「路調・同人集」2013年9月号推薦
川柳研究社 |
西來 みわ推薦 |
埋み火のタネが尽きない終戦日 |
高橋里江子 |
満ち足りたいのちと風の立ち話 |
二宮 茂男 |
|
|
川柳路吟社 |
加藤 佳子推薦 |
茫洋を盛る一皿を探す日日 |
内平登代子 |
子を叱る 自分の影を叱るよう |
瀧 正治 |
|
|
川柳路吟社 |
角田 誠推薦 |
半分の不満が明日の糧になる |
飯田サイコ |
或る日ふと芽が出た父母のこぼれ種 |
内平登代子 |
川柳路吟社 |
二宮 茂男推薦 |
有終の美ですマンガが過熱する |
伊藤 我流 |
荷を捨てる日暮れの駅へ着くまでに |
富岡 桂子 |
|
|
川柳路吟社 |
伊藤 我流推薦 |
絵に描いた餅が少しずつ縮む |
佐々木彩乃 |
腹ぺこの子らにトマトが赤過ぎる |
高橋里江子 |
|
|
川柳路吟社 |
金子美知子推薦 |
延ばせない母の余白に砂時計 |
浅岡 水城 |
腕白が奈落の底を這い上がる |
阿部 文彦 |