勝負に勝つヒントをくれるおすすめ本

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  • 勝負に勝つヒントをくれるおすすめ本を紹介します 勝負にかちたいと思っても、簡単には勝てませんよね。
    日頃の鍛錬、精神力等の総合的な力が無いとかてません。

    人生も、長い勝負です。
    皆、勝利を目指して戦っていますが、なかなかうまくいきません。

    格闘家や将棋の棋士等の書いた本から
    勝負に勝つために必要なのは何かを探りたいと思います。





    NO.1心との戦い方 ヒクソン・グレイシー  新潮社     


    無敗の格闘家のヒクソン・グレイシーの本です。
    ヒクソンの言葉を、少しだけ、下記に紹介します。

    スポーツには身体性が重要だが、トップレベルの選手になるには
    それだけでは不十分だと、ヒクソンは言います。
    心の力が重要だそうです。
    「感情をコントロールする力」と「プレッシャーに打ち勝つ力」が
    重要だそうです。

    人間が狭くて暑苦しいところに閉じ込められた場合を考えます。
    Aという人間は、「こんなに狭くて暑苦しいところは初めてだ。
    ずっといたら、窒息してしまう」と考えたとしたら、その考えに凝り固まって
    思考停止に陥ってします。その先に待っているのは、パニックだろう。

    Bという人間はこう考えた。
    「確かに、ここは狭くて暑苦しい。でも、落ち着いてゆっくり呼吸したら
    何とか生き延びることはできそうだ」
    そして「俺は絶対にあきらめないぞ。粘って粘って、何とか生き延びるんだ、
    時間を稼いで救援を待つか、自分で逃げ出す方法を見つけよう」と自らを励まし続ける。
    このように考え、このように行動することで、彼が生き延びるチャンスは格段に高まるはずだ。

    何かの問題に直面した場合に、「必ず解決できるはずだ」と信じて死力を尽くしたとしたら、
    極めて困難な問題でも、それは解決可能かもしれない。

    ヒクソンは、自分の恐怖心に打ち勝つ練習として、11才ぐらいの時に、兄に頼んで
    自分の身長より長いカーペットで体をぐるぐる巻きにして、10分後にほどいてもらう事を何回もやったそうです。
    呼吸ができず、窒息死するのではないかという恐怖を克服するための練習だったそうです。

    怒りの気持ちを統御するのも大切だそうです。
    怒って戦えば、普段の力を全然発揮できないそうです。

    ヒクソンはグレイシー柔術の技術体系を学ぶことだけに満足せず、
    自分なりの技やポジション、ノウハウを加えて、「ヒクソン・グレイシー柔術」とでも
    呼べるものを創りあげたそうです。
    ディテールにこだわり、最高のものを目指す完璧主義でなければ、超一流にはなれないそうです。

    試験を前にして受験生が気にすべきなのは、きちんと準備をしたかどうか、ただそれだけである。
    自分のベストを尽くして準備した。
    それでも、試験当日に体調を崩したり、何かのアクシデントで力を出せないことがある。
    それはもう受験生の責任ではない。そう腹をくくっておけばいい。

    世の中には、他人の思惑を気にして生きる人がいる。
    しかし、それは間違っていると思う。
    なぜなら、それは自分の体を使ってはいるが、自分の人生を生きていないからだ。
    一度きりの人生なのだから、素直になって、自分が幸福になるために生きるべきだ。

    試合前、私はいつも神に祈った。
    しかし、それは勝利を願うのではなく、グレイシー一族を代表してその場にいられる
    ことを、神に感謝するという意味合いが強かった。
    そして同時に、試合の結果を神に委ねることを誓った。


    何かをする上で良い結果を出そうと思えば、まずポジティブな考え方をすることだ。
    自分の頭の中にポジティブな種をまくことだ。
    そのためには、自分自身を信じ、強い心をもたなければならない。
    そして、ポジティブな考え方をして、ベストを尽くした上で、結果がどうなるかについては、
    神様に任せるしかない。


    テクニックや鍛錬も必要ですが、やはり「心の力」が大切なのですね。
    もちろん、その道を究めようとする日々の努力は大切ですが、
    困難な状況になった時にあきらめない心が大切なんですね。

