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オペラをやるのなら音大に行った方がいいだろうと、中村先生のお言葉に甘えて、ピアノやソルフェージや聴音や、それまで歌ったことのなかったイタリア歌曲などを習いに、週２、３回も中村先生のお宅に通いました。時には泊りがけで。
そしてその中村先生の奥様が、こんにゃく座の創立メンバーだったのです。
泊まらせていただいた時等に、たまたま奥様がこんにゃく座の旅から帰っていらっしゃる。そこでこんにゃく座の |
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話になる。まだオペラの世界ではまったく認知されていないこんにゃく座でしたが、話しを聞くにつれ、「ここしかない！」という気になって行きました。
そしてとうとう創立２年目のこんにゃく座に飛び込んだというわけです。
当時私以外は全員が創立メンバーで、東京芸大の卒業生。譜面もろくに読めない私としては、実は不安一杯のスタートでした。
by Sayama Haruki
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