脳を鍛える方法を教えてくれるおすすめ本

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  • 脳を鍛える方法を教えてくれるおすすめ本を紹介します
    年とともに、記憶力は落ち、脳は衰えてきますよね。
    脳を鍛える方法を教えてくれるおすすめ本を紹介していきます。




    NO.1脳の強化書  加藤俊徳  あさ出版     


    加藤俊徳さんは、医師で、株式会社「脳の学校」の代表です。
    MRI脳画像診断のスペシャリストです。
    1万人以上の脳画像を分析してきた方です。

    「脳の強化書」の内容の一部を紹介します。
    興味をもたれた方は、読んでみてください。

    脳は8つの番地に分けられるそうです。
    ①思考系脳番地   ②感情系脳番地  ③伝達系脳番地   ④理解系脳番地 
      ⑤運動系脳番地   ⑥聴覚系脳番地  ⑦視覚系脳番地   ⑧記憶系脳番地


    それぞれの脳番地別の脳の強化法が書いてあるので、内容を一部紹介します。

    ①思考系脳番地
    ・「1日の目標」を20文字以内でつくる
    ・身近な人の長所を3つあげる
    ・「絶対ノー残業デー」をつくる

    週に1日、絶対に残業しない日を決めて、それを実行します。
    このトレーニングの狙いは、仕事を強制的に終わらせる状況をつくることです。
    一番いけないのは、このような状況設定をしないまま、ダラダラと仕事を続けることです。



    ②感情系脳番地
    ・出かける前に「何があっても怒らない」と唱える
    ・「大好きなもの」を10日間絶つ
    ・新しい美容院を開拓する

    朝出かける前に「何があっても怒らない」と自分に言いきかせると、超前頭野に
    ひとつの「目的」を与えることになり、穏やかな状態で過ごすことができるようになります。

    タバコや酒や甘い物など、好きなものを10日間絶つ訓練です。
    このトレーニングのポイントは、感情系脳番地にちょっとした負荷を与えることです。



    ③伝達系脳番地
    ・創作料理をつくってみる
    ・相手の口癖を探しながら話を聞く
    ・カフェでお店の人に話しかけてみる

    創作料理で相手をもてなすために思いを巡らすことは、問題解決の手順を筋道立てて考えることなので、
    料理を作ることは論理的な思考を鍛える訓練にもなるのです。


    お店に人に注文を伝えるときに、「このコーヒーの産地はどこですか?」「おすすめは何ですか?」と
    話しかけましょう。
    見知らぬ人に話しかけるときは、相手のリアクションが読めませんし、性格や立場などその人の予備知識は
    全くありません。
    そのため、伝達系の脳番地がフル回転します。



    ④理解系脳番地
    ・10年前に読んだ本をもう一度読む
    ・電車内で見かけた人の心理状態を推測する
    ・おしゃれな人の服装をまねてみる

    昔読んだ本をもう一度手に取ってみてください。
    10年ぐらい前に読んだ本でいいです。
    どんなにしっかり読んだ本でも、過去に読んだときには気づかなかったことや、
    長い時間を経て忘れていたことが必ず見つかるはずです。
    脳自体が成長しているので、2度目に読む時には以前とは異なる脳番地を使って
    その本を読んでいるのです。


    電車の中で、人間観察をしましょう。
    ブスッとした顔で坐っているスーツ姿の男性を見れば、「あの人は会社で何か嫌なことがあったのかな」と
    想像できますし、大きなスーツケースを持った外国人を見かけたら、
    「この人は日本語があまり話せないみたいだ。不安そうだな」と思うでしょう。
    このように人の表情を読む訓練は、理解系脳番地を刺激します。



    ⑤運動系脳番地
    ・カラオケを「振り」つきで歌う
    ・歌を歌いながら料理をつくる
    ・階段を1段とばしで下りてみる

    運動系脳番地のトレーニングにおいて大事なのは、楽しみながら体を動かすということです。
    おすすめは、カラオケを「振り」つきで歌うことです。


    料理も五感をフルに使いますから、広い意味での運動です。
    運動系脳番地では、調理の最中も、次に何をすればいいのかが素早く計画されています。
    これに「歌を歌う」というアクションを付け加えることで、運動系脳番地に一定の負荷がかかります。



    ⑥聴覚系脳番地
    ・ラジオを聴きながら寝る
    ・ニュースを見ながらアナウンサーの言葉を繰り返す
    ・遠くのテーブルの会話に耳をすませる

    寝ている時は、意識は聴覚に集中しています。寝ている時にラジオを聴くことで、聴覚系脳番地が
    鍛えられます。

    ニュースを見ながら、アナウンサーの発言を正確にリピートすることは、聴覚系脳番地を刺激することに
    なります。
    この作業を何度も繰り返していると、やがて「聴いた内容を正確に覚える」という行為が脳の中で習慣化
    されていきます。



    ⑦視覚系脳番地
    ・電車の中から外の看板を見ながら数字の「5」を探す
    ・鏡を見ながら、毎日10種類以上の表情をつくってみる
    ・街ですれ違う人の背景を推測してみる


    電車に乗って窓の外を見る時に、「黄色い看板を探そう」「看板の中から数字の5を見つけよう」というように
    、何らかのテーマを設定してください。
    特定の文字を探そうとすることで、視覚系脳番地の機能が強化されます。


    街中ですれ違う人がどんな人なのかを考えながら彼(彼女)を観察することは、視覚系脳番地のテレーニングになります。
    顔立ちや雰囲気、服装などから「この人はやさしそうな人だ」などと想像するしかないです。
    このように積極的に相手の特徴をつかもうという努力こそが、視覚系脳番地を鍛えることにつながるのです。



    ⑧記憶系脳番地
    ・1日20分の「暗記タイム」をつくる
    ・洋楽の歌詞を聴いて口ずさんでみる
    ・ガイドブックをもたずに旅行に行く


    脳はデッドラインを明確にすると、それまでに何とか作業を終わらせようとする傾向があります。
    毎日決まった時間を確保して、その間に集中して何かを覚えるようにしてください。
    散歩の時間や通勤時間等に覚えるようにしてください。


    英語を使った脳番地トレーニングでは、「洋楽」の歌詞を覚えることがおすすめです。
    音楽の歌詞は文章とは違い、言葉がメロディに乗っている分、覚えるのも楽です。
    耳で聴いて覚えたものを声に出すと、今度は口(音)から覚える形になり、これを繰り返すことで
    記憶をさらに強化できます。



    大切なのは、トレーニングの内容に自分流の工夫を加えることだそうです。
    あなた自身が新しいトレーニングをつくることも大切だそうです。

    脳を強くするうえで重要なのは、価値観が大きく変わるような体験をすることも
    重要だそうです。脳が心地良い衝撃を受け、その結果「潜在能力」が引き出されるそうです。





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