2005年9月〜12月分
参考までに、マークをつけてみました。馬の話題:音楽の話題:古典芸能・文学の話題:
帆船の話題:「指輪物語」及びPJ版映画「ロード・オブ・ザ・リング」の話題:'05年12月23日(金) 誕生日イベント今日は天皇誕生日です。大勢の人達が皇居にお祝いに行ったそうです。でも、その人数よりもっと沢山の人が、キリストの誕生日を図らずもお祝いしているのが日本の現状のようです。中国では、何の日か知らないけどクリスマス・グッズを作る仕事をしている人達がいると、テレビで言っていました。100円ショップで売っているような、サンタの衣装を縫っているようでした。大方の日本の人は宗教には寛大なので、クリスマスを気楽に楽しんでいるようですが、私には宗教行事にしか思えないので、どうもお盆や花祭りと同等に抹香臭い日(違うよ)に感じてしまうんですけど。
'05年12月17日(土) 目の具合が悪いので
「目が悪い」というと、「私も悪くなったわ〜」と返されてしまうので面倒です。視力検査は普通だし、確かに眼科のカルテには病気とは書かれていないのですが、とにかく目が痛くて、パソコンもテレビも、少しずつ、読書は12月に入ってまったくしていません。ぐっすん。
オンライン、オフライン諸方面の皆様方に不義理をしています。すみません。体は至って元気なんですが、目が悪いと何事も不便です。'05年12月11日(日) 訃報
NBSのダイレクトメールを見てびっくり。大好きだったバレエダンサーの、フェルナンド・ブフォネスが亡くなったそうです。11月10日、癌だったそうです。まだ50歳だったんですね。彼がよく来日していた頃は、毎月のようにバレエを見に行っていたころでした。
パトリック・デュポン、ミシェル・ガスカール、マリシア・ハイデとリチャード・クラガン、ドミニク・カルフーニ、などなど綺羅星のごとくスターがそろっていた中で、ひときわ輝いていたのが彼でした。笑顔がとても素敵でした。ご冥福をお祈りします。'05年12月9日(金) サンタさん
巷では、クリスマスソングやら飾りつけやらが氾濫しています。日本では宗教行事というよりは、季節行事の感がありますね。お寺の息子にもサンタさんは来るのだろうかと考えてしまう今日この頃です。
12月に入って、眼精疲労がさらにひどくなっています。いつもお邪魔している皆様のHPもこの頃あまり行っていません。本を読むのもひかえているので、ストレスが溜まって、部屋の模様替えなどしてしまいました。今度は腰が痛くなりそうです。
'05年11月30日(水) 北斎展
何もしていないのに足が筋肉痛だと思ったら、前日にかかとのある靴で北斎展を見に行ったのでした。とほほ。
平日の昼間だというのに、上野の駅に着いたら凄い人出。案の定北斎展は建物の中に入るまでに30分待ちでした。外国人のお客さんも多かったです。ともあれぽかぽか陽気だったので、おしゃべりタイムにはちょうど良かったのですが。展示物はどれもこれも興味深く、堪能したのですが、聞きしに勝る大量展示で全部見るのに3時間以上かかり、後半はちょっと疲れて少し流してしまいました。細かい描写の小さい作品も多く、かなり近づいて見たので、目も疲れました。
精巧な書き込みのものから、大胆な筆致のものまで多種多様、植物と鳥の組み合わせが多かったかな。鳥の首の動きが可愛くて、あまり使わない角度から捕らえた絵も面白かったです。お馬も風景の随所に出てきました。
漫画友達のSさんと行ったので、書き手としての見方もできて面白かったです。まるで漫画のような枠線があるものや、大胆な見開きのような構図の読み本の挿絵などは、まさに日本の漫画の原点という感じでした。
実は、全然行くつもりはなかったのですが、みんなが行きたがっていたわけがわかりました。これは本当に見る価値アリでした。誘ってくれてありがとう。見ている人の話が聞こえるのも面白かったのですが、20代後半かと思われる二人の女性の会話はには苦笑してしまいました。娘と婦人と花魁の三人が書かれている絵で、花魁はわかるとして、婦人と娘の髪型はそれほど変わらなかったのですが、振袖を着て立っている娘をみて、あれが婦人で座っているのが娘だね、と言っていたのでした。確かに娘のような綺麗なお顔の婦人でしたが。
'05年11月26日(土) 映画「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」
超コンパクトな映画、というのが感想でしょうか。画面は大きくて、時間は長いんですが、とにかく課題を消化するのにいっぱいいっぱいで、ぎゅっと詰まった感じでした。
私がこのシリーズを楽しんでいたのは、ほとんど首なし騎士の幽霊や、壁の絵の夫人やおじさんがいるホグワーツだったのね、と改めてきづきました。今回全然いなかったわね、探せばいたのかしら。
原作を読んだ印象と、予告編の印象があまりにかけ離れていたのですが、本編はちゃんとつながっていました。でも、ワールドカップの映像はもう少し見たかったなあ。
というわけで、今回はもう一回見たい映画にはなりませんでした。今まででは、アズカバンが一番かな。'05年11月21日(月) 三遍回って、ワン!?
