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虹の谷つうしん 

2004年5月〜9月



 9月20日
 ミッシング・マインド  作:キャロル・マタス&ペリー・ノールデン

 お転婆で行動派のレノーラ姫と、やさしくて堅実なコリン王子の
 かけ合いが楽しいシリーズの2作目。
 「想像が現実になる」って楽しいような気がするけれど、
 この本で描かれている自由な想像の世界はものすごい。
 やっぱり、今のままでいいや・・・。



 9月17日
 牧羊犬シェップ、がんばる  作:マージョリー・クォートン

 久しぶりに大人用の素朴な楽しい物語に出会ったような気がする。
 シェップの犬ならではの楽しみ、習性、ものごとの見方が
 とても単純で、でも飼い主とその家族への愛情に満ちていて、
 読みながら一緒に幸せな気分になれた。



 9月14日
 終わりなき夜に生まれつく  作:アガサ・クリスティー

 誰が犯人かは忘れていると思っていたけれど、
 途中で思い出してしまった。
 それでもクリスティー女史の作品は、人間性の物語としても
 読み応えがあるので、後半はどっぷり浸ることができた。



 9月9日
 放課後の時間割  作:岡田 淳

 学校ネズミが語る物語集。
 どのお話もウィットが効いていて楽しい。
 小学校での読み聞かせにちょうどよさそうなので、
 この作者を紹介するときには、忘れずにリストに入れなくては。



 9月8日
 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団  作:J・K・ローリング

 いつものとおり、一気に読ませる力のある本だと思った。
 今までのいろいろな謎が解けていく中で、
 ネビルの強さと、ペチュニアおばさんの心の動きが印象に残った。
 先に読んだ(ゆ)が、友達に八つ当たりするハリーのことを
 「イヤなヤツ」と言っていたことも、おもしろいと思った。



 8月30日
 こそあどの森 はじまりの樹の神話  作:岡田 淳

 楽しい作品と思って、軽い気持ちで読んだら、
 とても深い感動を味わえる、素敵な物語だった。
 前置きがなく、すぐに物語の中に入り込めるところもいい。
 もともと古代の生活や神話に興味があるので、
 よけいに楽しめたのかもしれない。



 8月26日
 カエルの城    作:ヨースタイン・ゴルデル

 夢の中の物語なので、会話がかみ合っていなくて、
 場面がくるくると変わってしまう。
 はじめは少し戸惑うけれど、慣れると楽しく読める。
 『ソフィーの世界』の作者という先入観から、物語の中に
 メッセージを探してしまうが、この作品は純粋なファンタジー。
 主人公に祖父の死について話をする王様の言葉がやさしい。



 8月25日
 ハロウィーンの魔法    作:ルーマ・ゴッデン

 がんこで変わり者と言われる人物の心を開かせるのは、
 おっちょこちょいで、かんしゃくもちの子どもが多いようだ。
 この物語のセリーナ、『赤毛のアン』のアン、『若草物語』のジョー。
 頑固な人は、対等に話のできる相手を待っているのかもしれない。
 もう一つ感じたことは、どんなに親切な人でも、
 “正義”の名の下に残酷な仕打ちができるものなのだ、ということ。



 8月20日
 ブロックルハースト・グローブの謎の屋敷
                  作:シルヴィア・ウォー

 はじめの方は少しのんびりした感じだけれど、
 事件をきっかけに、メニム一家のそれぞれが、自分の新しい
 性質を見つけていく場面になると、ぐんぐん読み進めてしまう。
 最後には、一番不幸に見えたミス・クィグリーが、
 一番自由で満足する結果になったことがとてもよかった。



 8月18日
 魔道師の掟      作:テリー・グッドカインド

 こういう作品は久しぶりに読んだ。
 アメリカではベストセラー・ファンタジーといわれる種類の作品だそう。
 魔法使い、戦士、秘密の力を持つ美女、普通の青年だった主人公と、
 RPGではお決まりのメンバーがそろってパーティ完成、というところ。
 一気に読んでしまったけれど、続きを読みたいのかそうでもないのか、
 自分でもよくわからない。



 8月11日
 エーミールと探偵たち      作:エーリヒ・ケストナー

 男の子の団結力ってすごいのねー・・・と感心した。
 初めて会ったのに、すぐに信頼関係ができあがって、
 ほかの男の子たちは、本人を知らなくても助けに集まってくる。
 登場する子どもたちがとても生き生きとしていて、
 ケストナー氏はきっと、
 子どもの心のままの大人だったのではないのかなと思った。



