EU縦断ドライブ旅行記(2003年7月24日〜8月2日)
7日目(7月30日)
朝7:00に起床。今日もまたいい天気だ。
昨日お買い物をしてないので、店の開く9:00ちょっと前くらいにチェックアウトすることにして、
ゆっくり朝食をとることにした。
今回は、まあまあの品数で、卵料理を太ったお姉さんが作ってくれている。
オムレツを3つ作ってもらったが、ちょっと硬すぎるんじゃあ・・・
チェックアウトして、近くにあるきれいな湖を散歩し、お買い物をして、
今日はオーストリアをチラッとかすめてスイスに入り、リヒテンシュタインを見て
ヨーロッパ最終宿泊地のチューリッヒまで行く予定。
途中のルツェルンは残念だけど時間に余裕を持たせるため省略することにした。
まずは、オーストリアのブレゲンツ(Bregenz)を目指す。

ロマンチック街道と同じようにのどかな風景が続く一般道を行く。
今日もまた天気いいので、気持ちのいいドライブだ。
一般道で100km/hが制限だが、市街地に入ると30km/h制限になる。
とたんに皆さん減速。町中に速度表示機があるところもあった。
こういうところ、きちっとしてる。
ところどころの町では、大型スーパーマーケットがあるところもある。
下着の替えがなくなっていたので、よってみる。
私のサイズは日本ではLだが、こっちだとSぐらいだな。Lだと超でかい。
外国のスーパーって、その土地の生活用品とかが見れて面白い。
どこでもコーヒーが美味しかったので、コーヒーも買ってみた。
ドイツとオーストリアの国境近くの町、リンダウで超大型スーバーがあったので
また、寄ってみた。運良く無料の駐車場にとめらることができた。
いろいろ見て、昼食のパンを買って車で食べることにした。
娘はえらく気に入った様子で、「安い!安い!」と洋服などを買っていた。
大型スーパーを出て、ガソリンスタンドで道を聞くため給油。
ブレゲンツの方向は簡単にわかった。
進んでいくと、国境らしい国境も無くオーストリアに入った。
そういえば、フランス−ベルギー−ルクセンブルグ−ドイツと国境を越えたはずなのに
その記憶もないな。
オーストリアに入ったとたんにガソリンの値段が0.1ユーロくらい安くなった。
ドイツでガソリンを入れて失敗したぜ!
とにかくブレゲンツについたが、なにかを見る計画も無いので、駅で記念に絵葉書を買った。
次はリヒテンシュタインの首都ファドゥーツ(Vaduz)を目指す。

スイスの国境は、他とは違い人がいるみたいだ。
スイスはEU加盟国ではないので違うのだろう。
パスポートを見られるかと思ったが、素通りだった。
その代わり、スイス側の出口に高速料金ステッカーを売るお姉ちゃんが待っていた。
40SFなり。日本円で3000円強というところか、1年間有効のステッカーらしいが、
2日しか高速道路を使わないのに、同じ値段を払うと思うとくやしい。
しばらく走って、リヒテンシュタインのファドゥーツについた。
小さな国だが、関係会社があったところだし、きれいそうだし、来て見たかったのだ。
実際、きれいだし、のどかでいいところみたいだ。
観光局前の無料駐車場に止めて、郵便局へ記念切手を買いに行った。
この国は切手が有名なのだ。
それから珍しいリヒテンシュタインのワインも買った。
ファドゥーツ城
門の近くまで行って見た
現在も皇族が住んでいるらしい |
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短い滞在の後、チューリッヒに向けて出発した。

チューリッヒの市内には16:00ごろ着いたが、ホテルを探そうとして、また迷ってしまった。
アップルのパソコンショップがあったので、道を聞いたら店員さんはわからず、
ちょうど来た郵便配達人に聞いてくれた。
しかし、この人の説明は、「そこに行くのはとっても難しいよ。こういってああいって、近くでまた聞きな!」
だったので、買い物をしたかったのに店が閉まっちゃうといけないから、ホテルは後回しにして、
駅の近くで駐車場に止めることにした。
なんとか目的の買い物をして、ディナーをとることにした。
以前来たときに、名物料理を食べた店で内装が凝っている店だ。
この店に入ったときから、悪夢が始まった・・・
店に入ると、たいそうにぎわっている。
あいている席に案内されると、テーブルの担当のでっかいおばちゃんがやってきた。
日本語メニューをもらって、まず飲み物。
運転があるので、アルコールは頼まず、紅茶を3つ頼む。
料理は、名物料理の子牛のクリーム煮と自家製ソーセージ、ミックスサラダを頼んだ。
「それから?3人でしょ?」とおばちゃん。
「それだけでOK。うちらには多すぎるから」と私がいったとたん、おばちゃんの顔から笑みが消えた!
おばちゃんの逆鱗に触れてしまったらしい。
家族の楽しい雰囲気は、どこかに消えてしまった。
まずは、紅茶が2個しかこないし、乱暴に置いていく。
しょうがないので、ガスなし水を追加注文した。
料理が来たが、子牛のクリーム煮はキャセロールからよそってくれるはずなのに、くれない。
サラダが全然こないので、催促すると「忘れてた!」といって持ってきた。
味も美味しくないように思える。
早々に引き上げようと、おばちゃんに精算を頼む。
すると全然やってこない。
3回目の催促で、やっとやってきた。
レシートの詳細は、出てきたものと合ってはいるようだ。
現金が底をついていたので、出したくないのだがクレジットカードを渡すしかない。
すると、クレジットカードを持っていったまま、他の人の精算をやっている。
「早く戻してくれ!」とじりじりしてしまう。
やっとのことで、持ってきた。
サインをするまで、待っててくれない。
早く出たかったので、おばちゃんの所まで持っていって渡して店を出た。
クレジットカードの引き落としまで、心配だな。
暗い気持ちで、旧市街をぶらついて、景色を見る。
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チューリッヒの町並み
あんなことが無ければ、
素直にきれいだ〜で終わるところなんだけど・・・ |
難しいときいていたが、駅から探したらホテルは一発で見つかった。
それはよかったが、映画館の前で、バーの隣。うるさいし、治安悪そ〜・・・
部屋に入るとタバコくさいし、バーの側でうるさいし、暑い。扇風機があるけど・・・
フロントで禁煙室に変えてくれるように頼んだが、全部喫煙室だそうだ。
眠れるかな?
のどが渇いて仕方が無いので、外に探しにいったらどこも閉まってて買えなかった。
ホテルのバーでソフトドリンクを飲んで、早々に寝ることにした。
うるさいけど、窓を閉めて、扇風機を回したら眠れそうになった。
そうしたら、突然電話が鳴った!
受話器を取ると「(#&!&%$&%」って怒鳴ってる。
「私はxxxだ!」といって切ったら、しばらくすると違う声でかかってきた。
「かけないでくれ!」といって切ったら、またかかってきたので、何も言わずに切った。
2、3回それを繰り返したら、やっとかかってこなくなった。
うとうとしていたとき、ドアをたたく音で目を覚ました。
なんか怒鳴って、ドアノブまで回してみてる!
怖いので、無視していることにしたが、私たち家族の運命はこのあとどうなるんだ・・・ |