04年12月10日更新時メッセージ

2004年も暮れようとしています。 歳を重ねるごとにどんどん月日が経つのが早くなるのは何故でしょう?
不思議でなりません。
10年ひと昔と言いますが、10年前なんて、ついこの間のようです。

8年間続いていた「こち亀」が、今年一杯で終る事になりました。
当分終りそうもない番組だと思っていただけにとても残念です。

思えば8年前、突然私の所にこの仕事が廻ってきました。
「こち亀」が始まった時、大原部長の声をなさっていたのは、私も舞台でご一緒した事のある菱谷紘二さんでした。
菱谷さんが体調を崩されて、急遽、私の所にお話があったというわけです。
ですから私の登場は、第16話から。
それまで、「ポカホンタス」の歌の吹替えや、TVドラマのちょっとした吹替えはやったことがありましたが、こんなレギュラーは初体験。

菱谷さんがお休みしていた4話分を一度に収録しました。
しかもそのうちの一本はスペシャルで、両津と大原がパリへ行って、例の如くハチャメチャな展開になる話。
出番も多く、2×1mほどの狭いスタジオに一人で入って、大汗をかきながら怒鳴りまくっていたのはつい昨日の事のようです。

ミュージカルの舞台中に収録があるときは苦労しました。
とにかく『両津!』『バッカモーン!』と怒鳴ってばかりで、声が嗄れてしまうのです。
最近は慣れてきて、余り負担が来ないような怒鳴り方を、多少会得してきたんですが。

12月19日の放送が最終回になります。どうぞお見逃しなく!

とは言っても、来年もスペシャル枠で何本かやるようで、さっそく2月には録りがあります。

今年2004年も、皆様、大変ありがとうございました。 どうぞ良いお年をお迎え下さい。
 
                                     佐山陽規