深い深い迷いの森に
ホノカナ月の光が差し込んできた・・・
すべてが暗闇にのまれ
すすむべき道も
たどってきた道でさえ
目の前にかざしたはずの己の手でさえも
のみこんでいた暗闇が
一筋の月の光に後退していく
その淡い光は
雲に隠されてしまうかもしれない
その淡い光は
雨に溶け出してしまうかもしれない
それでも
今差し込んできたこの光で
迷いの森の木々の陰を見ることが出来た
ただ闇の中に取り残されたのではなく
深い森にいることがわかった
この森を出て行くのも
この森の中にたたずむのも
己自身だ・・・