TBSの「ふしぎ発見」のテーマがハリー・ポッターにちなんで、イギリスの魔法特集でした。魔法やおまじないなどがいろいろ紹介されていましたが、その中に、シェークスピアの「マクベス」のことがありました。この芝居を上映すると悪いことが起こるそうです。ちょっと日本のお岩さんに似ていますね。それで、この芝居を演じるときは、台詞以外で『マクベス』と口にしてはいけないそうです。もし言ってしまったら、劇場の外に出て三遍回るのだそうです。この「三遍回る」で思い出したのが、やっぱり「マスター・アンド・コマンダー」ですわ。艦長が子供たちに幸運を呼び寄せるおまじないとして、木に触って、三遍回らせていましたね。
別のお爺さんは、縁起の悪い物を見たときは(月だったかな)床につばを吐くと言っていました。そういえば、今上映中の映画「ブラザーズ・グリム」では、村人が猟師の名前を口にしたあと皆が床につばをしていました。あれは、ドイツの村でしたが。ちょうど、ナポレオンの時代で、村役場か何かにナポレオンの肖像がかけてありましたよ。グリム童話だけにがま蛙がでてくるんですが、それに引っ掛けてフランス兵を蛙って言っているシーンがありました。フランス人を「蛙」(フランスとフロッグスが似ているから?)と呼ぶのは、ナポレオン時代の小説を読んでいると定番の単語ですが、そのほかの人は多分なじみがないでしょうね。ドイツ人も英語を話すのは、映画だから仕方がないんだけど、これは英語ならではの掛詞じゃんと思ったりしました。お馬では、兄弟のどちらかの乗っている馬が、鼻革の上からのびた手綱をつけていました。あれは初めて見ました。お馬が子供を飲み込んでしまうシーンもありました。ともあれ不思議な映画でした。
で、おまじない。日本語では「三遍回って、ワンと言え」という言葉がありますが、人を貶めるときに使うものですよね。あれはどこから来たのでしょう。先日テレビで見た「惑星『犬』。」という子供向けのアメリカ映画は、少年が犬と話ができるようになる物語でした。彼は、愛犬が寝る前に寝床でくるくる回るのが不思議でしょうがないんですね。それで訊ねてみると、こうすると絶対に悪夢を見ないんだ、と犬が答えるのです。それで、少年がやってみると、本気にしたな、と犬が笑うのです。これって、三遍回るおまじないを踏まえた台詞だったのかなと、後で思ったりしました。
文化が違うと、言葉や仕草の表面だけではない意味がわからなかったりしますが、ほんの少しでもわかると嬉しいですね。'05年11月16日(水) 月影
仕事の帰り、月が本当に明るくて綺麗でした。久々に自分の月影が地面に映るのを見ました。寒いけど、夜空が綺麗な季節ですね。
火曜日は馬に乗りに行きました。外の馬場は桜の落ち葉が散っていて、さくさく音を立てながら走るのが気持ちよかったです。
先日民放テレビで深夜映画を録画したのを見ました。1969年の「うたかたの恋」。オマー・シャリフとカトリーヌ・ドヌーブで、とても濃いカップルでした。オーストリアの皇太子と貴族の令嬢の許されぬ恋のお話です。エヴァ・ガードナー演じる皇太子のお母さんは、かのエリザベート皇妃なわけです。絵画で見るとおりの髪型やドレスでした。横鞍で馬に乗っている姿もありました。場所は、あの「スペイン乗馬学校」の室内馬場でした。また私は、こんなところに、おお!と言っているわけです。(ちなみに、「スペイン乗馬学校」はウィーンの王宮の一角にあるそうです。スペイン産の馬を使っていることからこの名があります。)
'05年11月8日(火)映画「ヴェニスの商人」
今日は、にわか雨もなくぽかぽか陽気。みなとみらい線にはじめて乗りました。馬車道駅はレンガ造り風で綺麗でした。用事があって合同庁舎やらその近辺を歩いてきました。日本丸も見えました。晴れた日の海は綺麗でいいですね。
帰りに、横浜のシネコンで「ヴェニスの商人」を見てきました。噂どおり、アル・パチーノが圧巻。ジェレミー・アイアンズも渋かったです。衣装も豪華で、ヴェニスの風景も良かったです。ポーシャのリン・コリンズが、絵に描いたように綺麗でした。やっぱり、地に足の着いた映画はいいですね。あ、でもヴェニスだから、舟の上のシーンが多かったけれども。