    「感情をコントロールする力」と「プレッシャーに打ち勝つ力」ですね、大切なのは。
    怒りを感じて、怒りまくっているようでは、勝負に勝てませんね。
    そして、恐怖に打ち勝ち、パニックにならない心が大切なのですね。

    自分自身を信じ、強い心をもつのですね。
    そして、ポジティブな考え方をして、ベストを尽くした上で、結果がどうなるかについては、
    神様に任せるしかないのですね。

    ヒクソンは、船木誠勝をサムライとたたえています。
    船木との試合で、船木のパンチを受けて、左の眼窩低を骨折して、
    しばらく両目が全く見えなくなったそうです。
    このまま船木に負けるのか、ひょっとしたら殺されるのか、という考えが頭をよぎったそうです。
    それでもギブアップすることは考えなかったそうです。
    パニックにもならず、冷静さを保っていたそうです。
    しばらくして右目が見えるようになり、攻撃に転じて、チョークスリーパーで勝てたそうです。
    チョークスリーパーをかけても、ギブアップするそぶりさえみせなかった船木のことをたたえています。
    彼は、真の戦士だったとヒクソンは言っています。(H.P作者)




    NO.2才能とは続けられること 羽生善治 PHP 
    将棋が圧倒的に強い、将棋のプロの羽生義治さんが、
    将棋との出会いや強くなるために積み上げて
    いった事について、書いてます。
    内容の一部を紹介します。

    羽生さんが将棋と出会ったのは、小学校一年生だったそうです。
    羽生さんが将棋に魅かれたのは、勝負の結果がはっきり出ることと、
    いくらやっても将棋のコツがつかめないことだそうです。

    小学校五年生で、二上達也九段のところに入門します。
    師匠から教わることはなく、
    「自分の力で強くならなければいけない」ということを
    学んだそうです。
    時間がかかっても自分の方法論を見つけることが大事。

    プロ棋士たちの実力というのは、じつはあまり差がなくて、
    いつもギリギリのところで戦っています。
    では勝敗を決める差は何かといえば、
    精神力が大きいのではないかと思います。
    重要な局面になればなるほど、精神力が勝敗を左右する。
    不利な局面でも、相手の棋風や出方を考えることよりも、
    冷静に、そして自分のペースを守ることのほうに神経を集中させます。

    たとえ不利な局面でも、あまり落胆せずに淡々と指していく。
    ここが勝負のツボをみいだすポイントで、逆転に必要な直感やひらめきを
    導き出す道筋となるのではないかと思っています。

    私は、勝敗には、直観力も関係するような気がしています。
    終盤、持ち時間が秒読みになると、どうなるかわからない場面で
    勝負しなければいけないという状況が出てきます。

    いいのか悪いのかがわからない局面で、即時に決断をして駒を指すので、
    指先にその人の考え方や発想がすべて現れると私は思っています。
    情報化された現在の将棋界では、知識はみな共通していますが、
    ここから何を切り取って何を選ぶかの直観力、ここに個性が出るんですね。
    結局、終盤のところではプロでもわからない。
    そのわからないところで、一手一手を直感で決断していくわけです。

    将棋は、勝負どころで、いかに集中力を発揮できるかが重要です。
    その集中をたとえると、海の中に潜っていくような、
    少しずつ少しずつ、深いところへ潜水していくような感覚です。

    将棋に限らず、勉強でもスポーツでも仕事でも、
    大切なことは「継続すること」だと思っています。
    奨励会の若い人たちの対局を見ていて、
    ある場面でパットひらめく人はたくさんいます。
    ですが、そういう人よりも、あまりシャープさは感じられないけれども、
    難しい場面に直面した時に、何時間も考え続けることができる、
    あるいは同じスタンスで将棋に取り組んでいける人の方が
    結果として上にあがっていく印象があります。
    地道に、着実に、一歩一歩進み続けることができるということが
    一番大切なことであり、なによりの才能ではないかと思うのです。


