Billy Joelの歌を聴き始めて(歌い始めて)、約1ヶ月たちました。
随分歌えるようになってきたのですが、当初狙っていたリスニング力アップよりも
発音の方に効果が出ているような気がします。私の場合、
1)「L」、「狭いア」の発音がよくなる
2)リズムがよくなる(強弱がつく)
3)単語が繋がる感じがわかる
4)語尾をしっかり発音できるようになる
という効果があるようです。
ただし、ここで重要なのは、歌はへたでも
Billy Joelと同じように歌おうとすること、Billy Joelになりきること
です。以下に詳しく説明します。
1)「L」、「狭いア」の発音がよくなる
Lの発音。以外と多くのLが出てきます。「It's Still Rock Roll to Me」のあるパートは
「L」で韻を踏んでいるので、
style、mile、sentimental、continental
と語尾のLがしつこく出てきます。
私の場合、「R」はマスターできたのですが、「L」の方が未消化でした。
しかし、語尾(しかも息継ぎ前にある)のLをはっきり発音しようと「強くうなる」ことにより、
「L」がだんだんわかってきました。
また、Billyと一緒に歌うと、発音が違う部分が自分でよくわかります。
私の場合は、「狭いア(含むあいまい母音)」の音。「You May Be Right」の最初のパートだけでも
sunday、was、fun、wasn't、anyone、someone
これもやっぱり韻を踏んでいるんでしょうね。
2)リズムがよくなる(強弱がつく)
Billyのように歌えるようになってから歌詞を読むと、歌のリズムが頭に残っているのでそれにに引っ張られて、
強弱のリズムがついた英語らしい話し方になります。
3)単語が繋がる感じがわかる
Billyらしく歌おうとすると、単語ごとでブチブチ切るわけにはいかず、息継ぎの部分まで
つなげて歌う必要があります。単語がつながるというよりは、1音1音発音していく
感覚、といった方が正しいかもしれません。
4)語尾をしっかり発音できるようになる
息継ぎの前の音をBilly Joelはしっかり発音しています。Billyである私もそうしなければなりません。
これで、語尾が抜ける癖がなおります。特に「t」、「l」には効果絶大です。
ということで、単語でブチブチ切れてイントネーション(リズム)が悪い、単語/文の後半で息のスピードが落ちる 、などとUdaさんに指摘されていた私 (詳しくは、 「30音トレーニング 体験レポート」)には、 とてもいいトレーニングになっています。
同じ様な事でお悩みの方、是非お試し下さい。
初めて2週間ですが、これがスピーキング上達のための決め手になるような
気がしています。
リピーティングのいいところは、
・自分の発音の欠点がわかる
・イントネーションがマスターできる
・英語のリズムや、リエゾン/リダクションがマスターできる
・出来るようにまで何度も繰り返すので、使える表現が身に付く
使っている教材は、アルクから出ている、
『英語 リピーティング 入門』
『英語 リピーティング 表現練習編』
の2冊。このシリーズにはもう1冊、初心者用の『はじめての英語リピーティング』があるようです。
本当は、リピーティングマラソンをやりたかったのですが、予算の問題と、三日坊主に
なるのが怖くて、とりあえず本にしました。CD2枚つきで、1冊1800円です。
今やっている方法は、
1)まず、リピーティングしてみる。なんとなく出来るまで繰り返す
2)まぁまぁ出来るようになったらシャドウイングする
3)完璧に出来るようになったら、同時に(かぶせるように)言ってみる
1)、2)の過程で自分の苦手な発音や、リズムがわかってきます。
そして何度も練習していると、その表現を覚えてきます。
そして3)がポイント。1)、2)で完璧、と思っても、3)をやってみると実は少し
イントネーションが違うことがよくあります。
これが出来て初めて、そっくり真似できたとして、先に進みます。
まず簡単なものから始めるのがよいようです。とりあえず、2ヶ月くらいはみっちり
やってみたいと思っています。
リピーティングをやったことがある方、体験談や、オススメのやり方、ご意見などをお待ちしています。