『アー美味い!この香と細い麺にサッパリとした味。何といってもこの雰囲気!博多の屋台のとんこつラーメンは最高。』 昨年9月、福岡市で「はがき通信」(四肢まひ者の知的生産活動と国際ネットワーク活動)の懇親会に友人の野中さんと参加した。7月にマリちゃんと九州旅行に行ったばかりなのに、2度目の福岡である。![]() 会期中2泊3日の毎晩、野中さんとホテルを抜け出して屋台通いをしていた。屋台はホテルのそばの親不孝通りにあり、私が高校時代よく遊びに行っていた所である。天神にある親不孝通りというのは正式名称でないが、昔その通りには予備校が多くあり、親のスネをかじっている学生たちが往来していたことから親不孝通りと呼ばれるようになったらしい。しかし、22年間も時が過ぎると昔の面影は全くなく、ただひとつ見覚えがあったのが、「岩田屋」のデパートであった。福岡では有名なデパートである。幼い頃は、デパートがとても珍しく、屋上にある乗り物に乗り、お子様ランチを食べるのが楽しみだった。そんな事を思い出しながら、屋台の親方や客の女性たちと盛り上がっていた。屋台の雰囲気を東京から参加の友人に知ってもらおうと携帯電話で呼び出したところ、5分も経たずにやってきた。彼は、私と同じ障害のレベル(四肢マヒ)なのに、訪問看護婦さんやヘルパーさんの介助を受けて、アパートでひとり生活をしているのだ。彼もアゴで操作する電動車イスに乗っているが、その電動車イスでいろいろな所を旅行し、寝台電車にも乗った経験を持つ凄いパワーのある友人だ。彼の介助の方と4人で、屋台の美味しいつまみを食べながら飲み、大いに盛り上がった。博多の女性とも仲良くなった。野中さんは、屋台のメニューの中で、卵焼きの中に明太子が1本入っている「メンタイコ卵焼き」が一番気に入っていた。その他にも、「やきラーメン」や「どてやき」などがあり、美味しくて安いのだ。どのメニューにも野菜が多いので、女性には大人気である。飲んだ後は、とんこつラーメンで締める。ラーメンは、麺が見えないほど小ネギがびっしりと入っていて、これが美味くて腹一杯でも食べられるから不思議である。博多の屋台には、天ぷらやカクテルなどの多くの種類があり、どの屋台も満員の状態である。 ![]() ![]() 9月28日〜30日の開催まで、準備する事が多くあるが、大勢の人が参加して「横浜に来て良かった」と言ってもらえるような懇親会にしたいと考えている。この懇親会は、会員や障害がなくてもどなたでも参加できる。ただ、自主運営なので参加する時やボランティアの方も自費参加になってしまう。申し訳ないのだがこんな状況でも興味のある方はどなたでも大歓迎なので連絡して下さい。 障害は、健常者にとって無縁の特殊な災害でなく、生きていくうえで誰にも起こりえる事なのだ! |
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