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虹の谷つうしん

2010年1月〜3月



 3月31日
 あのころ、先生がいた。  著:伊藤 比呂美

 小・中・高校で著者が出会った先生たちの思い出。
 「こんなに素敵な先生がいた!」というお話ではないところが
 よかった。
 わたしも高校のときのある先生のことを思い出しました。
 若さゆえの浅はかさで軽視していた先生の、困難を乗りこえ教師に
 なれた喜びをつづった文章が新聞に掲載されたのです。
 そのときに、他人の生きる背景を知らずにその人を判断するのは
 傲慢なことだと気付きました。
 その傲慢さを改めるのにはとても時間がかかりましたが、今は
 相手をよく知ることを心がけています。



 3月18日
 王国の鍵 1 アーサーの月曜日  作:ガース・ニクス

 わたしのお気に入りの作家ガース・ニクスの作品です。
 曜日ごとの敵と戦いながら進む物語のようなので、7巻まで続くの
 でしょうか。この巻はまだ序の口…という印象かな?
 でも、この作者さんが創りだす異形の者たちはとても恐ろしいです。



 3月15日
 まんまこと  作:畠中 恵

 新しいシリーズの1巻目。
 主人公は放蕩息子・・・という設定ですが、なんとなくのんきで
 人好きのする性格です。人情話なところもわたし好みでした。
 親たちの勢いで決まっていく縁組も、先が楽しみです。



 3月12日
 神々の午睡  作:あさの あつこ

 面白かった。CLANPの表紙が特に好き。
 ギリシャ神話を読んでみたくなりました。
                             by(の)



 3月12日
 さびしさの授業  著:伏見 憲明

 孤独な「自分」を意識したときから新しい道が見えてくる。
 著者から若い人たちへのエールが、
 丁寧に、シンプルに語られています。
 生きることに迷っている誰にでも、ヒントをくれる本だと思いました。



 3月11日
 こそあどの森 霧の森となぞの声  作:岡田 淳

 いつも不思議で素敵な物語をありがとうございます!
 あんまり人付き合いに積極的ではない主人公はもちろん、
 不思議に惹かれやすいスミレさんも私のお気に入りです。
 大人になっても、感じたことを素直に心の中で温めてみる
 ということができると、世界にたくさんの素敵なことが
 見つかるかもしれないですね。



 3月7日
 ねずみとり  作:アガサ・クリスティー

 これはぜひ、本当の舞台を見てみたい!
 ロンドンで見るのが一番の希望なのですが、
 とりあえず日本でもいいから見たいな〜。



 3月7日
 ギリシア神話 オリュンポスの書  文:斉藤 洋

 女神アテナが語る、という手法でギリシア神話が紹介されて
 いきます。
 斉藤洋さんの文章は歯切れよく、楽しくて、
 また佐竹美保さんの絵が神の威厳を持ちつつちょっとお茶目な
 雰囲気で、親しみやすい神様たちになっていました。
 神話は子どものころから好きなので、
 今後、ギリシア以外も出版されないかしらと期待しています。



 3月3日
 新ヨーロッパイラスト紀行2 ヴァンパイアラプソディー
              著:ひらい たかこ、磯田 和一

 『ヒストリアン』を読んで、東欧の建築物を見たかったのですが、
 うっかりイラストの本を借りてしまいました。
 でも、美しいカラーイラストがたくさんあり、
 お店の看板の写真はとてもユニークかつかわいらしかったので、
 とても楽しく読めました。



 3月2日
 レッドデータガール2 はじめてのお化粧  作:荻原 規子

 泉水子が一生懸命で、とてもけなげです。
 なんとなく、勾玉シリーズの現代版のような印象を受けました。
 この作者さんらしい雰囲気がたっぷりです!
 第3巻が待ち遠しい…。



 3月1日
 ふしぎなやどや  文:はせがわ せつこ 絵:井上 洋介

 (ゆ)が小さいとき(もう15年くらい前?)に読んであげた絵本が
 懐かしくなって借りてきました。
 中国の古い物語をもとにして創られています。
 井上洋介さんの絵が不思議な物語にぴったりで、大好きです。



 2月28日
 源平絵巻物語 第五巻 ひよどりごえ
                 文:今西 祐行 絵:赤羽 末吉

 義経軍のいさましい崖下りがあざやかに描かれていて、
 馬のひづめの音が聞こえてくるような気がしました。
 愛馬をめぐる2つの逸話も収められ、
 いくさの中でも人としての心を失わない時代であったのだと
 しみじみと感じました。



 2月27日
 壬生義士伝 上・下  作:浅田 次郎

 新撰組の義士 吉村貫一郎の物語。
 明治維新から約50年後に、本人を知る人々が作者(?)に
 語っている部分と、本人が死に際して思っている部分を
 交互に、方言をとりまぜた文章で表現しています。
 いちばん心に残ったのは斎藤一氏の話で、
 「憎い」と言った同じ口から「まことの侍」という言葉が出た
 ところでした。
 それにしても、全体の物語の運びがさすがですね!
 (わたしがこんなこと言ったら失礼ですが…。)



 2月25日
 聊斎志異  作:蒲 松齢

 中国の奇譚集。岩波少年文庫で読みました。
 子ども向けなので簡単なものが中心ですが、不思議な話や伝説が
 好きなので、とても楽しめました。



 2月22日
 流れ行く者 守り人短編集  作:上橋 菜穂子

 13歳のバルサが、養父ジグロと一緒に旅をしていたころの物語。
 男の子のような見かけで、闘犬のように怖いもの知らずのバルサ。
 ジグロの強さと正しさをひたすらに信じて、
 自分もそうなりたいと願い、日々稽古に励む姿は、
 『闇の守り人』を思い出すと、なんとなく悲しくなってくる。
 けれど、両親を失い、追われる身となっていても、
 ジグロが家族のいる幸せを与えてくれたことは間違いないと思う。