 8月10日
 ケルトの白馬      作:ローズマリー・サトクリフ

 表紙に緑の草原に浮かび上がる白馬の地上絵の写真があり、
 その美しさにひかれて手に取った本。
 この土地では大地が白亜層になっているそうで、
 描かれた馬は本当に真っ白だ。
 丘の砦を舞台に、静かな言葉で描かれる物語が
 躍動感を秘めた白馬の絵とぴったり合っていると思った。



 8月5日
 魂をはこぶ船      作:オトフリート・プロイスラー

 ドイツの各地に伝わる幽霊の話を集めて語りなおした1冊。
 この中では『青いアグネス』という、美しくて悲しい物語が
 特に心に残った。
 昔話や伝説には、どこか、人をひきつけるところがあると思う。



 7月28日
 びりっかすの神様           作:岡田淳

 読んでいるととても楽しくなる。
 私が子どもの時には、このクラスのように
 壁に忘れ物グラフや合格したら色を塗る絵などが貼ってあった。
 比べることもときには必要かもしれないけれど、
 先生は比較によって何が生まれるのかを見極めて、
 よいフォローをしてあげなければならないと思う。



 7月27日
 アースシーの風           作:ル=グウィン

 ゲド戦記第5巻
 この物語に登場する女性たちはみんな、賢くて、勇気がある。
 自分のなすべきことを知り、怖くても立ち向かっていく。
 それに比べて、レバンネンの意固地さが
 なんともいえなく子どもっぽくてイライラしてしまう。
 最後にゲドとテナーが幸せな一幕を見せてくれて
 「めでたし、めでたし。」と、温かい気持ちになった。



 7月22日
 裔を継ぐ者           作:たつみや章

 月神シリーズ外伝。
 シリーズそのものよりも泣けてしまった。
 読み終わったあと、私の身の回りを見回すと、
 動物や植物に宿る神様はいなさそうだけれど、
 家に宿る神様はいるのではないかと気が付いた。
 もし我が家に宿られていたら、きっと、家を大切にしている
 おじいちゃんのことを好いてくださっていると思う。



 7月15日
 地の掟 月のまなざし/天地のはざま/月冠の巫王
                       作:たつみや章
 月神シリーズ2、3、4巻。
 ポイシュマとワカヒコがいろいろな経験を通して成長していく姿が
 頼もしい。
 争いをなくすためには、相手を知ろうとする気持ちが大切だと
 心から感じた。
 「八百万の神」とはこういう存在を指すのかな・・・と納得して、
 身の回りのものに感謝の心がわいてきた。



 7月13日
 テムズ川は見ていた  作:レオン・ガーフィールド

 ヴィクトリア朝時代のロンドンを舞台にしたサスペンス(?)
 めぐまれない少年と、貧しくても正直な男が心を通わせていくところは
 凝った言葉を使わなくても心にしみこんでいく気がした。
 誰が悪人なのか、なかなかわからなくて、
 ずーっとドキドキしながら読んだ。



 7月8日
 ストラヴァガンザ 仮面の都  作:メアリ・ホフマン

 異次元のベネツィアを舞台にした作品。
 ベネツィア関係の本は今年3作目。
 今のロンドンと異次元を病気の男の子が行き来するという設定は
 『ネシャン・サーガ』と似ているけれど、
 この作品は政治的な陰謀に巻き込まれる物語で、現実的な感じがする。
 お祭の場面を読むと、ぜひ行ってみたくなる。



 7月5日
 アヌビスの門  作:ティム・パワーズ

 何回読んでもあきない、わたしのお気に入りの作品。
 時間を越えた主人公が知っている「事実」が
 どんな邪魔が入っても、実はそのために実現していたという設定が
 おもしろいと思うし、読者を驚かせる。
 この本でエジプトの太陽神信仰を少し知ることができて、
 最近はヒエログリフの入門書も買った。



 6月30日
 なん者ひなた丸 火炎もぐらの術の巻  作:斉藤 洋

 片手だけがのこっちゃうところがおもしろい。
 出てくる人の名前もおもしろいところが好き。
 早く次も読みたい!
                             by(の)



 6月23日
 エパミナンダス  編:東京子ども図書館

 このお話はおもしろいよ〜。
 なぞなぞの詩もたのしい!
                             by(の)



