「路調・同人集」2014年6月号推薦

 

川柳研究社
西來 みわ推薦
桃さくら バスはそのうち来るだろう
内平登代子
歩道橋町を見つめるランドセル
酒井 利明
 
川柳路吟社
高橋里江子推薦
酌をするたびに未来が寒くなる
角田  誠
桃さくら バスはそのうち来るだろう
内平登代子
 
川柳路吟社
伊藤 我流推薦
詩人なら着こなすはずの風の彩
高橋里江子
胡蝶蘭ゆっくり微熱から覚める
平沢やす子
 
川柳路吟社
渡部トミ子推薦
一歩ずつ自我を落として道ひらく
小安 湖雪
埒もない拘泥り屑籠が重い
富岡 桂子
 
川柳路吟社
加藤ゆみ子推薦
はぐれたらはぐれたでいい千切れ雲
伊藤 我流
住みにくい海になったと深海魚
堀井 克子
 
川柳路吟社
金子美知子推薦
ハモニカを持つとふるさと吹いている
平沢やす子
いじめ合う世界で消えた青い鳥
堀井 克子