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虹の谷つうしん

2009年1月〜3月



 3月29日
 風の万里 黎明の空 下  作:小野 不由美

 十二国記シリーズ。
 下巻だと気付かないで借りてきて、読んでしまった。
 あとがきを見て、どおりで中途半端な始まりだと思ったけれど、
 見覚えのある名前が登場していたので意外に平気だった。
 陽子のりりしい成長ぶりが素敵でした。



 3月24日
 サークル・オブ・マジック 魔法学校再訪/氷の国の宮殿
      作:デブラ・ドイル、ジェイムズ・D・マクドナルド

 主人公ランドルの正直でまっすぐなところと、
 その親友リースがランドルを信じて常に助けになろうとするところが
 わたしが特に気に入っているところです。
 前作で終了のつもりだったそうですが、
 これからもゆっくりでも続くといいなあ。



 3月21日
 子どもだけの町  作:ヘンリー・ウィンターフェルト

 ドイツの小さな町を舞台にした物語。
 子どもたちのいきいきとした様子が目に浮かぶような作品でした。
 全部のおとなが子どもたちをこらしめるために
 町を出て行ってしまうというありえない設定も楽しい。



 3月18日
 魔法!魔法!魔法!  作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

 読み応えのある短編集でした!
 ファンタジーだけでなく、SF的な作品やご自分の少女時代を
 描いたらしい作品など、この作者さんの魅力が次から次へと
 披露されて、とても贅沢な作品集になっていると思います。
 心の底から楽しめました。



 3月10日
 ぼんくら  作:宮部 みゆき

 小さな謎が次々とかさなっていって、悪者はだれか、
 そもそも悪者はいるのかと、最後までじっくりと楽しめました。
 主人公その他の人々がなんとなく親しみやすくて、
 自分もその中の一人のような気分になって読みました。



 3月4日
 不安な童話  作:恩田 陸

 “ 自分がその女性の生まれ変わり?”
 そんな話をきかされて、しかも、その女性が自分とは
 まったく違う性格の持ち主だったとしたらどうだろう?
 ときどきよみがえる記憶がおそろしいものだったらどうだろう?
 ぐらぐらと心が揺るがされるような物語でした。



 2月28日
 ミオよ わたしのミオ  作:アストリッド・リンドグレーン

 ファンタジーの名作ときいていたので読んでみました。
 たしかにミオが住む世界の美しさがすばらしいです。
 景色だけではなく、子どもにとって大切な親や友だち、
 それに遊んだり、食べたりすることもすべて盛り込んであります。
 私はこの本を、いつ魔法が切れてしまうのかと心配しながら読んで、
 最後に、大人ってつまらない生き物だなぁとつくづく思いました。



 2月25日
 黄色い目の魚  作:佐藤 多佳子

 せつなくていいおはなしでした〜。
 最初の2編とそのあとの部分は雰囲気が違っていて、
 一瞬、続いていない作品集なのかと思いました。
 でも、ずーっと物語はつながっていて、
 一途に、でも迷いながら道を見つけていく主人公2人を
 いつまでも見ていたいような気持ちになりました。



 2月22日
 屍鬼 一  作:小野 不由美

 山の中の古い歴史がある村が舞台になっているのだけれど、
 あくまでも現代の人々が生活していて、
 夏の光の下では普通の日々が続いている。
 でも、山の暗がりや夜には何か得体の知れないものが
 こちらをじっと狙っているような恐ろしさを感じた。
 2巻以降、どうなっていくのか怖いけれど楽しみ。



 2月17日
 キノの旅 U  作:時雨沢 恵一

 おもしろかったんだけど、
 1巻と話がつながっていないようなところや、
 時間が戻っているようなところがあって、
 ちょっと混乱した。
                             by(の)



 2月16日
 サークル・オブ・マジック ブレスランドの平和
      作:デブラ・ドイル、ジェイムズ・D・マクドナルド

 主人公のランドルが立派になってきたのはもちろんのこと、
 親友のリースやいとこのウォルターも勇気と忠誠心にあふれていて、
 戦いの場面にハラハラしながらも、安心して読むことができました。
 “魔法使い” 系のファンタジーの中でも、
 このシリーズはとてもよい作品だと思います。



 2月13日
 サークル・オブ・マジック 邪悪の彫像/王様の劇場
      作:デブラ・ドイル、ジェイムズ・D・マクドナルド

 今回も充実した物語でした。
 訳者さんのあとがきに「物語の王道をいく作品」とあり、
 主人公たちが友情を大切にするところや、
 邪悪な誘惑にまけないことはまさにそのとおりだと感じました。



 2月9日
 おばちゃまはシリア・スパイ  作:ドロシー・ギルマン

 このシリーズで中東が舞台の時には、
 よく市場の様子が語られる。
 スパイス、真鋳の道具、そしてじゅうたんの店。
 いつか私も本当のじゅうたんの店で、
 値引きの交渉をしながら買い物をするのが夢だ。



 2月6日
 心霊探偵八雲 3 闇の先にある光  作:神永 学

 話が入り組んでいて少し混乱した。
 でも、おもしろかった!
                             by(の)



 2月6日
 おばちゃまはアフリカ・スパイ  作:ドロシー・ギルマン

 ミセス・ポリファックスはいつも若い人を理解しようとし、
 年齢をかさねた人に尊敬の気持ちを持っている。
 それは、たとえ宗教や習慣がちがっても、
 人間として大切なことは同じに違いないと信じているからだと思う。
 わたしもそんな大きな心の持ち主でありたいと思う。