    世の中の動きと同じように、将棋の世界もめまぐるしく変り、
    新しい戦法が出てきています。
    ですから私は、ミスをするかもしれないけれど、ときには思い切って
    冒険的なことをすることもあります。
    勝負ということでいえば、セオリー通りに手堅くやったほうが、
    勝率はずっといいはずです。
    ただ、今日勝つ確率が一番高いやり方は、十年後には一番リスクが
    高くなるといえるでしょう。
    時代にとり残され、進歩していないことになってしまうからです。
    つまり、常に手堅くやり続けるのは、長い目で見たら一番駄目なやりかただと、
    私は思っています。



    時間がかかっても自分の方法論を見つける。
    ヒクソン・グレーシーと同じく、
    羽生さんも精神力が大切と言っています。
    不利な局面でも、冷静に自分のペースを守る。
    自分の心をコントロールすることが大切ですね。
    直観力を鍛える。
    答えのわからない場面では、直感を信じる。
    同じスタンスで、仕事を継続できる力も大切です。
    地道に、着実に、一歩一歩進み続けることができるということが
    一番大切なことであり、なによりの才能だそうです。

    手堅くやり続けるのは、長い目でみたら、一番駄目なやりかただそうです。
    変化することを恐れない。
    リスクをとって勝負することが大切ですね。
    以上が、勝負に勝ち続けるつぼのようです。

    すぐかっとなって、感情に流されるというような人は、
    勝負師とは言えないですね。
    やることにムラがあるのも駄目ですね。
    自分を信じて、コツコツと続ける人が、真の勝負師です。


    NO.3勝負論 ウメハラの流儀  梅原大吾  小学館新書   


    日本人で唯一人のプロゲーマーの梅原大吾さんが書いた
    勝負についてのこの本は、多くのヒントに満ちています。
    学生や働き始めたばかりの若者に是非読んでもらいたいです。


    梅原大吾さんは、小さいころからストリートファイターを始めとする
    ゲームが得意でした。
    15才で日本のゲーム大会で優勝し、17才で、世界大会で優勝しました。
    23才でゲームの世界を諦め、麻雀に転向しますが、麻雀プロになるのをよして、
    26才で老人介護施設で介護士として働きます。
    27才でゲームの世界に復帰してからは、勝ち続け、プロゲーマーになりました。
    今「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」としてギネスブックに
    載っています。


    「勝負論」の構成は、下記のようになっています。
    第1章:なぜ勝ち続けることが大切なのか
    第2章:勝ち続ける自分を設定する
    第3章:勝ち続ける基礎を固める
    第4章:勝ち続ける知識と思考
    第5章:勝ち続けるメンタルの構築法

    内容の概略を紹介します。
    是非、本を読んでみてください。

    ・僕が常に目を切らさないようにしているのは、自分自身の成長である。
     だから、僕が言う「勝ち続ける」とは、決して表面上の連勝ではない。
     あるゲームに負け、反省をし、自分の中に良い変化、つまり成長があれば、
     それは勝ち続けられている状態にある。

    ・ある勝負をする。もちろん勝ちを目指すけれど、その時点でやるべきことをできていれば、
     結果は問わない。すると勝手も負けても必ず得るものがある。成長できる。
     成長できることは、人生の楽しみであい、幸せそのものである。
     そしてより努力ができて、結果として勝負にも強くなってしまう。
     本当は勝負の結果ではなく、成長を実感していることが大切だったのだ。

    ・あれがダメだから、これが気になるから、とりあえず何もしないというのは、
     一見クレバーなようでいて、実は自分の可能性を大きく削いでいる事実に
     早く気づいてほしいと思う。
     未完成な自分を抱えたまま、走ってしまってかまわない。

    ・何をどう頑張るかを考えるのは、本当は楽しい。
     楽しくないなら、楽しいことを見つければいい。
     方法も自由だ。間違おうと回り道しようと、一切構わないのだ。

    ・僕の感じた思いを素直に述べると、外形的なものにこだわって生きて
     いる人ほど、やがて行き詰っている。
     世間体を気にして就いた職業、収入だけを目的に選んだ仕事は、結局どんなに
     成功しようと、僕には楽しそうには見えない。

    ・どんな分野、どんな種目であろうと、その時の自分が心から取り組みたいと願い、
     思考を重ねて成長しようとしてきたのであれば、勝ち負けという意味では恵まれなくても、
     運が向かなくて結果を残せなくても、必ずその後に結びつく何かを得ているといえる。
     
