2010年3月12日(金)〜14日(日)、「はがき通信」懇親会in沖縄を開催した。懇親会を開催できたのは、3年前に家族4名で沖縄旅行に行った経験が大いに役に立った。当時は旅行1年前から、リフトカー探しを始めた。沖縄は車社会で、親戚回りや観光、ホテルに移動するにもリフトカーが必要なのだ。私が乗れるハイルーフのリフトカーが少なくて探すのが大変だった。リフトカー探しとその運転で、那覇市社協のKさんと介護タクシーのK山さんに大変お世話になった。
旅行最終日の午後、Kさんを驚かそうと内緒で職場へ会いに行った。家族皆で、沖縄県社協に行ったら大きな建物にホールがあり、ホールでは何かのシンポジウムが行われていた。なんとなくホールに向かいながら不安でいたら、マリちゃんが「Kさんに電話してみたら」というので職場に電話をしてみた。何と、場所を間違えて那覇市社協ではなく、沖縄県社協に行っていたのだ。愕然とした。しかし、Kさんが「沖縄県社協のシンポジウムに行っていますよ」と聞いたときにはビックリした。それは、偶然間違えた県社協で開催されていたからだ。こんなことがあるのかと信じられなかった。受付の女性に、Kさんを呼び出してもらったら30代の男性が現れた。その男性に、「横浜の伊藤です。Kさんですか?」と訪ねると「アー伊藤さんですか!」と、とてもビックリされていた。「実は、私も伊藤さんに会いたかったのですが言えなくて…」と、突然、涙を流しながら「神様は、おられますね。」と言われたとき、私も目頭が熱くなった。Kさんの優しさを感じた。
また、旅行中の移動で介護タクシーのK山さんにも大変お世話になった。沖縄へ行く羽田空港で、電動車イスのバッテリーの件でJALに4時間も待たされた。そうなると那覇空港で待っている介護タクシーも4時間遅れることになり、K山さんは待っていてくれたのだ。そんなに遅れたにも関わらず、親戚の家まで寄ってくれたりして、ホテルに着いたのは夜9時半を過ぎていた。本当に優しい人である。K山さんは、私の出身の福岡の田舎に以前住んでいたらしく、田舎話しに盛り上がった。本当にKさんとK山さんの2人には、不思議な縁を感じた。旅行中の夜、宿泊しているホテルに親戚の夫婦が訪ねて来てくれた。旦那さんは有名な三線の先生で、ホテルのビーチの砂浜で、旦那さんの演奏で奥さんが民謡を歌ってくれた。夜の波の音と三線、沖縄民謡が心に染みた。最高の思い出になった。これが、3年前の家族旅行の思い出てある。
この4人との出会いなければ、「はがき通信」懇親会in沖縄を開催することはできなかった。何といっても、2日目の観光するリフトカーの確保である。車イス・電動車イス18名が乗れなければならないのだ、KさんとK山さんのお陰で、リフトカーやリフトタクシー、マイクロバスの運転手さんまで捜してくれて、2人も自ら運転もしてくれた。皆さんに美ら海水族館などの観光を楽しんでいただくことができた。
親戚の夫婦も、初日ホテルでのレセプションで沖縄民謡を歌ってくれたり、知り合いのエイサー団体に声をかけてくれて踊ってくれたり、懇親会を盛り上げてくれた。エイサーは、迫力満点であった。
航空券とホテルは、「HIS団体旅行」でお世話になった。参加するメンバーの利用する飛行場が、羽田、関空、神戸、広島、福岡、熊本とバラバラなので、旅行会社は大変だったと思う。ホテルは、那覇空港から「ゆいレール」で行ける「JALシティー那覇」にした。国際通りに面したいい場所で、スタッフも親切であった。
車イス18名、同行者31名の沖縄懇親会は、無事に終わった。今回、人と人との出会いの大切さを実感した。懇親会でお世話になった皆さんに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
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