内容も、噂どおり、ユダヤ人差別が大きくクローズアップされていて、後味が悪いと感じた人も多かったみたいです。ユダヤ人はゲットーに住まわされていて、外出するときは見てわかるように赤い帽子をかぶらなければいけませんでした。仕事もあまりないので、金貸しをしていましたが、当時のキリスト教ではお金を貸して利子を取るのは悪いことだったので、金貸しのユダヤ人は悪人だったのでした。私は、子供の頃に本を読んだのでわからなかったのですが、この映画を見たら確かに、迫害されまくりのシャイロックでした。冒頭で観客を被差別民の味方にしてしまう監督の手法には、あざとささえ感じてしまいましたが、どうなんでしょうね。基本的にこの物語は、差別問題の話ではないので、こう持ってくると仕上げが難しくなるんじゃないの、と思っていたら、やっぱり難しい終わり方でした。これ、キリスト教国だと観客のイメージも違うんでしょうか。ユダヤ人(ユダヤ教徒)じゃなくて、もし仏教徒だったら、日本人はどう感じるのかな。シェイクスピアの時代はそういう時代だったといえばそれまでだけど、これは、私の苦手な昔の西部劇で、インディアンが必ず悪者で平気で殺されてしまうのに共通するなと思ったのでした。
それ以外にも、ポーシャの婿選びは楽しかったし、アントーニオとヴァッサーニオの奇妙な友情も切なかったし、何より観客が固唾を飲む裁判のシーンは役者が良いだけに凄かったです。そうそう、シャイロックの娘ジェシカは「オーシャン・オブ・ファイヤー」でオマー・シャリフの娘をやった女の子でした。大物の娘役が続いてますね。ロン・クックも見つけましたよ。とにかく見ごたえのある作品でした。見に行ける方には、ぜひおすすめです。
'05年11月7日(月)にわか雨
久々に馬に乗りました。乗馬クラブの大きな銀杏の葉は、まだくっきりと緑色でした。桜の葉はだいぶ落ちていました。お馬は冬毛でもこもこしてきました。
軽い腰痛、精神的な不調、風邪と、ここのところ大きな動物を相手にする元気がなかったのですが、やっと乗りに行くことができました。乗っている間だけは、うつうつとした気分を忘れていられてよかったです。まあ、というよりは緊張でそれどころではないわけですが。なにしろ、力の強い大きな動物さんですからね、対峙するのはけっこう大変なのです。気のいい子だから、私のようなへたれな乗り手でも動いてくださるのでした。
今日も長靴下の栗毛くん。お馬には、乗り手が間違えると止まってしまう子と歩調が速くなってしまう子がいるんですが、この子は速くなっちゃうんですね。そうすると、乗り手が固くなるから余計速くなるんですわ。おりしも、急なにわか雨、室内馬場の屋根をたたく音はまるで雹かと思うほど大きな音でした。馬が気にしていると思うと、またこっちも気にしてしまうので、馬は乗り手の様子から、これは危ないのかも、と思ってしまうのでした。一番いけない乗り手です。なんでもないと馬に伝えられれば、それで終わりなんだけれどもね。たまに乗っている位では、なかなか。そんなわけで、ちょっと、とほほながら、それでも雨の音を聞きながらの駆歩は、それなりに気持ちよかったのでありました。'05年10月31日(月)競馬の季節
秋は競馬の話題が賑やかですね。特に今年は、久々の三冠馬誕生ということで、馬に興味がない人でも話題にしているような。この前の三冠馬はシンボリルドルフで、ちょうど私がテレビで競馬を見るようになった頃の最強馬だったので、なんだか感慨深いです。
★追記:お詫びと訂正 この前の三冠馬は「ナリタブライアン」でした。すみません。その前の「無敗の」三冠馬がシンボリルドルフでした。(Sgさんありがとう)
久々に根岸の競馬博物館のHPを見に行ったら、トウショウファルコが亡くなったと書いてありました。19歳だったそうです。綺麗な尾花栗毛でした。
ここのところ、馬に乗りに行ってません。今週も風邪を引いてしまって欠席。家でごろごろしていると余計体に悪いような気もするけど。無理はしないことにしましょう。
HPにも書きましたが、大好きなドラマ「シャープ」シリーズがやっと字幕つきでテレビ放映されます。でも、私の家では映らない、ミステリチャンネルです。見られる方はぜひご覧になってくださいね。
ミステリチャンネルのHP→http://www.mystery.co.jp/index.html
