「路調・同人集」2006年12月号推薦

 

川柳研究社
西来 みわ推薦
貰い風呂昔の星は光ってた
荒巻 重義
来年も歩く扁平足を拭く
岩淵 黙人
日本川柳ペンクラブ
須田 尚美推薦
飯粒がぽろりぽろりと逃げて秋
伊藤 我流
燃え尽きる拳はきっと七彩に
佐々木彩乃
川柳路吟社
後藤 洋子推薦
燃え尽きる拳はきっと七彩に
佐々木彩乃
臍の緒につながっている国訛り
中野沙千古
   
川柳路吟社
松方 尚義推薦
引き摺った昭和のゴムがまだ伸びる
小泉 正巳
黄落期見てはいけない物を見る
高橋里江子
川柳路吟社
江澤多香子推薦
聴く耳をもつから人にダマされる
木村 紀夫
いい灰になるため笑顔絶やさない
瀧  正治
川柳路吟社
金子美知子推薦
石けりの路地を沸かせた子の天下
松方 尚義
疎まれぬ距離を知ってる対湯呑
岩淵 黙人