、炭水化物を控える必要がある。

    ・免疫力を高めるためには、NK細胞を活性化する必要がある。
     NK細胞はがん細胞を攻撃する。
     NK細胞を活性化するのは、「適度な運動」、「自然と触れ合う」、
     「生きいきとした生活」。

    ・ストレスが多い生活は、NK細胞を衰えさせる。
     笑うとNK細胞が活性化する。

    ・適度な運動は、善玉コレステロールを増やす。

    ・体にいい水が長寿のもとになる。
     体にいい水は、カルシウム、マグネシウムを多く含む硬水。

    ・過度のキレイ好きはセックスレスの原因になる。
     セックスを多くする人の方が、セックスレスの人より長生き。


    適度な運動が必要なのですね。ストレスをうまく発散させて、
    笑うことが大切のようです。
    腸内の善玉菌を増やすと、免疫力がUPするそうです。
    そのためには、発酵食品を多くとる必要があるそうです。
    ヨーグルト、チーズ、漬物、納豆、味噌汁、オリゴ糖などを
    たくさん食べましょう。
    あまり、環境をきれいにすると、免疫力が低下するそうです。
    カルシウム、マグネシウムを多く含む硬水を飲むようにしましょう。
    藤田さんは、50才を過ぎたら、炭水化物を摂るなと言ってます。
    HP作者は、ご飯を食べないと、便秘気味になります。
    昼食と夕食に、漬物と一緒に、一膳ぐらいはご飯を食べても
    いいと思います。

    小林一茶のことが紹介されています。
    一茶は52才で24才下の女性と結婚します。
    その次に24才下の女性と再婚し、その次に32才下の
    女性と再婚したそうです。
    「イカリソウ」とよばれるインヨウカクという薬草を煎じて
    飲んだそうです。
    すごい勃起効果があるそうです。
    その効果を日記に細かく記載したそうです。
    奥さんと、毎日3回、2週間連続でやったという記載が
    あるそうです。
    イカリソウって、そんなにすごいんですか?
    現代では、イカリソウを使ってる人の話は聞かないですよね。
    ED治療薬の無かった昔にも、勃起させるすごい薬草があったようです。


    NO.13本当は怖い「糖質制限」:岡本卓:祥伝社新書




    世の中に、糖質制限を礼賛する本がたくさんあります。
    糖質制限に異議をとなえる本を見つけたので、
    紹介します。


    構成は下記のようになってます。

    第一章:糖質制限はやめなさい
    第二章:肥満のメカニズム
    第三章:糖質制限が病気をつくる
    第四章:医師がすすめる正しいダイエット
    第五章:ダイエット効果を高める行動療法

    内容を一部だけ紹介します。
    詳細は本を読んでください。

    ・短期的なダイエットや血糖値の低下には糖質制限は有効だが、
     長期的な糖質制限は、安全性、有効性が十分に検討されてない。

    ・糖質制限をして、動物タンパク中心の食事をすると、死亡リスクが
     23%上昇する。

    ・糖質制限をすると、パンや穀物に含まれる食物繊維、ビタミンB1、
     葉酸、鉄などが不足するので、便秘になったり、手足がしびれたり、
     貧血になったりする。

    ・糖質制限食では、相対的にたんぱく質の摂取量が増加する。
     1日のたんぱく質摂取量が5g以上になると、たんぱく質に
     カルシウムが」結合し、腎臓からのカルシウム排泄量が増加する。
     また、たんぱく質の摂取量が増えると、硫酸とリン酸が増えるので、
     尿の酸化が進み、尿のカルシウム排泄量が増加し、骨からの
     カルシウムの放出が促進される。
     糖質制限食で高たんぱく質食の場合、やがて骨粗しょう症となり、
     かつ腎臓疾患が増えることが想定される。

    ・長期的に糖質を制限していると、心筋梗塞や脳卒中などの
     心血管病にかかるリスクが増加する。



    ダイエットできる、血糖値がさがるという事で、
    糖質制限食が流行しています。
    しかし短期的には効果があっても、長期的に続けることの
    安全性が確認されていないようです。
    極端な糖質制限、高たんぱく質食を続けていると、食物繊維、ビタミンB1、
    葉酸、鉄などが不足して、便秘になったり、手足がしびれたり、貧血に
    なったりするおそれがあるそうです。
    また、骨粗しょう症になったり、腎臓疾患になる可能性が増えるそうです。
    また、心血管病になるリスクが増加するそうです。

    極端な糖質制限、高たんぱく食はよくないようです。
    昼食、夕食にはご飯を一杯は食べましょう。玄米なら
    さらに良いようです。
    肉などのたんぱく質のとりすぎも良くないようです。

    岡本さんがすすめているのは、地中海食です。
    地中海食とは、穀類、豆、果物、野菜の摂取量が多く、
    食用油はオリーブオイルを使い、肉の摂取量が少なく、魚や
    赤ワインを適量にとる食事です。
    地中海食は、心血管病のリスクを下げ、骨骨粗しょう症を予防するそうです。

    オリーブオイルは、善玉コレステロールを減少させずに、
    悪玉コレステロールを減少させる、すぐれた油だそうです。
    オリーブオイルを積極的に摂取しましょう。
    たんぱく質、脂肪、炭水化物をバランス良くたべることが
    大切だという事ですね。
    極端な食事の健康法をそのまま鵜呑みにして実行するのは
    リスクが大きいと思います。

    この本は、糖質制限健康法に異論を唱える、貴重な本です。(H.P作者)

    NO.14免疫力をUPする方法:テレビ番組「みんなの家庭の医学」




    2016年2月16日に放送されたテレビ番組の「みんなの家庭の医学」で、
    免疫力をUPする方法が紹介されていました。
    参考になると思うので紹介します。


    1.昼食後2時間後に、20分間仰向けに寝て、腹式呼吸をする。

      昼食後2時間後には、小腸から免疫細胞がたくさん造られるそうです。
      仰向けに寝て腹式呼吸をすると、この免疫細胞が、リンパ管を通って
      全身に行くので、免疫力がUPするそうです。


    2. 41度のお風呂に15分間ぐらい入り、お湯につかる。

       41度のお風呂に15分間ぐらい入り、お湯につかると、
       体幹温度が1度UPするそうです。
       体幹温度が1度UPすると、免疫細胞がストレスを受けて
       活発になるそうです。
       それにより、免疫力がUPするそうです。
       湯船につかっている時に、顔から汗が噴き出れば、
       体幹温度が1度UPしているので、それを目安にするといいそうです。



    職場で働いている人は、昼食休憩で横になる場所がないと、1をするのは難しいですね。
    しかし、2は行えると思います。
    シャワーで済ませずに、ゆっくり湯船につかって、体幹温度をUPすると
    良いそうです。
    違うテレビ番組で、体幹温度が1度UPすると、血管をやわらかくするホルモンが出て、
    血管が柔らかくなり、体にいいという紹介がされていました。
    お風呂にゆっくり入って、リラックスするようにしましょう。