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虹の谷つうしん

2007年 10月〜12月



 12月28日
 クロニクル 千古の闇2 生霊わたり(せいれいわたり)
                  作:ミシェル・ペイヴァー

 同じ主人公で続く第2巻。
 事件となった病がちょっと気持ち悪かった・・・。
 6巻までの長編の予定だそうで、現在は第3巻まで出ている。
 主人公トラクとウルフの絆が深まっていく過程に
 胸が痛くなるような思いでした。



 12月16日
 クロニクル 千古の闇1 オオカミ族の少年
                  作:ミシェル・ペイヴァー

 読み終わって、満足感に浸されました。
 古代を舞台にした作品で、人々の素朴な暮らしぶりや宗教観などが、
 違和感なく読むことができました。
 自然を敬い畏れる気もちというものは、
 今でもわたしたちの中に息づいているのだろうと思います。
 主人公の弟分のオオカミがかわいい。



 12月12日
 魔使いの呪い  作:ジョゼフ・ディレイニー

 闇の力と戦う魔使いの弟子トムの物語。これは2作目でした。
 第1作をとばしてこちらを先に読んでしまった。
 闇=悪というわかりやすい定義はあるのだけれど、
 トムの友だちの魔女がピンチから救ってくれたり、
 トムの母親が昔は人間から疎まれる存在だったりと、
 一筋縄ではいかない物語になっていておもしろかった。



 12月9日
 樹上のゆりかご  作:荻原 規子

 主人公の名前 上田ひろみに覚えがあるなぁ・・・と思ったら、
 「これは王国のかぎ」の主人公のその後の物語でした。
 でも、前作とは違ってファンタジーではありません。
 「学校」という集団になじみきれないように感じている主人公が、
 学校でおきた事件をきっかけに、友人との一つひとつのつながりを
 あらためて見直していくというような、成長の物語。
 事件そのものはちょっと過激だけれど、
 こういう作品は心に染みて、とても好き。



 12月2日
 スパイガール  作:アリー・カーター

 スパイ候補生の女の子が普通の男の子に恋をしたら・・・?
 スパイの情報網を駆使してでも、彼のことは知りたい!
 でも、私は自分のことも、家族のことも、
 学校のことも(スパイ養成学校だし)、全部ウソ。
 恋の行方も気になるけれど、
 スパイになるための授業がとても楽しい作品でした。



 11月29日
 シャーロック・ホームズの愛弟子 公爵家の相続人  作:ローリー・キング

 最近のミステリの中ではこのシリーズは気に入っている。
 今回は凝った変装の場面はほとんどなくて、調査、調査の物語。
 イギリスの古い貴族の屋敷がすばらしく、
 私も機会があったらぜひ行ってみたいと思っている。



 11月20日
 砂漠の歌姫  作:村山 早紀

 舞台となる町とその周辺国の歴史を背景にして、
 主人公の少女と、物語にかかわりを持つ登場人物たちが
 それぞれに背負う悲しみと未来への希望を描いている。
 シェーラ姫シリーズの原案のようなイメージがあった。



 11月17日
 都会のトム&ソーヤ 5 上・下 作:はやみね かおる

 おもしろすぎて読むのが止まらない!
 シリーズも5巻くらいになると多少のマンネリが感じられそうだけど、
 この作品にはそれがなくて、さらに長編というところもよかった。
 内人と創也の役割分担がますますはっきりしてきて、
 何でもできる風の創也が内人にまかせきりにする場面も楽しい。



 11月14日
 扉のむこうの物語  作:岡田 淳

 主人公のユウが学校の倉庫にあった不思議な扉から
 不思議な世界へと迷い込む物語。
 過去と現在、空想と現実が入り混じって、最後にどうなるのか
 とても楽しみだった。
 もの悲しい雰囲気がほどよく漂っているところもいい感じ。



 11月11日
 ドルオーテ はつかねずみは異星人  作:斉藤 洋

 斉藤洋さんの作品は、どれを読んでも楽しくて、
 同時に思いやりがたくさんつまっているところがとても好きです。
 主人公のタツロウと宇宙から来たドルオーテは、
 年齢も科学文明の差も乗りこえて友だちになっていきます。
 タツロウの生活も元気で楽しく描かれていておもしろくて、
 できれば続編が出たらいいのに・・・と思ってしまいました。



 11月10日
 シャーロック・ホウムズ 最後の事件  作:コナン・ドイル

 岩波少年文庫版で読みました。
 今までに読んだ子ども向けのホウムズのシリーズの中で、
 一番読みやすく、物語のおもしろさも十分だと思います。
 ワトスン氏が描写するホウムズ氏の性格や部屋の中の様子も楽しく、
 また、最後にモリアーティー教授と対決したと思われる場所で
 悲しみにくれるワトスン氏の心情が伝わってくるようでした。



