「でも・・・・・けど・・・・・独占したかったんだもの。
こんな凄い女、俺が、俺だけが、独占したかった。
俺の女だ、これは俺だけのもんだ、
そうしておきたかった。
それが惚れたってことなら・・・・・俺、灯ちゃんに、
惚れて、惚れて、
もうどうしようもなくなっちゃったんです。」
−<チグリスとユーフラテス>− 2002/6/1
「愛っていうのはとんでもないもので、
与えるにせよ奪うにせよ、
とにかく惜しみなく、
ありったけのものを与えたり
奪ったりしちゃうんだよね。
愛してるって言ったら最後、
言った側の人間は、
言われた側の人間が、
どこまでも自分の陣地に進入してくるのを
認めるしかないんだし・・・・・逆も、あり、なの。」
−<緑幻想>− 2001/8/26
「あなたが優しくしてくれる度に、
あたしがどれ程切なくなるか知らないで。
−いや、案外、知ってるのかも知れない。
もし、知ってて、それでもなお優しいなら−
本当に、あなたって、あなたって・・・・・・。」
−<いつか猫になる日まで>−2001/8/19
「女の子はいつも男の子の前を走る。
一所懸命。
おいかけられて、いつかつかまるその日まで。
走りながら何度も思うの。
早くつかまえて、あたしを。
でも、決して止まったりしない。
男の子が女の子をつかまえなきゃいけないの。
つかまってあげたんじゃ、駄目。」
−<ネプチューン>− 2001/8/19
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