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虹の谷つうしん

2005年7月〜9月



 9月30日
 琥珀の望遠鏡 上・下  作:フィリップ・プルマン

 ライラの冒険シリーズ 完結編。
 悲しみと感動が次々に押し寄せて、涙が止まらなかった。
 児童文学として書かれたそうだけれど、
 神学や哲学に関係する部分がかなりあって、
 子どもよりも大人の方が楽しめるような気がする。



 9月25日
 ポリッセーナの冒険  作:ビアンカ・ピッツォルノ

 ストーリーはおもしろかったのだけど、私は主人公よりも、
 彼女と一緒に旅をする旅芸人のルクレチアの方が好きになった。
 最後にいきなり判明したルクレチアの出自が
 ポリッセーナよりも高貴で、身分が逆転してしまうところは
 けっこうスカッとするラストだと感じた。



 9月24日
 新シェーラひめのぼうけん 風の恋歌  作:村山 早紀

 けっこうかわいそうなんだけど、
 おもしろいところもある。
 つぎは来年か・・・。
                             by(の)



 9月8日
 セブンスタワー 4  作:ガース・ニクス

 タルとミラそれぞれが、自分だけでは止められない動きに
 巻き込まれてしまった。それも重要な人物として。
 ミラは戦士としてだけでなく心も強くなって、
 タルはいろいろな相手のことを考えられるようになってきている。
 あと2巻で終わってしまうと思うととても残念。



 9月6日
 エンジェル エンジェル エンジェル  作:梨木 果歩

 おばあちゃんの青春の思い出と、コウコの今が混ざり合って
 不思議な雰囲気でありながら、リアルな感じがする。
 旧仮名遣いの文章は、やわらかくて、やさしくて。
 おばあちゃんがずっと心に秘めてきた想いが
 コウコの言葉で浄化されるような場面に感動した。



 9月5日
 セブンスタワー 3  作:ガース・ニクス

 嵐の精の2人がちょっととぼけた感じで、
 でも、実はとても頼りになるところがいい。
 タルもミラも、自分の民族だけが秀でているのではないと
 だんだんと気づいてきている。
 それがゆっくり過ぎて、ちょっとイライラしちゃうけど。



 9月1日
 ライオンボーイ  作:ジズー・コーダー

 とてもワクワクする冒険物語。親子で作っているそうだ。
 主人公が生活をともにするサーカスは、とてもきらびやか。
 天野喜孝さんのカラー挿絵もあって、ますます豪華。
 ライオンたちもかっこよくて、続きを早く読みたい!



 8月30日
 神秘の短剣 上・下  作:フィリップ・プルマン

 ライラの冒険の第2部。
 北極とは離れて、パラレルワールドの冒険。
 “子どもだけが影響を受けない物質”をテーマにしているので、
 ライラがだんだんと思慮深くなってきていることが心配になってくる。



 8月26日
 セブンスタワー 2  作:ガース・ニクス

 氷民の少女ミラが、悪夢を見せられる拷問から逃れる方法を
 心得ていて、逆に番人を怖がらせてしまうところは気持ちよかった。
 まだまだ謎がたくさんあり、どのように真実が明らかになるのか、
 3巻以降も急いで読みたい。



 8月24日
 少女探偵ナンシー 古い柱時計の秘密  作:キャロリン・キーン

 フォア文庫ではシリーズの2番目だけど、もともとは第1作だそう。
 ナンシーのはっきりした性格がよく描かれていて、
 とてもおもしろかった。
 16歳の少女が車を運転し、パーティーのドレスを注文に行く。
 日本と違う生活習慣も、別世界のようで楽しい。



 8月21日
 黄金の羅針盤 上・下  作:フィリップ・プルマン

 主人公ライラのものすごいお転婆ぶりに驚かされたけれど、
 それこそが彼女が果たす役割に
 必要な素質だったところがおもしろい。
 よろいグマのイオレク・バーニソンがかっこいい。
 第二部の「神秘の短剣」へと続く。



 8月17日
 セブンスタワー 1  作:ガース・ニクス

 もともとの影を切りはなし、
 人間に仕える影をつけて暮らす闇の国の選民たち。
 自分たちは特別だと思っていたけれど、真実はどこに?
 これからの展開がとても楽しみ。



