- 放送局用のビデオを作っても売れるのは数百台、価格は1500~2000万円。
- ビデオをやるなら値段の安い家庭用の機械を作らなければダメだ。
最初は工業用でもいいが、最終ターゲットはあくまで家庭用、2. 5万円の家庭用ビデオを作れ(井深)
- CV-2000 家庭用VTR 1965年発売 198,000円: テープ幅1/2インチ オープンリール、ワンモーター・回転ヘッド方式、
- VP-1100 U-Matic 1971年発売: テープ幅 3/4インチ(カセット)、記録密度アップ(クロムテープ)、カラー化。
- オープンリール、CV統一型、Uマチックとやってきたけど、家庭用としては全部失敗。
これが最後だ、ベータマックスで家庭用を実現・成功させたい。
- SL-6300 ベータ―マックス(β-Max) 1975年発売:. テープ幅1/2インチ、小型カセット(文庫本・ソニー手帳サイズ)、記録密度×2(アジマス記録)、リール・回転ヘッド小型化。
- 商品の設計はまず自分でいろいろやってみることが大切。それによってノウハウを蓄積し、素性の良いものを見抜くことができる(木原)。
- 木原のエンジニアリングを咀嚼して若い人に伝え、一つの目標をもってやらせるのがエンジニアリングマネジメントだった。
- 「もの」は作っていけば、ラーニングカーブでコストは下がる。
- ベータの歴史は、ビデオ文化の開拓史。
- . ビデオは「タイムシフト」(盛田のコンセプト)。 「タイムシフト」コンセプトの浸透が、米国でのベータマックスの初期の仕事。
「MCA」訴訟…タイムシフト・コンセプトが最高裁で認められ勝訴、ビデオソフトのマーケットが可能となった。
誰も知らない・分からない商品を売るには、売上高に関係なく広告に費用をかけないと、認知度を上げることが出来ない。
- ベータマックスにおける技術開発は、VHSと世界初を争うために行われてきた。
自分達がフォーマットフォルダ-だ、ということがやりがい。個人個人の役割分担、目標をはっきりさせた。
俺は世界一の技術者との意識。. 新しいマーケットを作るという点で、自分たちがルールだったから怖いものは無かった。
アマチュアだからこそできることもある(井深)。
- 1モデル間違ったものをだしても会社は潰れない。1モデルをあるタイミングで出さなかったことで、会社は潰れるリスクがある(大賀)。
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