姫が憧れたのは輝夜。

 

昔々、月はわたくし達の髪や瞳と同じ黒い色をしておりました。

それが何故あのようにまばゆく輝くようになったのを知っていますか…?

 

ある日、間久部の君<まくべのきみ>という方が道を家来と共に歩いておりました。

君はこれから婚約相手の永遠美の御女<とわみのみこ>の館へと向かっておりました。

すると、道中、通りがかった竹やぶに人の気配がするので、

君は家来を2,3人従えて入っていきました。

 

「この娘は一体…。」

 

そこには、金の髪を持つ乙女が一人、裸で横たわっておりました。

君は永遠美の御女への贈り物の羽衣を取り、乙女にかけ、

抱きかかえて家来のもとへと帰りました。

 

「この娘は私が引き取るワケにはゆかんな。どこかに手ごろな家はないか…。」

 

すると、一人の家来が道の先を指差しました。

そこには一件の小屋が。

 

その小屋には翁と婆が住んでおりました。

翁の名を伴俊作、婆の名を静江といいました。

二人は子宝に恵まれず、寂しい毎日を送っておりました。

すると外から急に声がしました。

 

「おい、誰ぞおらぬか。」

 

若者の声に驚きつつ、婆は戸を開けました。

すると、高貴な位であろう若者が乙女を抱えているではありませんか。

「これはこれは、このような汚いところに何かようでしょうか。」

婆は尋ねました。

すると若者は答えました。

「この娘が向こうの竹やぶで倒れているのを助けたのだがこれから急ぎの用で行かねばならない。

さしつかえなければこの娘にしかるべき生活をさせてやってほしい。」

と。

二人は思わぬことに驚きながら、神に感謝しました。

若者は言いました。

「良かったらこの娘の名を、『緑』にしてくれないだろうか。

名前のある限り、私という存在がいたことを忘れないでほしい。」

心優しい二人は若者の提案に賛同し、娘の名を緑としました。

 

そうして若者は二人に別れを告げ、また道を歩み始めました。

 

「どういうことでおりますのか?わらわは羽衣がほしいと言うたではあらしゃいませんか!」

「御女よ、私の苦労も聞いて欲しいのだが…・」

「言い訳など聞きとうはない!あんさんはわらわの気持ちを知らぬのか?!」

「貴女の言いたいことはよく分かっているが、あの娘を裸で放っていくことができるわけなかろう?」

「あぁ…っ!今日は気分が悪い!帰って給れ!」

 

ここは永遠美の御女の館。

美しい永遠美の御女に婚約を申し込んだ者はたくさんおりましたが、御女は全て断りました。

両親がとまどいを隠せない中、御女はどこぞとも知れぬ国の領主、

間久部の君を連れてきて婿にすると言い張ったのでした。

君は顔立ちもよくて、文武に長けており、人当たりのよい青年でした。

 

その性格が決め手となって、間久部の君と永遠美の御女は婚約を致しました。

永遠美の御女は恋愛結婚を、間久部の君は政略結婚を。

 

永遠美の御女は気性の激しい、独占欲の強い女性でしたから、

君は御女殿にはほとほと困り果てておりました。

 

その日の帰り、君はまた同じ道を通って帰ると、

先ほどの娘が子供たちに石をぶつけられているのを見ました。

「やーい、異端の姫やーい!」

「それ以上近づくと金の髪が伝染るぞ!やーい!」

ところが娘は口元から笑みをこぼし、さらに子供たちに近づいていきました。

子供たちは変わらず石を浴びせ、そして逃げていきました。

 

「あ…。」

君は言葉を失いました。

 

金の髪、緑の瞳。

それだけであのような扱いをされる現実があることに君は悲しみました。

そして、ゆっくりとその娘−緑に話し掛けました。

「ご機嫌はいかほどか?」

すると、緑も同じようにいいました。

「ご機嫌はいかほどか?」

そして後は微笑みながら草原を駆け回るばかり。

 

頭のいい君は思いました。

緑はなんらかの理由でまだ言葉が完璧に使いこなせていないのだ、と。

これは君の好奇心をこれまでないほどに煽り、

それから毎日君はみすぼらしい服に着替えて変装し、緑の家へ通いました。

 

緑は君の教えたとおりのことを覚え、

どんどん言葉を話せるようになりました。

 

「緑、馬に乗ろう。」

「緑、川へ行かないか?」

「緑…。」

 

君は毎日、毎日がんばって言葉を覚える緑に徐々に惹かれていきました。

そしていつも思うのでした。

いつか、緑の名の由来を明かそうと…。

 

数年の後。

 

間久部の君は永遠美の御女と無事婚儀をすませ、

優雅な暮らしをしておりました。

 

