「指輪物語」の中の馬が出てくる詩
「指輪物語」の中には詩や歌が沢山あることは、ご存じの通りです。そしてどれもとても美しい言葉の響きを持っています。また、翻訳者の瀬田貞二の日本語がすばらしい。本を読みながら、詩の部分が出てくると、もううっとりです。ここではその中から「馬」の文字のある部分をそのまま抜き書きしてみました。(必ずしも原文に「horse」があるわけではありません。日本語は新版の物です)
この色の部分が引用です。 〜の後に各章の題名を入れました。内容は現在のところ順不同です。NEW
「ホビットの冒険」のドワーフたちのはなれ山の歌と、映画「ホビット 思いがけない冒険」の中の歌について、新しいページを作ってありますので、よろしかったら合わせてご覧ください。
「霧ふり山脈」と「はなれ山の歌」
《王の帰還》
《二つの塔》
《旅の仲間》
トム・ボンバディルの歌〜古森
いかにも、トムらしい陽気な歌です。ホビット達の疲れも恐怖も半ば消えているのでした。怖い思いをしながらも、まだまだ明るいホビット達4人の旅の様子が、のどかでいいところですね。
トム・ボンバディルとゴールドベリって、映画でもラジオドラマでもカットされちゃってるのよね。このあたりのエピソードも結構重要で、とっても面白いのに。トムは指輪をはめても消えないし、裂け谷の会議でも、トムに指輪を託したら?なんて案まで出るくらいの人(?)なのにね。そして、メリーの剣もここで手に入れるのよね。
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フロドが躍る小馬亭でうたった歌〜躍る小馬亭で
これも、ラジオドラマの曲がとってもいい感じで好きです。J.R.R.トールキンの朗読の録音もあるのですが、びっくりするほど早口です。
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メリーとピピンが旅立ちのために用意した歌〜正体をあらわした陰謀
ホビットたちは、エルフに負けずおとらず、歌を歌うのがすきですね。この歌はビルボの冒険の時のドワーフたちの歌と、同じ節回しで歌うようになっていたそうです。こんな風に、指輪物語の端々に「ホビットの冒険」や「シルマリルの物語」に関係のあるところがあるのも、読者としては嬉しいですね。
この詩、ラジオドラマでは「炉端に、火が赤く…」の歌と同じ節で歌われています。 |
◇テキストの引用元書籍◇評論社 新版「指輪物語」瀬田貞二・田中明子訳 文庫版1〜9
◇Harper Collins Publishers「THE LORD OF THE RINGS」by J.R.R.TOLKIEN
このページの背景は「QUEEN'S FREE WORLD」さんからいただきました