「いっぱい」の生い立ち
平成14年の春の事でした。
横浜市ひかりが丘地域ケアプラザに「障がい児を連れた」、母子が「この子がいたら生きていけません。」と相談に来ました。内容は「養護学校が終わった後の母親が務めから帰って来るまでの時間を、預かってくれる場所が無いとの事でした。調べましたら、学童保育所は「障がいの有る子供も預かってください。」という事になっていましたが、中々、人員と経費の問題で受けて貰えないのが現状でした。
そんな時、横浜市が「障がい児支援事業」を提案し各区に一つずつ、「障がいの有る子供達」を預かってくれる事業所の募集があり仲間達が集まってくれました。メンバーは「ケアサポート野の花」・「障害者地域活動ホーム あさひ」・「 障害者地域活動ホーム
ふたまたがわ」・「(福)偕恵園 偕恵学園」・「(福)くるみ会 くるみ学園」・「(福)白根会 白根学園 児童寮」・「県立三ツ境養護学校」・「県立瀬谷養護学校」・「(福)旭区社会福祉協議会」・「旭福祉保健センターサービス課」・「横浜西部児童相談所」・「西部地域療育センター」そして、「(福)アドベンチスト福祉会」が中心となり運営していく事で会が発足し「障がい児支援事業」にエントリーする事になりました。
第一回目の話し合いの中で、委員から「会の名前を付けなければいけないネ」、・・・「それにしても「いいメンバーがいっぱい集まったもんだ!!」・・・・「それだ、いっぱいという名前にしょう」という事で、委員達の「子供に障がいが有ると分った時、旭区に行こう、そこには、優しい人達がいっぱい居るから」という願いを込めて「あさひ学齢障がい児地域生活サポート会いっぱい」という長い名前のグループが出来ました。
横浜市の事業には落選しましたが、「落ちても絶対やろうネ」という会の決定通り、東希望が丘に拠点を置き事業がスタートいたしました。
事業資金を援助して下さった、旭区・旭区社会福祉協議会、そして運営資金を提供して下さった、アドベンチスト福祉会様には「感謝」に堪えません。仲間の方達には何時も、支えられ、元気を戴きました。何より職員の皆様の献身的な働きは、後に日本中に広がる「放課後等ディサービス」に繋がる大きな起爆剤となりました。
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