しかし、間久部の君がこの生活に不満を持っていたことは言うまでもありません。

 

一方、緑は美しく成長し、

毎日機を織って布をこしらえ、翁がそれを売って生活していました。

緑の織る布はこの世のものとは思えないほど美しく、

世の高貴な方に愛されました。

 

「おじいさん、おばあさん。新しい布が織れました。」

毎日毎日こうしていくうちに、

緑の家は財産が増え、立派な家柄になりました。

 

しかし、

美しく成長したとしても、緑の金色の髪、緑色の瞳は忌み嫌われ、

影では「異端の姫」と言われていました。

 

それでも美しいものを手に入れようとするのが人間の欲深さ。

 

ある日、慈愚楽の都から五人の若者が緑を是非我がものにと、

結婚を申し込みにきました。

 

ある者は絹の着物を。

ある者は宝石を散りばめた花冠を。

ある者は一点の曇りもない玉を。

ある者は血のように紅い紅を。

 

ある者は…麦の穂を。

 

その、麦の穂を一房かかえてやって来たのが間久部の君でした。

君は阿駆戸と名を変えて、お忍びで緑のところへやって来たのでした。

ところが他の若者は麦しか持ってこない君を指を指して笑いました。

 

「貴方がたはわたくしのために何ができますか?」

そう聞いた緑に、

「私は私の財力をもって、貴女を不自由のないようにしてさしあげることができます。」

四人の若者が口を揃えてそういう中、間久部の君だけがこう言いました。

「わたしは貴女とずっと一緒にいられることができます。」

 

そう言った間久部の君を他の四人はやはり指を指して笑うのでした。

 

けれど。

 

「では、申し上げます。わたくしは阿駆戸の命様の麦の穂を受け取りましょう。」

 

そうして緑は間久部の君の嫁となりました。

しかし、二人は形ばかりの夫婦で、緑は夜の営みを拒みつづけました。

 

理由が分からない間久部の君はある晩緑に尋ねました。

「姫よ、何故わたしの愛を受け入れようとしないのか?」

しかし緑は首を振るだけで何も答えようとはしませんでした。

 

「本当に何も話さないおつもりか?」

そういう君に緑は小さな声で答えました。

「貴方様の愛を受け入れるということで、

わたくしの昔に愛した方を忘れることになるような気がしてならないのです。」

と。

「貴女はその人をお忘れになったのですか?顔も、声さえも。」

「いいえ、いいえ!わたくしは覚えております。その方の顔も、声も!」

間久部の君はそんな緑にゆっくり言いました。

「では、わたしの顔を見ていただけますか?」

 

ゆらぐ炎の光の中緑の目に映ったのは、

昔と変わらぬ間久部の君の姿でした。

「あ…。」

「わたしはずっと貴女を見ていたというのに貴女ときたら、

わたしを見てくれようともしませんでしたね。」

「わたくしは阿駆戸の命様ではなく、

ずっと間久部さまをお慕いしておりました。」

そう緑は答え、二人は初めて夫婦として夜を過ごしたのでした。

 

「緑は、隠し名を知っているか?」

「知りません。」

突然話を切り出した君に隣で目をつむりながら緑は答えました。

「わたしには隠し名があるんだ。」

「わたくしには…?」

「緑にはないよ。だけど。」

君は思いました。

 

これで、想いが遠く流れる前に、届くのなら。

貴女の秘密を教えてあげましょう。

 

「隠し名はね、自分の愛する人にだけ教えていいただ一人のための名前なんだよ。」

「愛する…人。」

「そう、私の隠し名というのは…。」

 

緑郎。

 

わたしは緑郎です。

貴女の緑は僕の隠し名からとったんです。

貴女の瞳と同じという境遇に運命を感じて、夢を見て。

 

「間久部様。」

隠し名を口にしようとした時、家来の声が障子の向こう側でしました。

「どうしたと言うのか。」

君は焦りました。一体何が起きたというのでしょう。

「永遠美の御女様という方がいらして、間久部様を出せ、と言い張るのです。」

「どなたでしょうか…。」

不思議がる緑に君は、

「緑には関係ないよ。安心しておやすみ。」

とだけ言って、部屋を出て行きました。

「わらわを放り出してどこにおるのかと思うたらかような場所におるとはなぁ!