 6月20日
 月神の統べる森で  作:たつみや 章

 確か4巻くらいで完結しているシリーズの1作目。
 古代の日本を舞台にしていて、
 日本人として共感できる部分がたくさんある作品だ。
 (ゆ)に薦めてみたらかなり気に入った様子。



 6月16日
 たかむらの井戸  作:たつみや 章

 小学生向きのかわいいお話。
 この作者が描き出す日本の神様は、怒っていることが多い気がする。
 (小野 篁は神様ではないけれど。)
 本当は、とてもやさしくて、小さい者をかわいがってくれるので好き。



 6月14日
 マックスのどろぼう修行  作:斉藤 洋

 小学校で紹介するので借りてきて、久しぶりに読んだらやっぱり面白かった。
 本人の気持ちとは関係なく、マックスのことを心配する大人たちは
 勝手なようでもあるけれど、心からマックスのことが好きなのだ。
 途中でいろいろなことに出会って、成長していく姿にはげまされた。



 6月10日
 ラグナロク  作:安井 健太郎

 面白い! 続きをどんどん読みたい。

                                 by(ゆ)



 6月10日
 クロイヌ家具店  作:大海 赫

 探して、探して、やっと手に入れた本。
 小学生のときに読んで残っていた記憶どおり、すばらしい。
 このサイトでもおすすめにしたいけれど、
 古すぎてどこにもなさそうなのが残念。



 6月8日
 水滸伝 上・中・下  作:施 耐庵

 面白かったけど、強くて尊敬されている人が、
 都を追われるとみんな盗賊になってしまうのは変な感じがする。
 最後には盗賊がすごい大人数になってしまって、
 いったいどうなるのかと思った。

                                 by(ゆ)



 6月3日
 マインド・スパイラル1 スクランブル・マインド
                       作:C・マタス&P・ノールデン

 面白くて一気に読んだ!
 表紙はちょっと不気味で暗い感じだけど、
 物語に出てくる景色は鮮やかで明るい。
 主人公二人の珍道中ぶりも楽しい。



 5月31日
 竜退治の騎士になる方法  作:岡田 淳

 すごくシンプルで、それでいながら深いお話。
 竜との戦闘シーンは手に汗握るドキドキ感。
 図工の先生だったという作者が描いた文房具の挿絵も、
 物語と一体感があっていいな、と思う。



 5月30日
 天使のかいかた  作:なかがわ ちひろ

 だいすきな「かっぱのぬけがら」と同じ人の本。
 天使がウンチをけとばして捨ててしまうところが面白い。
                             by(の)



 5月28日
 チョコレート病になっちゃった!?  作:ロバート・K・スミス

 すごくおもしろい!
 みんなにぜったいに読んでみてほしい!
                             by(の)



 5月21日
 奇術師  作:クリストファー・プリースト

 ハヤカワ文庫のプラチナファンタジーシリーズの一冊。
 ファンタジーの雰囲気を持ちながら、SF的な要素もあり、
 謎が最後まで解けないという推理小説的な部分もある。
 2人のイリュージョニストの日記から、かくれた秘密が
 明らかになるというところも、読んでいて楽しい。



 5月10日
 おもちゃやのクィロー  作:ジェームズ・サーバー

 このお話は大好き。
 (ゆ)が小さいときに読んであげたらとても楽しんでいた。
 図書館で見かけたので、(の)にも毎晩連続で読んであげたところ、
 反応は思いの外クールだった。
 クィローが大男に作り話をして、それに合わせた仕掛けをするところは
 劇作家である作者らしいアイデアですごく楽しい。



 5月5日
 ハッカー  作:マロリー・ブラックマン

 12才のヴィッキーが父親の無実を証明しようとがんばる物語。
 コンピュータのシステム上の謎解きについてはナナメ読みだけど、
 犯人をつかまえるシーンは手に汗握るかんじ。
 そちらよりも、主人公が自分自身の悩みを背負いながらも
 父親(本当の父ではない)のために困難に立ち向かう姿にひかれる。
 きちんと話をすることで、悩みを解決できたラストもよかった。



 5月3日
 神の守り人 来訪編・帰還編  作:上橋菜穂子

 シリーズ初の2巻完結作品。
 いつもながら、この作者の国や世界を描きあげる才能はすごい。
 わたしたちの世界も、もしかしたらもう一つの世界と
 重なっているのかもしれない・・・などと思ってしまう。
 今回はバルサが何度もけがをするので、
 読みながら一緒に痛みを分かち合うのがつらかった。





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