「路調・同人集」2005年9月号推薦

 

川柳研究社
西来 みわ推薦
ロボットが人の出口にしゃがみ込む
阿部闘句郎
宿題を拾って帰る旅カバン
内平登代子
日本川柳ペンクラブ
須田 尚美推薦
見境もなく追い詰める蜃気楼
川瀬 渡風
完璧なシナリオピンホールが嗤う
藤原 和美
川柳路吟社
高橋里江子推薦
跳びはねる日々に飽きてた蛙の死
木村 紀夫
近道を覚え地球を狭くする
岩本 和夫
   
川柳路吟社
内平登代子推薦
届かない位置で講座を聞いている
中野沙千古
朝の扉は自分で開ける無心の日
飯田サイコ
川柳路吟社
瀧  正治推薦
芯にキズある鉛筆だ折れやすい
木村 紀夫
近道をやんわり諭す万歩計
岩本 和夫
川柳路吟社
金子美知子推薦
竹の花咲いて終着駅飾る
瀧  正治
疎開から戻り佇む焼野原
中谷 幹夫