いざ、横浜へ!久し振りの電車に乗車。"ガクン!ガーガー"前進!『前方に階段あり』角度45度。まるで戦車のようだ。緊張が高まり、『ウオー!恐ろしかー』。相鉄希望が丘駅は、スロープがあって、車イスや乳母車等が利用しやすかったのだが、駅の改装工事のために、そのスロープが使用不可能になってしまったのである。これから先2年間位は、使用不可能となるらしい。そのため、車イス移動用の"チェアーメイト"を初めて利用したのである。
 チェアーメイトとは、車イスや電動車イスなどを乗せて、階段をキャタピラで上がれる機械である。戦車を小さくしたようなもの。駅員さんも大慌て。駅員さんがひとりから3人となり、そばで工事をしていた人達も手伝ってくれたのだが、操作がうまくできず、駅員さんがあたふたしている。改札口のそばで、ガタガタと操作方法を研究していると次々に電車が入って来る。通り過ぎる人々が、どうしたのだろうと興味津々。心配のあまり立ち止まって見ている。こりゃぁ誰だって、初めて見る光景だろうから興味を持って当たり前。今までのようなスロープだったら、そのまま楽にホームまで行けたのに…。駅員さんも操作方法を覚えるのに大変だし、何と言っても時間がかかる。何とか無事に、そのチェアーメイトに後ろ向きに乗れたのだが、私の総重量200sを持ち上げられる機械なのかどうかが心配。なにせ初めての事だから、説明が欲しいのだが…。駅員さんもそれどころではない様子。後ろ向きに昇っている私の姿を見ていた工事の人が『あれじゃ怖いだろうな』とつぶやいた。私も『操作した事があるんでしょうねー』とブツブツ文句を言っていた。そばにいたマリちゃんは、『ブツブツ文句言わないの。なんとかなるわョ』だって!『本当に落ちたらどおするんだー!』見事階段をクリアしてホームまで登りきったのだが、ゴリラの乗っている電動車イスはやはりギリギリだった様子。安心して乗れる乗り物ではない事は確か。感想『1段1段登るにつれ、ガタンと後ろに反り、ひっくりかえるのではないかと怖さで緊張した。』駅員さんが、操作方法を全員がマスターしておく事も大切だが、なによりも人の手をかりないで移動したいものだ。たとえ工事と言えども、最後にスロープを壊すように工夫して欲しかった。相鉄の駅員さんは、皆優しかった。駅員さんが腰痛にならないですむ、新しい駅ができる事を祈りたいものである。本当は、スロープの方が、足の弱い方や老人、小さな子供や乳母車も楽なんですがね。駅員さんは、よく協力して下さいましたが、この問題の解決は、直接相鉄の元締めさんに、報告を兼ねて連絡をとろうと考えている。結果は、どうなるかお楽しみに。
 何故、横浜に行く事になったかと言えば、その日はこのインフォメーションの『三和プランニングセンター株式会社の創立20周年記念パーティー』に出席するためだったのだ。早めに行って買い物でもしようと思っていたので、駅の大ハプニングにあってもパーティーには間に合って良かった。ブラウンのジャケットにネクタイを締め、マリちゃんもベージュのスーツできめて、ふたり一緒のオシャレは久し振り。横浜駅で、何かとお世話になっている岩村さんと合流して会場へ。社員の皆さんが直立してお出迎え。シーンとして、なんか緊張。20年前は、会社も小さく社長をはじめマネージャーの高野さんの人柄で、社も少しずつ大きくなったらしい。社長の言葉で印象に残ったのは『明日の楽しみのための今日の頑張り』と言う事。本当にそうだと思った。人間、楽しい事をするために、今を頑張るほうが力がわいてくる。だから社長は、いつも元気なのである。この話を聞いたマリちゃんは、翌日、早速木ノ実ナナのショーを申し込んでいた。チャカリしたもんだ。社長と仲良しのくろさわ寛さんのショータイムもあり、後半は実に楽しい会になっていた。くろさわ寛さんの新曲『ヨコハマストーリー』の詩は、くろさわさんと社長の合作で、横浜の街が眼に浮かぶ良い曲だった。皆さんも聞いてみてはいかが…。会社経営をした事がないのでよく解らないが、人に言えない苦労がきっとたくさんあったのだろうと思う。社長さんここまでよく頑張りました。『おめでとうございます』これからも、どうぞお元気で、ご活躍を心よりお祈りしています。