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虹の谷つうしん

2004年10月〜12月



 12月27日
 西の善き魔女U 秘密の花園   作:荻原規子

 文庫版の第2巻。
 サブタイトルのとおり、まさに「秘密の花園」。
 女子校が本当にこんな様子であるのなら、
 (の)はやっぱり共学校に行かせたい・・・と親としては思う。
 でも、久しぶりの少女小説にどっぷりと浸っている。



 12月25日
 今日も元気に魔法三昧!   作:アスプリン&ナイ

 待ちに待った「マジカルランド」シリーズ第13巻。
 私のお気に入りのバニーとグィドが
 今回もそれぞれに活躍してくれていてうれしい。
 すでにあと2冊が刊行されているそうなので、
 早く翻訳されないかと、とても楽しみにしている。



 12月25日
 背後霊内申書   作:山中 恒

 この人の本はやっぱりおもしろい!
 背後霊がいろいろな時代の有名人だというところも、
 彼らがそれぞれ守っている人間のために
 たくさん手助けをするところも楽しい。
 でも、この本に出てくるような不良のお姉さんは
 最近は見かけなくなったように思う。



 12月24日
 マインド・スパイラル3 マーヴェラス・マインド   作:C・マタス

 外見に自信のないコリンは、他人からもそう言われるのだけれど、
 婚約者のレノーラには初対面からずっと
 キュートだと思われているところが気に入っている。
 物語は面白いけれど、1巻、2巻ほどの勢いがないように感じた。



 12月24日
 少女海賊ユーリ 海竜のなみだ  作:みお ちづる

 出てくる人がみんな面白い。
 一回読んでも、またすぐに読みたくなる。
 1巻から順番に借りてきてくれればよかったのに・・・。
                             by(の)



 12月20日
 ドーム郡シリーズ2 虹への旅   作:芝田勝茂

 クミルとかかしの物語ではなかったことが残念!
 あの二人が大好きだったのに。
 第2巻はあれから何十年もたったあとの物語。
 第1巻での伝説や謎があきらかになり、新たな歴史が始まる。
 読み終わったあとにすがすがしい気持ちになれる。



 12月15日
 ドーム郡ものがたり   作:芝田勝茂

 この作者さんの作品は初めて読んだ。
 登場人物の心の動きが会話文によって表現されているところが
 生き生きとしていて、物語に引き込まれる。
 からだはここに在りながら、心は主人公と一緒に旅をして、
 歌を歌い、恋をして、人々に勇気を奮い立たせる。
 すぐにでも2巻目を読みたい!



 12月11日
 りかさん   作:梨木香歩

 不思議な力を持つお人形のりかさんとようこの物語。
 人形の持つ記憶が語られる場面の中で、神隠しにあった子ども
 のところはかなり怖くて、今でも目に見えるような気がする。
 ほかは不思議だけれど、ほんわかと温かい感じがして、
 全体的には結構好きな作品。
 来年は私の古いお雛様も飾ってあげなくてはと思った。



 12月10日
 森のなかの海賊船   作:岡田 淳

 「こそあどの森」シリーズ第3巻。
 1巻では他人と話をすることができなかったスキッパーが
 森の住人たちとすっかり仲良しになっていたことがうれしかった。
 それだけではなく、どんな相手に対しても優しい心遣いが
 できるのは、彼が一人きりで自分と向き合って暮らしてきたから
 なのではないかと思う。
 物語はとてもロマンティックで、ラストがとくに感動的。



 12月7日
 さよなら 友だち   作:浜野卓也

 子どもたちのさまざまな別れの場面を語っている本。
 どの別れも、それまでのわだかまりを洗い流して
 さわやかに、そして温かくてやさしい気持ちになれる。
 大人になるまでに、私たちもたくさんの別れを経験する。
 そんな悲しいときに、この本を読んだら勇気が出るような気がする。



 12月5日
 竜と舞姫   作:吉橋通夫

 遣唐使の従者だった少年と日唐混血の少女の物語。
 長安でのびのびと育った少女が日本の貴族の姫君となっても、
 その明るさと強さを失わなかったところがよかった。
 当時の日本と唐の関係について、以前から疑問に思っていたことに
 答えが見つかったこともうれしかった。



 12月2日
 盗神伝U、V アトリアの女王   作:M・W・ターナー

 始めからかなり恐ろしい展開になっていて、ちょっとびっくり。
 全体は3国の戦争のかけ引きが軸になっていて、
 作戦なのか、本気なのか、読んでいても常にハラハラしてしまう。
 そして実は恋愛もの、というところも不思議で魅力的。
 次回作も出るらしいので、今から楽しみ。



 11月24日
 永遠の夏休み   作:折原 みと

 大切な友達が死んでしまうって、どれほどつらいだろう。
 それが自分に責任があるような気がしたら、耐えられるだろうか。
 読んでいると、主人公の気持ちが心に突き刺さるようだった。
 母親としての自分についても考えさせられた。



 11月22日
 水の伝説  作:たつみや 章

 林業について、簡単なことしか知らなかったことがわかった。
 山と人とのかかわり、人と神様とのかかわり、
 そしていつも目の前にある、人と人とのかかわり。
 少しの心遣いが、たとえそれが“覚えている”だけであっても、
 受ける相手には心がなぐさめられることに違いないと思った。



 11月21日
 盗神伝1 ハミアテスの約束  作:M・W・ターナー

 登場人物の個性が会話を通して伝わってくる。
 物語は、冒険ものによくある宝探しの旅ではあるが、
 風景の雄大さや、神話が語られる場面、
 そして最後のどんでん返しなどがとても楽しめた。
 主人公が、敵対していた連れと次第にうちとけていく様子も○。



 11月20日
 スター・ガール  作:ジェリー・スピネッリ

 読み始めたらとまらなくて、1日で読みきった。
 主人公とスター・ガールの幸せと悲しみが
 ものすごい勢いで交互に押し寄せてくる。
 「海のはてまで・・・」に引き続き、心を揺り動かされた。
 今年の“心に残った本”リストに加えなくては!



