音声ファイルに対して、
音楽ファイルがある。ホームページでBGMとして流すのは、普通は
MIDI形式の音楽ファイルである。
これは音源が生演奏ではない。コンピュータ用の楽譜だと思えばいい。「ド」の音をピアノの音色で一秒間鳴らせ、というような命令の組み合わせが、ファイルに書かれている。したがってヴォーカルは入りようがなく、カラオケしかできない。実際、インターネットで
カラオケといえば、ほとんどMIDI形式での
配信である。
*.MID が最も多いが、ほかに *.RCP *.RMI 形式もある。いずれにしても数十分の大作でも数百キロバイト止まり。WAVファイルの千分の1以下のサイズである。作るのに専門ソフトが必要だが、うまくやれば
サウンドトラックに近い音もできる。
MIDIを集めてみると、モノトーンだとピアノの音が圧倒的に多い。その次が日本ではオルゴールや
ミュージックボックス系の音だろうか。国外ではオルガンかクラシックギターが多い。ギターMIDIの音は
意外に本物に近い。今そう聞こえない場合はちょっと問題がある。
音楽ファイルを愉しむには相応の環境が必要だ。最新PCはMIDI音源ボードが備わり、ソフトウェア・シンセサイザーもインストール済みのことが多い。なければ
YAMAHAからお試し版がダウンロードできる。3000円くらいの音源ボードでもおまけに正規版がついてくるが…。