「路調・同人集」2004年12月号推薦

 

川柳研究社
西来 みわ推薦
ローセキの樂書き路地を路地にする
堀井  勉
養殖の貌があふれる若い街
吉澤 和子
日本川柳ペンクラブ
須田 尚美推薦
紛れなく期するものあり花を買う
岩渕 不弁
秋の駅風は他人のまま別れ
渡部トミ子
川柳路吟社
岩淵 黙人推薦
テロの血に慣れた夕餉の笑い声
高橋里江子
落陽へ書くピリオドのない手紙
渡部トミ子
   
川柳路吟社
岩渕 不弁推薦
空っぽになる時がない予定表
堀井  勉
自画像の修正に凝る化粧筆
妹尾 安子
川柳路吟社
前橋多鶴子推薦
テロの血に慣れた夕餉の笑い声
高橋里江子
ぶつかるとまだ響き合う欠け茶碗
瀧  正治
川柳路吟社
金子美知子推薦
週末は半狂乱の陸と海
高橋里江子
切れそうでつながる妻の糸電話
松方 尚義