6月18日(第9日目)

帰途へ

スペイン大周遊7日間の旅を終えて、愈々今日は帰国の途に着く。今日もこれまでと同様朝からきれいに晴れ上がった良い天気である。
帰りのフライトはミュンヘンまで行き、そこでエアバスに乗り換えて成田へと向う。来た時とは違いミュンヘンでの乗り継ぎの時間待ちは2時間ほどで、左程待たされずにすむ。
バルセロナ空港を離陸した機は地中海の上を飛び、やがてイタリアかフランスの上空に差し掛かった。白い雪が残る山々と切り立った峰々のアルプスを越えて、やがて機は高度を下げ始め、緑豊かな田園風景と教会を取り囲んだ小さな村が見えた。

アルプスの峰

ミュンヘン空港近くの村落
 
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ミュンヘンからの機は、バルト海上空を飛び、セント・ペテルスブルクの北からバレンツ海に出てシベリア上空を通って成田へ向う。バレンツ海あたりでは夕刻らしく、海が夕日を反射して輝いて見えた。シベリア上空と思われるあたりでは、一面の真綿のような雲が地表を覆っており、まるで雪の地面のように見える。
 
 機上からの眺め
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成田へ無事到着したのは既に日付も変わって6月19日の朝であった。丁度梅雨は始まった時季で曇り空。スペイン滞在中は殆ど雨に遭わず、真っ青なスペインの空が懐かしく思い出された。

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