JUNGHANS Cal.88

二番目に蒐集したドイツ製クロノグラフです。ケースはステンレスに金メッキで、傷が少なく良い状態です。
文字盤に風防の傷の影が映っていますが、文字盤と針も殆ど無傷で良い状態です。
時計やクロノグラフの動作も正常ですので、機械も良い状態と思われます。
2カウンターで、文字盤最外周がタキメーター、その内側に赤色でテレメーターが刻まれています。
文字盤に12時下にJUNGHANSと19RUBISが印字されていますので、19石である事が分かります。
一般的に手巻き腕クロノグラフは17石の物が多いのですが、それらより多石です。
JUNGHANS
.8819石で、地板や受けが金メッキ仕上げされ、伝え車に石が使われており、高級な機械です。
非防水ケース、角形プッシャー、耐震装置付きチラネジテンプ等の特徴より、1950年代の製造と思われます。
他に有名なドイツ製腕時計クロノグラフ機械にHANHART.40、GLASHUTTE TUTIMA Cal.59GLASHUTTE GUB Cal.64が有ります。
第二次世界大戦でドイツ軍が使用したGLASHUTTE TUTIMA Cal.59には手が届きませんが、GLASHUTTE TUTIMA Cal.59を2まわり小さくしたようなGLASHUTTE GUB Cal.64は蒐集済みですので、HANHART.40の蒐集が今後の課題です。
機械の写真ですが、暫くお待ち下さい。

2004/1/18(日)加筆
やっと機械の写真をアップ出来ました。綺麗な機械です。裏蓋の内側も綺麗に磨かれています。

2010/5/2(日)加筆
HANHART Cal.42を掲載したついでに、少し加筆しました。
資料を見たり、機械の写真を見たりして気が付いたのですが、JUNGHANS Cal.88はフライバッククロノグラフでした。

HANHART社やJUNGHANS社は第二次世界大戦後も西ドイツで事業を継続し、戦後も戦前戦中と同様の機械式時計製造を継続しましたが、早い時期に、この手の時計の製造を打ち切ったようです。
一方GLASHUTTEの時計会社は東ドイツで国有化されGUBになり、ドイツ統一後は、GLASHUTTE ORIGINALとして高級機械式時計を作り続けています。

※2010年6月6日(日)加筆
普通のクロノグラフはクロノグラフ動作中に再スタートさせようとすると、ストップ、リセット、スタートと3回ボタンを押さなければなりません。
フライバッククロノグラフならば、クロノグラフ動作中にリセットボタンを押すと、再スタート出来ます。
ストップ、リセットの手順を飛ばすので、機械に負担のかかりそうな機構ですが、迅速な操作が必要という理由で、第二次世界大戦頃の軍用クロノグラフに採用されていたようです。
当館は特に軍用時計を蒐集している訳ではありませんが、数えてみたら、この時計を含めフライバッククロノグラフが6個ありました。
LONGINES Cal.13ZN(後期型?)LONGINES Cal.13ZN(後期型)LONGINES Cal.30CHGUB Cal.64HANHART Cal.42

○サイズ:ケース直径37mm/ケース厚14mm(突起を除く)
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