9:05小田原駅を出発。小田原城跡をすぎ右に折れ、文化年間に作られた新道を箱根に向けて歩を進める。 「板橋の地蔵尊」をすぎると早川の清流。 国道一号線・箱根登山鉄道・早川を縫うように旧道は続く。道のりは遠い。知らず知らずのうちに急ぎ足になる。 |
早川に架かる「三枚橋」を渡る(9:15)と、登坂路が待ち受けている。そろそろ休憩したいと思うが、適当な場所が見当たらない。 白山神社、正眼寺をすぎると、箱根旧街道入口(国指定史跡)の立て札が目にとまる。当時の面影を残した箱根旧街道を255メートルほど歩くと、県道に合流する。 |
葛原坂、霊泉滝・鎮雲禅寺、女転の坂をすぎ、「これより江戸時代の石畳」の標識案内に従い歩を進める。 県道に出てしばらく行き、11:30 畑宿本陣跡に到着。 江戸日本橋から23里めにあたる「畑宿の一里塚」で昼食・休憩とする。 |
急坂の「石畳の道」&「階段」と「県道」が分流・合流を繰り返しながら道は続く。 東海道名所日記に「苦しくて、どんぐりほどの涙こぼれる」と記された道中一番の難所「橿木坂」を過ぎ、「見晴らし茶屋」で振り返ると、山並み向こうに小田原の町を望み、遠く歩いてきた実感を味わう。 12:40、甘酒茶屋に到着。観光シーズンのせいか週日なのに客で大賑わい。 |
箱根旧街道を更に進む。昔の旅人が、難所をあえいでただりつき一息いれた「権現坂」を一気にくだる。目の前に芦ノ湖を展望すると箱根にきた実感が湧く。 旧東海道「箱根杉並木」を通り、箱根関所跡に到着したのは13:35。 昔の旅人の苦労をしのぶことが出来たウォークでした。 |
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