    ・幸せは、基本的に自分の内側から作りだすものだ。そして、自分だけは絶対にだませない。
     どんなに勝っても自分が不幸を感じるなら、結局それは負けなのだ。

    ・後から振り返った時、なんと情けないプレーをしてしまったのか、これではまるでダメだというような
     後悔をしたくない。そのことだけを今は心がけている。
     後悔さえしなければ、たとえうまくいかなくとも、必ず次のステップに進むことができる。
     だから自分が何をするかは、必ず自分で決める。
     人が決めたことなら、絶対に後悔するだろう。
    ・基礎を正確に習得し、結果としてまったく意識することなく基礎的なことを
     出せるようにならなければ、その先の個性は発揮されないし、能力や才能が開花することもない。

    ・セオリーや常識にいちいちつっかかり、いちゃもんをつけ続ける。
     人から「これがセオリーだ」と言われようと、自分が体感的に納得できるまで
     検証や試行をやめられないのだ。

    ・あるプレーができなければ、複雑に組み合わさっているそのプレーを、一つ一つの
     プロセスに分解する。
     そしてどのポイントで自分がつまずくのかがわかるようになれば、そこを反復して、
     重点的に練習する。

    ・「正確さ」「速さ」「力を使わない」を同時に追求する。

    ・もっともよくないのは、本当はわかっていないのにわかったふりをする事だ。
     そうすることで自分の思考が阻害され、知識が入らなくなり、成長が止まってしまう。
     恥をかかないように借りもので取り繕う。その結果、ますます物事を
     理解できなくなってしまうという悪循環なのだ。
     そんな人が新しい価値を生むことは絶対に不可能だ。

    ・大切なのは、自分だけのオリジナルの知識。
     他人に見えにくい、見ただけでは盗めない知識。
     自分の体験からしか学べない知識だ。
     大切なのは、自分だけのオリジナルの知識を集めること。
     そのもとになるのは、ここまで述べてきたような深い思考と
     「変化を続ける」ということである。

    ・ひとつの知識、情報あるいは特技に固執し続けるのは、成長を拒否し、
     勝ち続けるのを放棄しているに等しい。

    ・僕は簡単に追いつくということに強い不安と危険を感じてしまう。
     自分で悩まず、痛い目にも遭わずにその情報をもらうと、結局自分で
     一から考えるところに戻る力が弱くなるのではないかという恐怖感だ。

    ・成長とは、好きでいるためにどういう工夫をするかである。
     好きで居続ければ、勝手に成長していく。
     自分の成長だけを見ていないとかえって成長できない。
     周りのペースに合わせようとすると、かえって先に進めない。
     周りの目、外的な評価の基準、人との競争は、自分の中から
     捨て去ったほうがいい。

    ・安心感や充実感は、ずっと成長し続けていることだけによって得られる。
     今成長し続けていれば、きっとこの先だって大丈夫だ。
     そしてそう思えることそのものが幸せのかたちだと思う。


    勝負について書いて有るこの本は、多くのヒントに満ちています。
    学生や働き始めたばかりの若者に是非読んでもらいたいです。

    定石やセオリーを疑い、自分なりに追求してください。

    僕が常に目を切らさないようにしているのは、自分自身の成長である。
    だから、僕が言う「勝ち続ける」とは、決して表面上の連勝ではない。
    あるゲームに負け、反省をし、自分の中に良い変化、つまり成長があれば、
    それは勝ち続けられている状態にある。

    基礎を正確に習得し、結果としてまったく意識することなく基礎的なことを
    出せるようにならなければ、その先の個性は発揮されないし、能力や才能が開花することもない。

    成長とは、好きでいるためにどういう工夫をするかである。
    好きで居続ければ、勝手に成長していく。
    自分の成長だけを見ていないとかえって成長できない。
    周りのペースに合わせようとすると、かえって先に進めない。
    周りの目、外的な評価の基準、人との競争は、自分の中から
    捨て去ったほうがいい。