 11月19日
 海のはてまで連れてって  作:アレックス・シアラー

 すごくよかった!
 主人公(10歳くらい?)のかわいい悩みと、
 するどい人間観察が楽しい。
 そして、豪華客船という日常とは違う世界への冒険。
 一気に結末に向かう後半は字を読むのがもどかしいほど。



 11月15日
 騎士見習いトムの冒険 1  作:テリー・ジョーンズ

 聖職者か学者という将来から逃れて、
 あこがれの騎士見習いになる旅にでる少年の物語。
 15世紀のイギリス、フランスの人々の暮らしが、
 まるで目に見えるように描かれている。
 風刺とユーモアがある一方で、ちょっと悲しい部分もある。



 11月7日
 西の善き魔女1 セラフィールドの少女  作:荻原規子

 すでに新書版と単行本で発行されている作品の文庫版。
 出だしの部分はいかにも少女向けのイメージがあるけれど、
 主人公が次々に訪れる悲しみを乗り越えて成長するところに
 とても感動して、涙が出てしまった。
 漫画にもなっているらしいけど、この文章をセリフだけにするのは
 ものすごくもったいないと思う。



 11月5日
 ほこらの神さま    作:富安陽子

 装丁が気に入って借りてきたら、お話もGood!でした。
 ほこらの神秘的な様子と
 願い事がだんだんと深刻になっていくところが、
 楽しいけれど、ちょっと怖いかんじがする。
 ほこらがなくなってしまう場面もドラマティックだった。



 10月31日
 ルドルフともだち ひとりだち    作:斉藤 洋

 斉藤洋さんの作品は、どれを読んでも感動する。
 楽しい場面もたくさんあって、
 私が読みながらくすくす笑っているのが
 こどもたちにはとても気になったらしい。
 ルドルフが事情を知らない弟と話をするところがせつない。



 10月29日
 ソルジャー・マム    作:アリス・ミード

 11歳の女の子の成長物語であると同時に、
 テレビには映らない戦争の一面を見せてくれる作品。
 人生にはHAPPYなこととつらいことが
 ごちゃまぜになって押し寄せてくる。
 その中で、思いやって助け合うのことができるのが
 家族の条件なのかな・・・と思った。



 10月24日
 鏡のなかの迷宮 光る石    作:カイ・マイヤー

 シリーズ2作目。
 1作目の謎が明かされつつ、新しい人物と謎が登場する。
 ちょうどクライマックスに入るあたりで終わってしまい、
 すぐにでも3作目を読まないと、落ち着かないような気がする。
 3作目は今年の夏に出たばかりで、図書館では予約が並んでいる。



 10月19日
 われはロボット    作:アイザック・アシモフ

 有名な「ロボット工学三原則」をテーマに、
 いろいろな性格をもったロボットをめぐる物語が展開する。
 ここに描かれるロボットは純粋で、やさしい。
 キャルヴィン博士の「ロボットは慎み深い」という言葉にも納得。
 未来世界を人間が支配する世界として描いているところもよかった。



 10月12日
 シャーロット・ドイルの告白    作:アヴィ

 前半は階級社会の見本を見せられているようで、
 日本人の(庶民の)私には、少しなじみにくい感じがしたけれど、
 後半は主人公ががんばって成長していく姿に感動した。
 本物の主人公のようなお嬢様たちにとっては、
 あこがれてため息をつくような物語なのでしょう。



 10月9日
 トム・ソーヤーの冒険  作:マーク・トウェイン

 おまじないを真剣に信じているところがおもしろい。
 子どもたちの親がハックと遊ぶことを禁止していることや、
 みんな、神様が絶対だと信じていることには少し驚いた。
 野生児のようなハックがけっこう臆病だったのが意外。
                                   by(ゆ)



 10月7日
 龍のすむ家    作:クリス・ダレーシー

 人間関係があたたかくて、心がほっとする物語だった。
 登場する龍は手に乗るサイズの陶器の龍だけど、
 どれも生き生きとして、とても魅力的。
 主人公のデービットが大学生なのにテディ・ベアを
 大切にしているところも好き。



 10月6日
 クロイヌ家具店  作:大海 赫

 最初のイスを燃やしてしまわなくてもよかったのに。
 歩くイスが海をわたっていくところがちょっと悲しい感じがした。
 この人が書いたほかの本も読みたいな!
                             by(の)



 10月6日
 風の森のユイ  作:吉橋 通夫

 古代の海岸の村と森を舞台にしたファンタジー。
 登場人物が生き生きとしていて、とてもよかった。
 最近、日本の古代の暮らしを描いた作品をいくつか読んで、
 教科書で習った、ただの「狩猟、採集のくらし」ではなく、
 もっと温かくて身近な存在として、
 わたしたちの祖先のことを感じるようになった。



 10月1日
 塵よりよみがえり  作:レイ・ブラッドベリ

 ハロウィーンをテーマにした(?)不思議な生き物たちの物語。
 表紙は「アダムズ・ファミリー」の作者。
 ブラッドベリは昔、SFの作品を読んで知っていたけれど、
 もっと様々な分野の小説を書いていて、
 80歳を超えた今も新作を発表しているそう。
 この本は読めば読むほど好きになるような気がする。





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