| 電気実験室 |
| @utomobile Hospital始まって以来の分解レポートです!! 今回は、かっとびさんからご紹介のあった「ホットイナズマ」という商品です。 バッテリーに直接接続して、その過不足を積極的にコントロールしようという発想の商品。 タイプはLR(低速用)HR(高速用)MR(全域用)とありましたが、金ボディのMRを購入しました。 取り付け方法もカンタンで、動作確認のLEDも着いています。 |
| 早速分解! 購入前から「中身はどんな仕組みになっているんだろう?」と興味がありました。 まず、ケースに書いてある「分解禁止」と書いてあるテープを外します(笑) 次に、アルミの押し出し成型の外観(とても高級感があります)の横のモールド部品を力任せに少し ずつ引っ張り出します。後で判ったのは中に透明ゴム系の接着剤が塗ってありこれが固かった 原因でした。このモールド部品が取り外せれば後はカンタンに外れます。 |
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| ↑が分解後の写真です。 |
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| 基板の拡大写真。中央部に蓄電用のコンデンサがあります。 コンデンサの横にMR・HR・LRと書いてあり、実装品の大きさも下に白枠があるので、 それぞれの違いはコンデンサの容量変更が有力と思われます。 (追記:後日、LRの中身を見る機会があり、間違いないことが確定) 真ん中の上がLR用の470μF 中央の横になっているのがHR用の4700μFです。 その両方を兼ね備えているのが、両方を網羅するMRという訳です。 |
| 走行テスト! |
確かに効果ありました。特に低速域の詰まったような感触が軽減されました。 また、エンジン始動時のセルの感じがちょっと変わったような??この辺りは感じです。 それと、走行時にアクセルOFFからのエンジン回転数の落ち方がゆっくりになったようです。 感じとしてはアーシング+αの体感はあります。 でも、もうちょっと効果が出る方法は??などと考えて、次のプロダクトへ・・・・(笑) |
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スペシャル・バージョン ホットイナズマは、低域側470μF(マイクロファラッド) 高域側4700μFにてサポートしているので ちょっと変更したものを作ってみました。 低域側⇒中低域にしたかったので、470μFの代わりに1000μFを2個。 広域側も4700μFを2個のものを作ってみました。ケーブルはOFCパワーケーブルを使用。 端子も、外側の見えるほうだけでなく、内側の見えない方にも24金端子を使用しました。 FUSEは、よく判らないのでとりあえず12V30Aのものを使用しました。 でもコンデンサを2倍の数量にしたからといって効果があるのか?は不明(笑) |
| 走行テスト!(PART2) |
| 体感的には効果がとても感じられます。もし製品化するのなら、一番素人受けしそうな感じ・・・ でも、この仕様と、ホットイナズマを両方繋げると・・・・思わぬデメリットが顔を出しました。 GC8のライト&フォグONの状態にすると、アイドリング回転数が安定せず上下してしまうのです。 これはあまりにコンデンサの合成容量が多くなった為に((470+4700)+1000x2+4700x2)=16570μF) 発生したものと思われます。ですから、もしかすると車種やその時の状態によっては、あまりに大 きくするともっと低容量の状態で発生する可能性を秘めているということになります。 ホットイナズマが470+4700=5170μFにしているのはこのあたりが影響しているのかもしれません。 |
| おまけ |
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| こちらはオリジナルのホットイナズマと全く同じ仕様(470μF&4700μF)の簡易バージョンです。 あまった基板とあまったケーブルを利用して作りました。端子も丸めたケーブルに半田仕様です。 これは、スペシャル・バージョンとは反対にOFCケーブルも金端子もあえて使っていません。 先生の話だと「内部配線に合わせた外部配線って考えならこのくらいでも効果あるんじゃない?」 との事。確かに基本は忠実に作ってあるので、これはこれで効果がありそうです。 |
| 走行テスト!(PART3) |
| これはまさしく、ホットイナズマと全く同じでした。配線が簡略化されており、また不要なLED配線 確認やヒューズの固定方法の改善が効いているのか?むしろこっちの方がよさげです。 このテストから、内部にヒューズを半田づけしている部分がある以上、線の太さや材質、は良く してもあまり効果がなく、視覚的な意味合いが強いということがわかりました。 商品を差別化する一つの方法ですね。 |
| まとめ |