 8月15日
 魔法の声  作:コルネーリア・フンケ

 もしも自分にこんな才能があったら?
 うれしい反面、コントロールできないと恐ろしい。
 主人公の父親の本を直すという職業がとても魅力的に感じて、
 製本を習ってみたいなー・・・などと思ってしまった。



 8月12日
 樹上の銀  作:スーザン・クーパー

 闇の戦いシリーズ4作目。最終巻。
 戦いの中で、子どもたちがそれぞれの役割を担い、
 それを果たすことで少しずつ成長していく。
 特にアーサー王の子であるブラァンがよかった。



 8月11日
 こそあどの森 だれかののぞむもの  作:岡田 淳

 おばあさんが死んでしまって、
 ひとりぼっちになってしまったフーがかわいそうだった。
                             by(の)



 7月29日
 灰色の王  作:スーザン・クーパー

 闇の戦いシリーズ3作目。
 伝説と現実が入り混じって、最後の戦いへの準備が完了。
 ウェールズの素朴で温かい人々に、親しみを感じる作品だった。
 一度は行って、本物の牧羊犬を見てみたい。



 7月26日
 水晶玉と伝説の剣  作:ヴィクトリア・ハンリー

 久しぶりにワクワク、ドキドキした。
 題名を見ると魔法使いが登場するファンタジーかと思うけれど、
 登場するのは「予言者」だけ。
 人物は魅力的で多彩、ストーリーは無理がなく自然に読めた。
 ただ、題名が直接的で、もったいないように感じる。



 7月24日
 エミリーの求めるもの  作:L・M・モンゴメリ

 この本も前に読んでいた。
 愛情というものはとてもやさしくて美しい。
 でも、それは時として嫉妬や憎悪や間違った行動を産んでしまう。
 この物語の中でもたくさんの誤りや誤解がおきていたが、
 最後に一気に丸く収まるところが劇的と感じた。



 7月22日
 エミリーはのぼる  作:L・M・モンゴメリ

 この本は一度、読んだことがあった。
 高校へ通うエミリーを下宿させている伯母さんは、
 いつもエミリーを「ずるい」と言うけれど、
 本当にピンチの時にはあっというまに解決してくれて、
 まさに「血は水よりも濃い」とつくづく思った。



 7月19日
 みどりの妖婆  作:スーザン・クーパー

 闇の戦いシリーズ2作目。
 激しい戦いだった1作目に較べると、静かな戦いである。
 でも、こちらの方が人間のやさしさが根底に流れていて、
 読んだあとにほっとした。
 3巻目も楽しみ。



 7月14日
 エミリー  作:L・M・モンゴメリ

 設定としては「赤毛のアン」と似ているけれど、
 エミリーの性格がアンよりも実際的なので、
 物語全体がなめらかに進行していく感じがした。
 この時代の農家の生活は、不便でありながらも
 なんだかゆとりが感じられて、ちょっとうらやましい。



 7月9日
 親指のうずき  作:アガサ・クリスティー

 トミーとタペンスの(長編)3作目。
 いくつになっても好奇心と行動力旺盛なタペンスはやっぱり素敵。
 「獲物を見つけたテリア」は健在だった。
 これも一度読んだことがあるけれど、
 犯人は忘れていたので、物語も謎解きも楽しめた。



 7月3日
 新シェーラひめのぼうけん 妖精の庭  作:村山早紀

 もとのシリーズでは旅をする子どもたちはみんな一人っ子で、
 「友だちが一緒にいてくれて幸せ」な旅だったけれど、
 新シリーズは兄弟と姉妹の存在に、落ち込んだり嫉妬したり、
 いろいろとたいへん。
 今回は、探していた魔法使いが見つかってほっとした。



 7月1日
 大魔術師対10人の女怪!  作:アスプリン&ナイ

 待ちに待ったマジカルランドの新刊。
 以前のメンバーの登場が少なめでちょっとがっかり。
 スキーヴが大人になりすぎて・・・というかしっかりし過ぎていて、
 なんとなく、雰囲気が変わってしまったような。
 私がひいきにしているバニーと恋に落ちないとは納得できないな!





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