昨年12月、チンコントロールの電動車いすが新しくなった。

今年介護保険になる前に電動車いすの申請手続きをしていた。65歳になると手続きが難しいと聞いていたので、2年前から計画を進めた。

何とか間に合った。

 「フォーミュラ・トルク」から「TDX−SP2」のティルト&リクライニング式。操作は、チンコントロールの

切り替えで走行、リクラ、ティルト、レッグが動かせる。

ディスプレイがスマホのようにタッチパネルとジョイスティックの組み合わせで操作できる。

画面はカラー表示でとても見やすくなった。ただ、

ライトが付いているが介助者にコントロールパネルをタッチしてもらわないと点灯できないのが不便。


40年間も4輪の電動車いすに乗っていたので、6輪の中輪駆動になると

感覚が違う。直進していて右に曲がるとき今までは減速して曲がっていた

が、今度は同じスピードで曲がることができることがわかった。これには

戸惑った。でもプログラム設定で減速もでき、いろんなパターンにもできる。

回転半径が小さく小回りが楽になった。前輪、後輪にはサスペンション機能が

あるので走行に安定感がある。ただ、前輪、後輪が空気タイヤでないので、石畳などのデコボコ道路では最悪。

チンコントロールに乗せたアゴが小刻みに振動し操作不能になる。段差の乗り越えは前輪で7cmという。5cmはクリアできた。

リクライニングは素晴らしい。倒す時、背もたれが下方向に下がり、起こす時は背もたれが連動して上方向上がる。背中と背もたれの摩擦が少なく

姿勢の崩れが抑えられる。チィルトをするとシート全体が前方へ移動し後ろにひっくり返らなくなっている。

ティルトやリクライニングなどの介助者用操作スイッチがボタン式になり、リフトタクシーなどで利用する固定用のフックも付いた。

駆動モーターは静かで、新技術によるモーターへの自動負荷補正で日々の走行パターンから最適設定を自動的

に学習し走行を最適化するらしい。

まだそこまでの実感はない。

やっと、この機能満載のTDX−SP2に慣れてきた。