6月6日(第3日目) リエカ、サダル、シベニク
早起きして、海岸まで散歩に行った。天気は雲ひとつない快晴。海も波はほとんど無く、湖のように静かだった。
今朝は8時に出発し、約20km走って30分ほどでリエカへに着いた。海岸近くの駐車場でバスを降りて、運河のような川を渡って旧市街の中心部へ歩いて行った。 “川”という意味の名を持つリエカは、クロアチア最大の貿易港の町だそうだ。過去イタリア領だったこともあり、イタリア語でのフィウーメの呼び名も通じる。リエカもフィウーメも共に「川」を意味する。(ウィキペディア)
*1292年、ペタル・ロンチリッチという男が、教会でお祈りしたのに賭け事に負けたと逆恨みして、このキリスト像に石を投げつけた。すると大地が裂けて男を飲み込み、この木彫から血が流れたという。それ以来この木彫は奇跡をもたらすとされ、内部主祭壇のキリストの十字架像の脇に、男が投げたとされる伝説の石が飾られ、ラテン語で「1192年、この石で十字架像が打たれた」と書かれている。
そのときに木彫から流れ出た血は今も小瓶に入れて教会に保管されているとのこと。
更に道を進むと、街のメインストリートのコルゾ通りKorzoに出た。その通りの出口には時計塔があった。キレイなタワーであった。 コルゾ通りを左へと東に進み、途中で左へと曲がると市場があった。市場の東側は広々とした公園があり、その向こうにはクロアチア国立劇場の綺麗な姿が見えた。 市場では、こちらの名産「いちじく」を干したものを買った。添乗員の説明では、「いちじく」をクロアチア語では「スモクバ」と言うのだそうだ。
リエカからサダルまでは、約300km、3時間半のバスの旅である。バスは海に沿った高台の道を坦々と走る。バスの右手はアドリア海で、細長い島々が続いて見える。
サダルに着いて直ぐ昼食となった。今日のメニューはブイヤベースであった。昔旅行したフランスのマルセーユでの昼食のブイヤベースを思い出した。 昼食後のサダルの観光スポットは、シー・オルガンと聖ドナト教会である。それは旧市街にあるが、旧市街は小さな半島のように海に突き出た場所にある。 聖ドナト教会は、9世紀に建てられたプレ・ロマネスク様式の教会とのことで、円形をしており、サダルのシンボル的な教会だそうだ。
シーオルガンとは、ウィキペディアによると「海の波によって生み出される水の流れが、巨大な大理石製階段の下に設置した管の中を通ることで圧縮された空気が押しだされてくることを利用した創作楽器」だそうだ。
サダルでの観光を終えて、シベニクに向かった。シベニクまでは約75kmで1時間ほどで行ける。長距離バスターミナルでバスを降りて、海沿いに旧市街の中心部へと向かった。
シベニクでの観光を終えて、バスターミナルまで戻った。今日の観光はこれで全てお終いで、ホテルへと向かった。今日のホテルはシベニクのホテル・ユレHotel Jureという所。バスの駐車場からホテルまではほんの数kmで、20分も掛からずに着いた。
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