同行二人 松下幸之助と歩む旅 より(2008年2月27日)
- 価格は消費者が決定すべきだとする中内の考え方と、企業と消費者は共存共栄すべきだとする幸之助の考え方。好対照に見える二つの思想だが、中内がいみじくも語っているように結局目指すものは同じで、国民が幸せで豊かに暮らせる社会であったはずだ。
- 両雄が理屈ではなく経験の中から掴みとったこの二つの考え方と彼らの生き様の中に、二人から社会のバトンを渡されたわれわれの玩味すべき滋養が実り豊かに含まれている。
篠山 紀信(写真家)(Canon Photo Circle No.568 より)
- 写真を撮る上で大切なことは、「何をどんなふうに見るか」でしょうね。この世の中の現実なり、目の前の女の子なり、富士山なりを、「私はこういうふうに見たんだよ」と、その証として写真を撮る。それが他の人と違う感覚で写っていたり、その人特有の美意識がそこに写っていたら、素晴らしいことじゃないですか。
Carbon Democracy( London's mayor in June 2007)
- 'Carbon democracy' is a term coined by London's mayor in June 2007 to mean that all persons,
cities and nations should be entitled to certain rights to carbon emissions,
however their respective carbon budgets should be dictated by a global
carbon emissions cap, or limit, that is agreed on by everyone.
バラク・オバマ(アメリカ上院議員)(2004年民主党大会で)
- リベラルのアメリカも、保守のアメリカもなく、ただ「アメリカ合衆国」がある。黒人のアメリカも、白人のアメリカも、アジア人のアメリカも、ラティーノのアメリカもなく、「アメリカ合衆国」がある。
” 中年症候群”再び(08/01/21竹中平蔵/ 産経新聞
- 10年ほど前のダボス会議。ソニーのCEOだった出井伸之氏は「ミドルエイジ・シンドローム(中年症候群)」という言葉を用いて、当時の停滞した日本経済を説明した。
- 中年になると不安感が先にたって、新たに挑戦しようとしない。何も挑戦しないからこそますます不安になって、落ち込んでゆく。
- まさに「失われた10年」の日本経済はそうだった。
変化の必要性は頭で理解しつつも不安にかられて改革を先送りし、その結果、ますます不安が高まり経済が悪化するという悪循環に陥ったのだ。
- 昨年来の日本経済そして政策の姿は、再び中年症候群が映る。
- 各国の政府や企業は競って新たな政策と経営に挑戦している。しかし日本では、改革に対する熱意が官民ともに低下している。
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