ナ・ナンダ!警察官が道路沿いに大勢…いったいどうしたのか。「私達のお迎えなんじゃないの?」とマリちゃん。それにしても凄い数。何か事件か???横浜アリーナで、大相撲横浜場所を見に行った時の事である。毎年、横浜アリーナで、大相撲春巡業が行われている。今回、初めての見学に行って来た。実は、私の親戚の子が相撲をやっているのだ。まだ、幕下の上位を上がったり下がったりで、なかなか十両に上がれない。彼は、横綱の貴ノ花や魁皇と同期で、佐渡ケ嶽部屋に入門して12年、なかなか厳しい実力の世界である。今、琴ノ若関について修行中。身長が177cm体重が108kg位。今の大相撲の中では、とても身体が小さすぎるが、何とか十両に上がって欲しいと家族で応援をしている。先場所勝ち越していたので、今回直接会って励まそうとマリちゃんと母、ハンディキャブの運転ボランティアの福田さんの4人で出掛けた。ところが、彼はひじを怪我をして佐渡ケ嶽部屋で治療をしながら練習をしていたのである。相撲界では、怪我は当たり前のようだが、巡業を休むのは初めての事らしい。実際会えなくて残念。母は、毎年巡業を見学していて、彼に会うのが楽しみだったが、今回会えなくてとてもガッカリしていた。そんな母は、佐渡ケ嶽部屋の力士とは面識もあり、元琴稲妻親方に会った時に挨拶をしていた。母は怖い物しらずで、誰とでも直ぐに友達になる性格である。アリーナ2階の車イス席から、十両の公開稽古を見ているとシーンとした場内の静寂から緊張感が伝わってきた。そんな時、大関の貴ノ浪関が登場。さすが貫禄が違う。直ぐにぶつかり稽古が始まった。ぶつかり稽古は、練習の最後に行われ息を止めて相手を一気に土俵外に押し出す。立ち会いの当たりを強くし、相手を押す出足や下半身が強化できるのである。貴ノ浪関が十両の高見盛に胸をだして、高見盛が頭からぶちかます。なかなか押し出せない。それを何度も繰り返す。高見盛は、何度も押すが押しきれず投げられて転がされる。身体は、砂だらけで、息もあがりふらふらの状態。それでも、起きて押す。貴ノ浪関が「よし」と言うまで、押さなければならない。貴ノ浪関に蹴られ、一見残酷に見えるがこれがいい練習なのだ。苦しい時の練習こそ力になるのである。悔しければ強くなればいいのだ。大関に練習をつけて貰うだけでもありがたい事なのである。最後、何とか押しきってぶつかり稽古が終わったが、私は気合が入り過ぎて、自分がぶつかり稽古をしていたかのように熱く燃えて首や肩が凝ってしまった。
「たか・の・はな〜!」と高く大きな声。私の前方にいる女性が応援している。見ると貴乃花のそばをうろうろとして、大ファンのようである。今度は、旭鷲山の出番。「キョ・ク・シュ・ウ・ザァ〜ン!」と日本のアクセントと違う呼び方で会場が大ウケ。外国の男性らしい。声援で、その取組が盛り上がるから不思議だ!一緒に来て下さった福田さんも「こと・の・わか〜!」と叫び、盛り上がって楽しい。幕内の土俵入は、拍手の大きさでも人気力士がすぐに分かる。今回は、寺尾関が一番人気だった。拍手が全くない力士もいてなんだかかわいそうになってしまった。その他、相撲甚句や横綱綱締、しょっきりなど、いろいろ楽しい内容で満足だった。これからは、コンサートや演劇にも行ってみようと思った。
 5月の連休中には、ショッピングに出掛けた。3日は、横浜仮装行列もあるし、毎年雨もようの事が多いので、やめようと思ったがなかなか行けないのでハンディキャブの予約をしておいた。当日天気も良く、やっぱり"ゴリラは晴れ男"だと実感。昨年秋にオープンしたジャックモールへ出発!パソコン関係が見たいので、早速"デオデオ"に入った。広くてなかなかいい。電動車イスでも買いやすい。混んでいるかと思ったが、そうでもなく自由に見て回れた。店員も親切で、聞けば丁寧に説明してくれる。エレベーターも利用可。できればもう少し大きいとスムーズに乗り降りできるのだが…。ゴリラでいっぱいだった。トイレの作りは最悪。通路が狭くて、私の電動車イスでは利用できなかった。パソコンのソフトや本などを購入。マリちゃんは、iモードの携帯電話が安いとかで買っていた。操作もろくにできないのに。結構、私の付き添いで、大変だと文句を言いながら自分の欲しい物はちゃっかり買っているのだ。「ここで待っててネ〜」と言っては、スポーツ店とかいろいろ見ては袋が増えて帰ってくる。困ったもんだー。だけど苦労かけているし、辛い事も明るく考えるのが奥様の良い所なので文句は言えない。思ったより時間がかかってしまい、ジャックモールで半日を過ごし終わってしまった。ジャックモールは、広くてショッピングがしやすく、満足できる1日だった。問題はやはり資金だ〜。いつもはひとりで出掛ける事が多いので、気がつかなかったが、今日は久し振りにマリちゃんと一緒だったので、緊張が少なかったようである。また、どっかに出掛けよう。