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7月8日
ラスベガスに二泊(さすがにここではテントでなくモーテルだった)した後、僕らは一路L.Aへと向かった。
果てしなく続くハイウェイをひた走るワゴン。みんな2週間遊びまくったため爆睡中だ。
今日はデビッドの御指名で僕が助手席に乗る。(座席は毎日違う場所に座ることになっていた)
デビッドはL.Aまでの道中、彼の仕事の面白さや辛さ、今まで出会った様々なハプニングなどを色々話してくれた。
彼は非常にユーモアに溢れていて尚且つサービス精神の旺盛な男だった。今回のツアーメンバーは彼が言うには非常におとなしかったらしく、よく旅の途中で僕に
「なあ、まこと。みんな楽しんでくれているのかなぁ・・・退屈だとか言ってないか?」
と心配げに聞いてきた。
後で聞くところによるとツアーリーダーでかなり満足度が左右されるこのツアーで彼に出会えたことは, 非常にラッキーだったと言えよう。

夕方の四時ごろ出発地のハシエンダホテルに到着。六時ごろにホテルの近くのバーに集まってお別れパーティーが行われた。
最初はみんなで大人しくディナーを食べていたのだが、デビッドがテキーラを飲み始めてから、つられるようにみんなガバガバ酒を飲みだしドンチャン騒ぎになった。
この時ばかりは男性が少ないのが幸いし、我が生涯で三本の指に入るであろう至福の時を味わうのであった。結局、夜中の二時くらいまで飲み続けることになってしまった。

翌朝、デビッドが飛行機の時間に合わせて出発していくツアーメンバーを一人一人見送ってくれた。
僕は後三日ほどL.Aに滞在する予定でレンタカーを予約しておいたのだがデビッドは僕が車を運転することを非常に心配がっていた。(僕も心配だったけど)
十時頃にレンタカー屋がホテルまで車を回してくれた。車に荷物を詰め込む僕をデビッドが心配げに見守っている。
まだホテルに残っていたメンバーとハグをしてお別れをしたあとL.Aの街をおんぼろのカローラで走りはじめると、強烈な孤独感が僕をつつみこんでいた。