2017年12月、UDタクシーの見学会に行ってきた。
会場には日産とトヨタのUDタクシーが展示され、今回新しく開発されたトヨタのUDタクシーの報告。


 トヨタのUDタクシーはJapanタクシーと呼ばれ、ボディーがロンドンタクシーに似ている。車いすで乗る際、助手席と後部座席を折りたんでスペースを作る。車内の床から車いす固定ベルトと2枚のスロープを出してからセッティング。
この2枚のスロープのセッティングに時間がかかる。その後、左横のスライドドアから乗車し、中で回転して前向きに固定する。そしてシートベルト。付添の方は後部右座席を出してそこに座れる。







しかし、車いすで乗るまでのセッティングと固定するまでの時間がかかることが問題。それに車内で車いす回転させる広さが狭い。手動の車いすで回転できる広さである。利用可能な車いすのサイズも限られ電動車いすでは難しいと思った。これではUDタクシーではない。


 開発される前に車いすを回転させることや運転手の負担などを設計の段階で考慮できなかったのか。オリンピック・パラリンピックが開催されるのにとても残念である。これからJapanタクシーは1万台導入されるらしい。
室内高137mm、開口幅72mm、開口高130mm、入口フロア高32mm。
















  ※Japanタクシー車いす乗せ方 動画https://www.youtube.com/watch?v=d8NWGioSVb0






【日産UDタクシー】