君が男の子で、テニス靴をはいて、走りまわったり、木のあいだで
ブランコしたり、夜になると外に行って星をながめたり、
火星や宇宙の事を想ったり
町の図書館で恐竜やタイムマシンのことを読んだりする人だったら、
この本を好きになると思う。
女の人でも、少女漫画家の萩尾望都さんは、この小説の大ファンです。
宇宙や宇宙船やタイムマシンや恐竜や宇宙旅行がでてきます。
幻想のSF作家のレイ・ブラッドベリのSF短編集です。
宇宙や宇宙船にあこがれ、想いをはせた、レイ・ブラッドベリの
幻想の世界がつまっている小説です。
SFが好きで、幻想的な物語が好きな人なら、気に入ってくれると
思います。
意外な展開に驚く話もあります。
少女漫画家の萩尾望都さんが、レイ・ブラッドベリのファンで、
「10月はたそがれの国」、「ウは宇宙船のウ」と読んで、
「スは宇宙のス」を書店で見た時、この書店の「スは宇宙のス」を、全巻、買い占めたいと
思ったと、言っていました。それぐらい波長の合う作家だったようです。