    梅原大吾さんが書いた勝負に関するこの本は、若い人に、
    仕事や人生についても、大きなヒントをくれる本だと思います。(H.P作者)



    NO.4敗れざる棋士たち 高雄紳路十段 NHK囲碁講座テキスト2014年11月号 
    囲碁の高尾紳路十段が、インタビューに答えて、自分のことを語っています。

    高尾紳路十段は、20才の頃から、山下敬吾、羽根直樹、張うらとともに
    若手4天王と呼ばれ、注目されました。

    山下が碁聖位を獲得し、羽根が名人リーグに入り、張うが本因坊リーグに入った。
    まもなく、羽根が天元のタイトルをとり、張うが本因坊のタイトルをとった。

    高尾は、この頃、タイトル戦出場はおろか、リーグ戦にすら入っていない状況だった。
    正直、取り残されたという思いが強かったそうです。

    高尾は、20才を越えたころから成績が伸びなくなった。
    「なぜ自分だけ結果が出ないのか」と、本当に悩んだそうです。
    師匠の藤沢秀行からは「勉強を続けていればいつか必ず結果は付いてくる」と言われ、
    勉強は続けていたが、焦りみたいなものは生まれたそうです。

    いろいろと勉強法や生活を変えて、試行錯誤をし、他の世界からも何かヒントを
    得たいと思って本を読んでみたり、ジムに通って体を鍛えてみたりもしたそうですが、しかし
    結果は出なかった。「これに勝てばリーグ入り」という碁で5連敗したそうです。

    最後にたどり着いたのは「とにかく勉強していれば、いずれ何かいいことがあるのではないか」と
    いうことだったそうです。
    あれこれ考えたり悩んだからといって結果がすぐに出るわけではないのだから、もう最後は
    「自分を信じて勉強を続けるしかない」ということですね。
    しかし同時に「このまま並の棋士で終わってしまうのではないか」という恐れに似た気持ちが
    あったことも事実だそうです。

    高尾は、2004年に本因坊リーグ入りをはたします。
    「とりあえずはリーグ残留」と思って、リーグ戦を戦ったところ、6勝1敗で挑戦者になります。
    この時の本因坊は、張うで、無敵といっていい状態で勝ちまくっていました。
    勝算はなかったが、「何とか一つくらい勝てないか」と思い
    「とにかくがむしゃらに打とう」という気持ちで戦ったら、1局目を勝ち、「ではもう1局何とか」
    と、そういう気持ちで一つずつ積み重ねていったら、4勝1敗でタイトルを奪取したそうです。
    最終局は半目勝ちで、運が良かったと高尾さんは言っています。

    その後は、高尾9段の躍進が続きます。
    名人位も獲得します。


    努力しても結果が出ないと、焦るし、不安になりますよね。
    高尾9段が最後にたどり着いたのは「とにかく勉強していれば、
    いずれ何かいいことがあるのではないか」ということだったそうです。
    あれこれ考えたり悩んでもすぐ結果が出るわけではないのだから、最後は
    「自分を信じて勉強を続けるしかない」ということだそうです。

    でもそうしていても結果が伴わないことはありますよね。
    高尾9段は結果が出たからいいですけど。
    その打ち込んでいることが本当に好きで興味がもてることかどうか、
    というのも重要な事ではないでしょうか。
    本当に好きで、興味がもてることなら、結果がなかなか出なくても、
    努力を続けることができるでしょうから。
    時を忘れて努力している、という状態になれば、上達して、結果も出ると思いますが。

    でも、やはり、才能の違いというものは有ると思います。
    自分の才能を冷静に判断することも必要でしょうね。
    作家の伊集院静は、才能を発揮できる、できないは、最後は
    持って生まれた星の違いだというような事を言っていましたが。
    しかし、いい星のもとに生まれていなくても、この世でなかなか結果が出ないものに、
    好きで興味を持てるので、努力を続けていれば、この世では結果を出せなくても、
    生まれ変わった来世では、結果を出せる星のもとに生まれることになるのではないのでしょうか。

    女性の方で、自分が好きで興味がもてることは、前世でもそれに打ち込んでいたことで、
    GIFTが有るから、それを努力して続けていれば、成功すると言っていた人がいました。(H.P作者)