さぁ、わらわの館へ帰りましょう。」

そんな永遠美の御女の態度に、君は無言の反抗をしました。

「帰りましょう。」

「……………………………わたしは。」

そして君はゆっくりと口を開き離し始めました。

 

「そなたなどは愛していない。」

 

「!」

「今日は帰ってくれ。」

その日、永遠美の御女は何も言わずに帰っていきました。

 

ところが。

 

「じゃあ、緑少しでかけてくるよ。」

「いっていらっしゃいませ。」

君が慈愚楽の都へ出かける時を見計らって永遠美の御女は緑の館を訪ねたのでした。

 

「このような場所にわざわざおいでくださってありがとうございます。」

「わらわもかようなところにわざわざ出向きとうはなかったのだがな。」

丁重な扱いをする緑とは逆さまに御女はこう答えました。

「さて、緑とやら、いきなりですまぬが…。」

「はい、なんでございましょう?」

「そなた、一体間久部様のなんじゃ?」

緑は唐突な質問に動じず落ち着いて答えました。

 

「妻にございます。」

 

「はっ!よくもぬけぬけと。

間久部様ともあろう方がわらわを放って、どこの馬の骨とも知れぬ娘を妻にじゃと?

それはとんだお笑い種ではあらしゃいますまいか!ほほほ……!」

緑は悔しいのを我慢して聞きました。

「永遠美の御女様こそ間久部様のなんにございましょうか?」

勝ち誇ったように永遠美の御女は答えました。

 

「わらわが妻じゃ。」

 

「去年の夏頃婚儀をすませての。

わらわの腹には間久部様のお子がおるのじゃ!」

「え……。」

いきなり突きつけられた現実に緑は言葉を失うことしかできませんでした。

「これから生まれてくる子に父親がいないなど、

これほど哀れなこと、他にあろうか?

そなたとて女じゃ。子に父がいなければ寂しいこと、分かるであろう?」

「……はい‥…。」

「では、今日、間久部様がお帰りになられたら、

わらわの館に戻るよう、言って給れ。」

「…はい…。分かりました。」

溢れる涙を滴らせながら緑は答えました。

こうして永遠美の御女は口元に笑みをうっすらと浮かべ、

緑の館を離れたのでした。

 

「ただいま戻ったぞ。」

緑は鼻を赤くしながらも夜の闇を頼りにして間久部の君を迎えました。

「おかえりなさいませ。」

「うむ。」

いつ、この話をすればよいのか…。

緑は考え、ついに切り出してしまいました。

「間久部様…、隠し名のことにございますが…。」

「あぁそうか。今宵こそ教えようぞ。」

過去の夫の姿が涙でよく見えない中、緑は言いました。

 

「隠し名は永遠美の御女様にもうお教えしてしまったのでございましょう?」

 

「今日、御女様がわたくし達の館にいらっしゃいました。」

「緑、…。」

悲しさのあまり涙を袖で拭うこともできず、緑は最後の言葉を告げました。

「あの晩の貴方様の愛を疑うてはならぬと自分に言い聞かせましたが、

わたくしにはできませんでした。

一時ではございましたが、緑はとても楽しうございました。

どうぞ、永遠美の御女様の館へお帰りください。」

君が誤解を解こうとするのにさえ気づかず、

緑は自分の部屋へ走って帰り、その晩は泣いて夜明けを迎えました。

 

明け方、君は名残惜しそうに振り返りながら、

永遠美の御女のもとへと帰っていったのでした。

 

「月よ、あなたは何故日が出ていてもそこにいるのか?

暗闇の中で安心していればよかろう?

何故、何故青い空と共にいようとするのか!」

緑は声を張り上げて月に問いましたが、黒い月は何も答えてくれはしませんでした。

 

それからというもの、緑は異端の姫として館にこもって毎日機を織って過ごし、

裕福な暮らしを翁と婆にさせてあげましたが、

緑の心は全く満たされはしませんでした。

 

そしてある日、永遠美の御女が間久部の君に言いました。

「たまには緑殿の館へ顔を出してはいかがかの?」

「しかし、わたしはきっと緑に恨まれているぞ。」

そんな間久部の君に永遠美の御女は言いました。

「何を弱気なことを。昔は共に暮らした中じゃが、今はもう、他人。

それに恨まれていたとて、気にせずともよい。相手が裕福な家柄とて所詮は領主と平民じゃ。

尋ねてきた上流の者を門前払いなどするはずがなかろう?

気にせず参ろうではないか。」

もともと緑とあって話がしたいと思っていた君は、御女の提案にそれもそうだ、と頷いて、

早速出かけの準備をしに部屋を出たのでした。

 

そして御女は君が完全に部屋を離れたのを確認して、世話係の侍女を呼びつけました。

「これ、そなた。」

「はい、なんでございましょう。」

「たまには実家へ帰ってみぬか?子育てに疲れた頃には実家でゆっくり過ごすのがよい。」

「はぁ…。」

「そこで、頼みがある。そなたの子供をわらわに預けるのじゃ。面倒を見させてはくれぬか。」

「そ、そのような無礼などできるはずがございません!」

侍女はひれ伏して答えました。

「わらわの頼みじゃ。そなたの父上と母上によろしく頼むぞ。」

「はい!」

 