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| 最終的にBESTと思われる仕様のものを自作してみました。 コンデンサの容量は1000μF+4700μF(合成容量5700μF) 端子だけは見た目重視で金端子。 配線はオーディオテクニカ製の8sqOFCケーブルを採用しました。 (これは、導通が云々ではなく、バッテリー付近に置くので、被覆の厚さを稼ぐためです) 内部は、半田の関与を少しでも減らす為に基板を廃し、配線のみを使用しています。 (配線同士で結合させた後、押えとしてのみ半田を利用しました) また、交換部品であるヒューズには金端子のヒューズホルダーを贅沢に使っています。 ヒューズもちょっと大き目の30Aにして、もし導通が関係していても、他の部分の足を引っ張らな いようにしてみました。 ケースに関しては、一番の泣き所ですが、プラスチックケースを廃しステンレスを採用!しました。 これはバッテリー液による腐食を考慮し、なおかつ耐久性に優れるというところからです。 一番良いのはABS等のエンジニアプラスチックの利用なのですが、適したサイズの箱がないのと いくら難燃のV−0グレードだとしても、電解コンデンサの内部破裂とかがあった場合に、被害を出 さないだけの強度と考えると、ステンレスが一番良いのでは?という結論です。 また、ステンレスパイプはDIYショップで簡単に入手できることや、左右の蓋も手に入るという点か ら自然と強度に優れる○型形状となるステンレスパイプが自作には一番良さそうです。 ちなみに、パイプカッターを使えば、任意の大きさに簡単に切れるため、サイズ変更も容易です。 |
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| SPEC コンデンサ1 35V 1000μF (105℃) x1 コンデンサ2 35V 4700μF (105℃) x1 ケーブル OFCパワーケーブル 8Sq 金端子 8sq用 6Φ ヒューズホルダー ヒューズ 20〜30A(余っているやつを使用) 筐体 ステンレスパイプ15cm+プラスチック製蓋x2 その他 筐体からケーブルが出ているところの隙間にエポキシを使用(防水) なんだかんだで、3000円〜4000円くらいは部品代で掛かっちゃいました(汗) 個人の少数購入だと、部品代はどうしても高くなってしまいますね。 作業時間は1台あたり、1時間〜1時間半くらいかかりました。(3台作っての平均) 結局のところ、自作してもお金を掛けてしまうといい値段になってしまいます。 どんなものかな?と思った人はとりあえず上にある簡易バージョンの基板なしで良いのでは? と思います。効果も同じですし、それで気に入ったら、ちゃんとしたケーブルとケースを買って くれば、コンデンサーとかFUSEなどはそのまま移植して、変更可能です。 1万円以内で遊べる気軽なチューニングアイテムとして是非遊んでみてください。 |
| 追伸:今回このレポートを掲載したら沢山の反響が掲示板とメールでありました。 その半数が、「自作してみたい」とか、「結果が楽しみだ」といった内容だったのですが、 残りの半数は「こんなもんだったの?」とか「メーカーに嘘をつかれた」などといったもの でした。前の半数はこれから使ってみようと思う人、後ろ半数は既に完成品を買ってしまっ た人というのはいうまでもありませんが、メーカーと実際にやりとりをした方からのメール に気になったのがあったので紹介します。 この方は購入前にメーカーに製品概要を聞きたくて質問をしたそうのですが、その質問 内容に「コンデンサですか?」という問いがありました。 これに対してのメーカー側の「独自の蓄電システム」という回答をしています。 (コンデンサ=独自の蓄電システムというのはちょっと強引ですね。) その後、「独自の蓄電システム」という言葉を信じて購入して中身をみて落胆したそうです。 後日、メーカーに対して意見をしたそうですが、返事は今も返ってきていないそうです。 この方はノロジーホットワイヤー他、サン自動車の製品を今まで信頼して愛用していたと のことだったで、その怒りたい気持ちも良く判ります。 (追記:結局、この方はその後オークションでホットイナズマは売ってしまったそうです) 隠したい気持ちも判る気がするけど、開ければ簡単に判ってしまうことなので、ちょっと お粗末過ぎると感じました。メーカーもコンデンサの容量の研究等には時間を費やした だろうし、それなりの開発をしただろうから、自信を持って正確な情報を伝えれば良いの に何故?って感じです。 以前に紹介したラジウムチューンもそうですが、実際の製造コストと販売価格に大きく 開きがある製品の宿命なのでしょうか?とても残念に思えます。 今回の自作結果でも判る通り、個人では大量生産品と同じものを同じ価格でなんか作れ ないんですから、もっと胸を張って販売出来る製品作りと、価格設定に挑んでもらいたい ものです。個人的には上記最終完成品で1万円前後なら妥当だと思います。 ((原価3000円+工賃2000円+利益1000円)=6000円が販売店仕切として10000円 ) 勿論、原価は大量購入で3000円以下だと思いますが、イニシャルコストの償却費があり ますから、このくらいは宜しいレベルでは?(笑) |