 2月13日
 源平絵巻物語 第四巻 木曽義仲
                 文:今西 祐行 絵:赤羽 末吉

 絵本で歴史を追っていくというのもよいですね!
 特に美しい絵と文ならなおさらです。
 源氏の血を引き、大きな手柄を立てながら、
 源頼朝の命令で討たれてしまう義仲は悲しい運命の人。
 でも、勇敢で信頼できる妻とともに出陣できたことは
 とても幸せだったのではないかと思いました。



 2月10日
 ヒストリアン 2  作:エリザベス・コストヴァ

 おもしろかった!
 歴史をもとに創られた物語を読むといつも、
 創作と本当にあったことを見極めたくなってしまいます。
 でも、実際に調べたりしたことは一度もなくて、
 謎は謎のまま、わたしの中に残っています。
 今回は歴史だけではなく建築物にも興味がわいたので、
 それについては図書館で探してみようかと思っています。



 2月7日
 ぼくの羊をさがして  作:ヴァレリー・ハブズ

 わたしは犬を飼いたいとずっと思っています。
 第一候補はボーダーコリー、この本の主人公です。
 でも、わたしが飼っても幸せにしてあげる自信がないので、
 今は飼いません。
 『牧羊犬シェップ、がんばる。』という本も思い出して、
 やっぱりボーダーコリーが一番だな〜、としみじみと思いました。 



 2月5日
 図書館戦争  作:有川 浩

 こんなことになったら本当に悲しい! と、思いながら読みました。
 作者さんは国や地方の組織や法律のことなど、
 よく調べているなあと、感心してしまいます。
 文章に読点(、)が少なくて、はじめは読みにくかったのですが、
 慣れると会話のようなスピード感があって、
 ストーリーによく合っているように感じました。



 2月3日
 若おかみは小学生!  作:令丈 ヒロ子

 人気のあるシリーズのようなので読んでみました。
 主人公のおっこはもちろん、彼女を囲む人々がみんな素敵で
 人気があるわけがよくわかりました。
 ライバルの少女とおっこがこれからどうなるのかが、
 わたしには一番気になるところです。



 2月1日
 巷説百物語  作:京極 夏彦

 この作者さんの作品は初めて読みました。
 ホラーはかなり好きなのですが、
 怖すぎるのは苦手なのでずっと避けてきたのです。
 (装丁がなんとなく苦手・・・。)
 でも、百物語というタイトルに惹かれて読んでみたところ、
 とても好きになりました。
 個性豊かな又市たちに、一般人の百介が一枚かむのも面白いです。



 1月29日
 ヒストリアン 1  作:エリザベス・コストヴァ

 吸血鬼伝説にまつわるものがたり。
 主人公である現代の少女の視点と、歴史学者である彼女の父が語る
 体験談と、彼女の父が恩師から聞いた恩師の体験談で構成され、
 文章が3つの時代を行き来します。
 ヨーロッパの歴史や地理に疎いので、はじめは煙にまかれたようでし
 たが、だんだん場所や歴史上の人物に慣れて、後半はスピードアップ
 してきました。
 読んでいるだけで、中世東欧の歴史がすこしずつ沁みこんでくるよう
 な気がしました。
 いいところで終ってしまったので、急いで2巻を借りなくちゃ!



 1月17日
 教室の祭り  作:草野 たき

 小学校高学年向けの作品。
 作者さんは、この年代の女の子たちのことをよく知っているなあ
 と感心しました。
 読んでいると自分の記憶も呼び覚まされてきて、
 自分がその場にいるような気持ちになってきます。
 (同じことがおこったわけではないけれど。)
 子どもたちに勇気をくれる作品だと思います。



 1月16日
 オバケちゃんとはしるおばあさん
                作:松谷 みよ子 絵:いとう ひろし

 オバケちゃんの本、久しぶりに読みました。
 純粋に、素朴におもしろくて、癒された気がします。
 小さいお子さんのために書かれた作品は、読み終わった後に
 楽しくてしあわせな気分になれるところがいいですね!



 1月15日
 ゆきむすめ  絵:赤羽 末吉 文:今江 祥智

 ちょっと悲しくてやさしい、雪女の物語です。
 赤羽末吉さんの描く雪女たちは、本当に雪から生まれたように
 空をわたって行きます。
 その一方、雪女たちとたたかう決心をした村の女たちの
 決意にみちた顔もとても好きです。
 物語も美しくて、何度でも読み返したい絵本でした。



 1月14日
 レッドデータガール はじめてのお使い  作:荻原 規子

 熊野の山の神聖さが感じられる作品です。
 おさげ髪で内気な主人公 泉水子に秘められた力が何なのか、
 泉水子を守りつつも、危険も感じさせる山伏たちの目的は何か。
 勾玉シリーズを現代に持ってきたようなイメージも感じましたが、
 もう少しふんわりした優しさを持つ物語だと思いました。
 2巻を図書館で予約しました!



 1月11日
 獣の奏者 闘蛇編・王獣編  作:上橋 菜穂子

 図書館でなかなか借りられないでいたら、友人が貸してくれました。
 この作者さんはやっぱりすごいです!
 国の歴史や生き物の在りようなど、
 まるで本当に存在するかのような存在感です。
 あとがきに、ここで終わりにするつもりだったけれど、
 続きを望む声がたくさんあって…というお話がありました。
 わたしもエリンやセィミヤが幸せになれたのかどうか、とても
 気になるので、続編が出てよかったです。





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