「御女よ、仕度は整うたか?」

「はい、今すぐに。」

赤子を連れてかごに乗ろうとする御女に君は尋ねました。

「その赤子をどうするのだ。」

「はい、侍女が実家に帰るというので、わらわが預かったのです。」

「預かってどうする?」

「侍女にゆっくりと休暇をとらせようと思ったのでございます。」

「ふむ、そうか。それはよいことをしたな。」

御女の優しい一面に驚いていた君は、御女の口元の笑みを見逃していました。

 

「あらあら、どうしたのか?」

いきなり泣き出した赤子の声に、驚いて君はかごのすだれをめくって言いました。

「緑の館へついたぞ。」

「はい、ですが。この子が…。」

「む、おのこか?」

「はい、そうにございます。」

御女はかごを降りながら言いました、緑が戸を開けて出てきたのを見て。

「そうか。やはりおのこはこうなくてはな。」

もちろん、緑がこの言葉を聞いていました。

 

 

間久部様には嫡男が…!

 

 

湧き上がる謎の吐き気を必死でこらえて緑は三人を、偽りの笑顔で迎えました。

「久しぶりだな、緑。」

「はい。」

「たまにはわらわの館にも顔を出してもよいのだぞ。」

「はい。」

緑の目に、三人は幸せそうな家族にしか見えていませんでした。

 

今更この館に顔を出して、何をしようというのか!

 

もはや緑の心にあるのは、悲しみではなく憎しみでした。

「あらあら、泣き止んでおくれ。」

突然泣き出した赤子を幸せそうにあやす永遠美の御女、それを傍らで見守る間久部の君。

緑にとっても、御女にとっても、今日の訪問はただのあてつけでした。

 

「御女様、少しわたくしにも抱かせてはくれないでしょうか。」

 

笑顔で言う緑に御女はとまどいましたが、より強いあてつけになるだろうと思い、

「よろしい。抱かせてやろうぞ。」

と言って、赤子を渡しました。

 

ところが。

 

「み、緑!どこへ行くのか!」

「赤子を、返して給れ!」

緑は赤子を抱えて竹やぶの裏の方へ、

吐き気に悩み、ふらつきながら走り去ってしまいました。

 

「緑!」

 

二人は必死で走って追いかけました。

緑は少し高めの、池の上にある切り立ったがけの上で二人を待っていました。

「何を、しているんや!早う赤子を返して給れ!」

緑は言いました。

「わたくしはわたくしの過去がこれ以上、否定されるのを見ていとうございません。」

そう言うと緑は泣き出した赤子を頭の上に高く掲げました。

「な、緑!何をするんだ!」

止めようとした間久部の君が一歩踏み出した時、

緑は赤子を地面へ叩きつけました。

赤子は

「ひぷっ。」

と言って、それっきり動かなくなってしまいましたが、

緑はそれをさらに踏みつけたり、蹴飛ばしたりしました。

骨の折れる音、内臓がはみ出す音。

いろんな音が御女と君と、緑の前でしました。

「いい加減にするんだ!」

そう怒鳴った間久部の君に緑は微笑みを返しました。

「ほほほ…、ほほ。」

ぞうりを血で紅く染めながら、緑は飛び跳ねて踊り狂いました。

 

向かう先は、黒い月。

 

「ほほほ…。」

緑は笑い声と共に月に向かって飛び上がりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だけど、人間が飛ぶことなんてできるはずもなく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

緑は池に落ちて、二度と浮かんできませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その一部始終を見ていた黒い月は、

突然の緑の死を悲しみ、一週間泣き続けました。

月の涙は豪雨となり、村の川を氾濫させました。

川の水は御女の館ごと御女と君を流し、海へと流れていきました。

 

 

だけど、何故か翁と婆の家はなんともなく。

二人に残されたのは緑が必死で織り上げた美しい布。

 

二人はこれを生涯売らずに大切にしておきました。

 

一週間続いた雨が上がると、黒い月は二度と日が照っている間、

顔を出そうとはしませんでした。

 

そして、次の日から、雨が一滴も降らない日照りが何ヶ月か続きました。

すると、あの池の水も干上がり、

そこから人間の死骸が二つ出てきました。

誰もが見てわかるとおり、大きな死骸は緑の着物を着ていたのですが、

その腹部に覆い被さるようにしていた小さな死骸は一体誰だったのか、誰もわかりませんでした。

 

すると、月はまた、思い出したように顔を曇らせ、空を雲で覆いました。

しかし、雨は降らずに雲が晴れるとそこにあったのは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰かの髪の色と同じ色をした月が。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、人々は新しい金色の月を見ては緑を思い出し、

その悲恋を語り継いでいったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

終わり。