薔薇とボーダー


薔薇という花は、
育てるのに手間がかかり、難しいと言われています。
いつもちゃんと見ていないと、
いつの間にか虫に喰われている。
しかも、大事な蕾まで。。。
病気もよくするし、
肥料も、他の植物に比べて豪く要求します。
元々丈夫なので、何もしなてあげなくても生きては行きます。
虫に喰われても、頑張って芽を出し花を咲かせます。
しかし、たくさんの肥料と、広い大地があれば
どこまででも根を伸ばし、大輪の花を無限に咲かせます。
その可憐な花、たおやかな香りは
多くの人々の心を癒してくれます。



薔薇が出てくるお話で
一番印象に残っているのは

「星の王子様」

初めて星の王子様を読んだのは小学校の時。
教科書に載っていました。
読んだ時の印象はあまり覚えていません。
まぁ、とにかく不思議なお話しだなぁと。
思いっきりメルヘンな世界。
その時は
このお話しをこんな角度から見るとは思ってもいませんでした。
私が一番好きな花は薔薇です。
自分でも沢山育てています。
その影響もあるもかもしれませんが、
星の王子様に出てきた薔薇はボーダーなのではないかと思い始めてしまいました(苦笑
そして、そんな薔薇の世話をしていた王子様は
薔薇に依存している共依存者・・・・
まぁ、なんてヒネクレタ読み方をしてるんでしょぅ。。。
あまり怒らずに聞いてやってください(汗

星の王子様に出てくる薔薇は、
自分はか弱く、王子様がいなければ生きていけない事をわかってはいるのに
自分の気持ちを口に出す事が出来ずに王子様に対して我がままを言い続けます。
いつでも王子様に対しては、女王様気取りで。。。
だけど、
薔薇がそんな風にしていられたのは
王子様の愛情がいっぱいの大地に根を生やしていられたから。
枯れる事のない王子様の愛情の上に根を張り
キレイな花を咲かせていました。
でも、王子様は
いつも我がままの薔薇に愛想が尽きていた事もあり他の星へと旅立ちます。
男ながらの冒険心でしょう。。。

イロンな星をまわり、イロンな人に出会い
星を離れて、薔薇と離れて、
王子様も
始めて薔薇がかけがえの無い花だという事に気づきました。
地球には何千という、薔薇の花があったけれど、
王子様の薔薇は、星に残してきたあの薔薇だけ。
どんなに思っても、
どんなに心配をしても、
自分から星を出て、遠く離れた地球まで来て。。。
やっとわかった事だった。
世話をして、我がままを聞いて、振り回されているようだったけれど
そんな薔薇の存在があって、初めて自分の存在価値があった。

薔薇は、自分にとって王子様はかけがえのない存在だとわかっていた。
だけど
薔薇は王子様が旅立つことを受け入れることしか出来なかった。。。。
自分の気持ちを口に出す事が出来なかったから。。。

物語では、最後は王子様は星に帰ったことになっているけれど、
本トはどうなんだろう。

私はおとぎ話しは信じない。

王子様はへびの毒にやられて死んでしまった。
薔薇は。。。。
たくましく生きてるかも知れないナ(笑

名作を変な風に読むなってしかられそうだけど。。。
薔薇の花ってボーダーとよく似ているかもしれないな・・・