 11月8日
 世界でたったひとりの子  作:アレックス・シアラー

 老化と病気がなくなって人間が2百年以上生きるようになった世界を
 舞台にした物語。長寿と同時に子どもが生まれにくくなる現象がおこ
 り、“めずらしい”子どものレンタルやショービジネスが行われている。
 中にはP・Pと呼ばれる成長を止める手術を受けた子ども(?)もいて、
 彼らは何十歳になっても少年・少女の姿でお金を稼いでいる。
 主人公は本当の子どもなのだけれど、連れに金儲けの手段にされ、
 “幸せな子”を演じながら、本当の子どもの幸せを知らないでいる。
 ひとさらいやP・Pの恐怖におびえながら、
 自分の居場所を探し求める少年の物語。



 11月5日
 おばちゃまはアラブ・スパイ  作:ドロシー・ギルマン

 警察に追われながらモロッコの中を旅するスリル満点の物語。
 西洋の人でありながら、他の宗教にも深い理解を示すところが
 ミセス・ポリファックスの素晴らしいところで、
 私もこのシリーズを通して学んだことがたくさんあると思っている。



 11月1日
 おばちゃまはアルペン・スパイ  作:ドロシー・ギルマン

 スイスの景色が美しく、のんびりと語られながら、
 非日常な“悪”と対決する緊張感が一本の芯となっている。
 このシリーズではミセス・ポリファックスと登場する人々との
 会話がひとつの楽しみで、何度読んでもおもしろい。



 10月26日
 月の巫女  作:浜 たかや

 この作者の作品を読むのは2作目。
 前回の物語の方が、わたしは好きかな。
 各民族ごとに特有の宗教や習慣などがみごとに創りだされていて、
 物語がリアルに感じられる作品だった。



 10月23日
 人生は回転木馬  作:O・ヘンリー

 子どもが読みやすいサイズで新しく編集されたシリーズの1冊。
 短編集。
 O・ヘンリーの物語は素朴なやさしさを持っていて好きだ。
 詐欺師のような悪役にもどこか憎めないところがあって、
 作者が人間を好きだったんだなあ・・・と思えてくる。
 この巻の中では「ジミー・ヘイズとミュリエル」という物語が
 特に心にじーんときた。



 10月19日
 海賊ジョリーの冒険 3 深海の支配者
                   作:カイ・マイヤー

 完結編でした。
 敵の手先だと思われていた<大渦潮>の正体と本当の目的は?
 煮ても焼いても食えない存在の木食い虫が繭で眠ったあとは?
 ジョリーに心を閉ざしてしまったムンクはどうなるの?
 などなど、たくさんの疑問がなかなか解決しなくて、
 最後まで心配してしまいました。
 物語の中ではグリフィンと鯨の心が通じ合うエピソードが
 とても気に入りました。



 10月15日
 おばちゃまはサファリ・スパイ
 おばちゃまはシルクロード   作:ドロシー・ギルマン

 行きたくても簡単には旅行に行けないので、
 大好きなシリーズで擬似旅行。
 将来、サファリに行くとしたら、絶対にザンビア!
 物語としては「シルクロード」の方が
 思いがけない展開でおもしろいように思う。
 もう新刊が出ないようなので残念・・・。



 10月6日
 アルテミス・ファウル オパールの策略  作:オーエン・コルファー

 アルテミス・ファウルシリーズの4作目。
 登場人物はほぼ出そろったかんじなのだけど、
 4作目にしてストーリーにマンネリ感がないところがとてもいい。
 主人公には次々と困難がおそいかかり、ハラハラしどおし。
 最後にホリーが妖精の警察をやめて探偵になったところで、
 次回作からは新たな展開が予想されるのも楽しみ!



 10月2日
 くたばれスネイクス!  作:アンダースン&ディクスン

 トーカという惑星のホーカという種族の巻き起こす騒動を描いた
 SFコメディの2作目。(新しくはありません。)
 このシリーズは大好きで、古本屋さんで買いました。
 地球産の物語やシチュエーションを真似するのが大好きなホーカが
 それぞれの役になりきって大騒ぎになりつつ、事件を解決してしまう。
 中でも今回は「ジャングル・ブック」を演じたお話が特に面白かった!



 10月1日
 プリンセス・プロジェクト  作:ケイト・ブライアン

 ヨーロッパの小国の王女が、大好きなバンドのコンサートに
 行くために、女子高生を身代わりにする物語。
 主人公は王女と女子高生の2人。
 どちらも普段の生活に大きな悩みをかかえていて、
 どうにかしてそこから抜け出すための努力をしている。
 それぞれの家族も素敵で、問題の解決のしかたもよかった。
 こういう作品はとても好き。





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