私は女の高校生、長谷川です。
クラスで孤立していて、友達もいない、ウザイ高校生活を送ってます。
高校生活って、本当に苦痛。
同じクラスで、友達がいない孤立している男のにな川と話をするようになりました。
この、にな川って男、おたくで覇気がなくって、グラビアアイドルのおりちゃんの
ファンなの。
おりちゃんの写真を集めたり、おりちゃんに会ったことも無いのに、情報を集めている。
にな川は言うの。
「おりちゃんの特技は、目玉焼きをきれいに食べることだ」
おりちゃんの世界に浸るな、逃げ込むな。
にな川を見ていたら、猛烈に背中を蹴りたくなった。
綿矢りさが19才の時に書いた、芥川賞受賞作です。
みずみずしい感性にあふれた、面白い小説です。
私の好きな、おすすめ本です。