 2月3日
 心霊探偵八雲 3 闇の先にある光  作:神永 学

 2巻にくらべてとても読みやすかった。
 登場人物も個性が際立ってきたみたいで、
 少しゆるやかな雰囲気になってきたような気がします。



 2月2日
 心霊探偵八雲 2 魂をつなぐもの  作:神永 学

 これもやっぱりおもしろかった。
 やめられなくなって、一気読みした。
                             by(の)



 2月2日
 サークル・オブ・マジック 魔法の学校
      作:デブラ・ドイル、ジェイムズ・D・マクドナルド

 主人公は騎士見習いをやめて魔法使いを目指す少年ランドル。
 彼の正直でまっすぐな心は、読んでいて気持ちがよかった。
 魔法学校の様子は「ハリー・ポッター」風かもしれないけれど、
 読みながら思い出したのは「ゲド戦記」でした。
 それほど重たくはないけれど・・・。



 1月30日
 ふるさとは、夏  作:芝田 勝茂

 夏休みに父のふるさとへ泊まりに行ったみち夫の不思議な体験。
 八百万の神様が登場する心に染みる物語。
 この作者さんの作品は読んだあと、「よかった〜」と
 ほっとするような気がする。
 八百万の神様が登場する作品を読んだときに、
 「やっぱりいるよね」と感じる自分が日本人だなぁと思う。



 1月28日
 異界から落ち来る者あり 上・下  作:香月 日輪

 物の怪ばかりが住む世界の大江戸を舞台に、
 一人きりの人間、かわら版屋の雀と彼の友だちが活躍する物語。
 設定は思いっきり変わっているけれど、
 登場人物たちの地に足の着いた暮らしや考え方が気持ちいい。
 食べ物をおいしく食べる部分を読むと、何か食べたくなってしまう。



 1月25日
 ティーパーティの謎  作:E・L・カニグズバーグ

 不思議な縁でつながった4人の少年少女の“想い”の物語。
 ひとつの出来事を別な立場で語られる部分があったり、
 4人を第三者の目線で語る部分があったりして、
 短編としても楽しめたことも、
 それらがひとつの物語としてまとまっていく過程もよかった。
 中学生くらいの子どもたちが友情を深める手段に
 お茶会をというアイディアはとてもいいなあ・・・と思った。



 1月23日
 蒲生邸事件  作:宮部 みゆき

 現代の18歳の少年が、タイムトリップをして二・二六事件を
 間近に経験するという物語。
 彼を連れて行ってくれる男が
 「自分が止めようと思っても、歴史の大きな流れは変えられない」
 と言うのだけれど、そこがほかのタイムトラベル物と違う部分かも。
 それならせめて、その流れの中で生きている一人ひとりの人間は、
 「幸せだった」と言える人生を、がんばって作っていかなくちゃ、
 という思いが伝わってきました。



 1月18日
 スカイラー通り19番地  作:E・L・カニグズバーグ

 とても素敵な物語でした。
 主人公の少女マーガレットが自分の個性を大切に感じていることも、
 大伯父さんたちが故郷の習慣や暮らし方を守っていることも、
 庭の塔も、塔を守ろうと協力してくれる人たちも、みんな素敵です。
 前に読んだ『クローディアの秘密』もよかったし、
 今年はカニグズバーグ作品を中心に読んでみようと思います。



 1月16日
 六番目の小夜子  作:恩田 陸

 ちょっと難しかったけどがんばって読んだ。
 読み終わって、「やりとげた〜!」という感じ。
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 1月13日
 心霊探偵八雲 2 魂をつなぐもの  作:神永 学

 長編。
 楽しめたけれど、1巻のほうがおもしろかったかな。
 一部、桜の木のことで「あれ?」と思ってしまったことと、
 文章が一人称なのか三人称なのか区別をしにくかった部分が
 あったことがちょっと残念でした。



 1月10日
 伯爵夫人は万華鏡  作:ドロシー・ギルマン

 マダム・カリツカが“読み”の能力を使って
 さまざまな手助けを行う物語。
 家族のことで悩んでいる人には言葉を選んで伝え、
 必要な人には自分の経験から得られた助言をする。
 思慮深いことはもちろんだけれど、
 その根本には人間を愛する気持ちが流れていることを感じる。
 ギルマンさんもきっとこんな方なのだろうと思った。



 1月7日
 ほたる館物語  作:あさの あつこ

 老舗旅館の娘で小学生の一子を主人公にした物語。
 関西風の方言がやさしく感じられて、ほっとする。
 前半の両親や祖母のお客様へのこころくばりもよかったし、
 後半の一子と親友の雪美ちゃんとのできごともよかった。
 人は誰でも、ほかの人との係わりの中で生きているのだと
 しみじみと感じた。



 1月5日
 心霊探偵八雲 1 赤い瞳は知っている  作:神永 学

 おもしろかった!
 こんなに一気に読んだのは久しぶり。
 2巻も読みたいな。
                             by(の)



 1月4日
 六番目の小夜子  作:恩田 陸

 高校を舞台にしたホラー小説。
 「小夜子」のリレーの謎と、今年の小夜子と転校生の沙世子の疑惑、
 事故で死亡した二番目の小夜子の碑などが何重にも重なって、
 不安で空恐ろしい気分になる。
 その合い間には、誰もが経験した学校生活のきらめきが描かれて、
 その揺れ幅の大きさが、ますます恐ろしさを感じさせるように感じた。



 1月2日
 心霊探偵八雲 1 赤い瞳は知っている  作:神永 学

 おもしろかった〜!
 他人には無関心を装ってはいるけれど、本当はあたたかい心を
 持っている八雲がとても魅力的。
 2巻以降も買っちゃおうかな・・・。





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