'05年10月23日(日)歌舞伎・競馬・義経・ハリポタ・テニス
久々に歌舞伎を見に行ってきました。国立劇場で鶴屋南北作「貞操花鳥羽恋塚(みさおのはなとばのこいづか)」。平家物語から題材をとりながら、顔見世興行のために書かれたもので、通し狂言といっても、筋が通っているのかいないのか、大胆な脚色だし、あの人はどこへ行ったの、といっている間に終わってしまったりしました。終わり方が、意外や渋くてよかったです。両花道だし、宙乗りは客席を斜めに通るめずらしいタイプ。主な役者が二役づつやっているのも楽しめました。
銀座でお茶をしてから家に帰ると、大河ドラマ「義経」をやっていました。これからどんどん悲劇に突き進むのですね。鎌倉殿への反逆行為を義経がわかっていてやっているところが面白いです。
終わってからチャンネルを変えて、ハリー・ポッターの3を途中から見ました。リーアム・ニーソンは確かに、キングダム・オブ・ヘブンの時と顔が違ってました。もうすぐ、4作目公開ですね。
追記:お詫びと修正。リーアム・ニーソンではなくて、デイビッド・シューリスです。すみません。競馬は、予定通りディープ・インパクトが三冠を達成しました。スタートが良すぎてかえって道中ひっかかってしまったそうですが、さすが武豊な手綱でした。ここで、またそんな事見ているのは私だけよ、な話ですが、ディープ・インパクトはレースの時もマルタンつけてましたね。小さいアイリッシュ・マルタンガール。調教のときは、がっしりとビッブ・マルタンのようです。あれだけ速い馬だし、まだ若いし、きっと凄く力が強いんでしょうね。
それにしても、マルタンの話をアップしようと思い立ってから、かれこれ1年たってしまうわ。そのあと、テレビでテニスをライブでやってまして、マドリッドの決勝戦。ナダルとルビチッチかあ、きっとナダルの勝ちだから少しだけ見ようと思っていたら、なんとナダル2セットダウン。3セットもやっと取った感じで目がはなせなくて、結局最後まで見てしまいました。
こんなことしているから目が悪くなるんだけれども。'05年10月18日(火)龍の棲む瞳
窓を開けると、どこからともなく金木犀の香りがします。とはいえ、このところ雨が続いてちょっとうっとうしい毎日です。
眼科に行ってきました。左の眼の中にもや〜っとしたものが見えるのです。医者も診ただけではわからないそうで、まるで龍が泳いでいるようにもや〜と動くものが見えるんだそうですよ。先生、ファンタジー好き?と聞きたくなりました。きかなかったけど。
西洋ではドラゴンは忌むべき存在ですが、東洋の龍は神様のお使いだったり、神様だったりするので、まあ良しとしましょう。気のせいだろうけど、これがパソコンを見るときのほうが本を読むときより邪魔になるのです。そんなわけで、文字を大きくできないサイトさんには、ちょっとご無沙汰です。だんだんになれるのだろうけれど。
'05年10月11日(火)あいたたた
この頃疲れが抜けないなあと思ってはいたのですが、こんなところにでるとわ。腰痛になってしまいました。
馬に乗って、手入れを済ませたところまでは何でもなかったのに、クラブハウスでおしゃべりをして、床に置いたバッグを取ろうとしたところでピリッと…生活に支障はない程度ですが、まともに腰は曲げられず、できないとなると不便を痛感するものですね。机の前に座っているのも辛いというかいらいらするので、また更新はお預けだわ。これがまたストレスなんだけれども。'05年10月10日(月)ナポレオンと頭文字D
巷では三連休ですが、私としては今日しかないので仕方なく出かけていきました。でもやっぱり人ごみは苦手です。美術館も映画館も平日がいいです。
横浜のそごう美術館の「大ナポレオン展」。絵画、彫刻、直筆書簡、地図、家具、食器類などいろいろありました。でも会場は子供連れ、「おばさん」、お年寄りなどでいっぱい。「油絵、上手ね〜」とか「お皿のふちがぜんぜん欠けてないわ、ウチとは違うわね」とか「冠よ、『複製』だって、本物かしら?」とか、わけのわからない会話が聞こえて、そっちが気になってしまいました。ナポレオンが宣伝のためにダビッドに書かせた有名なアルプス越えの、立ち上がった馬にのって背中から風を受けてマントをなびかせている、あの絵が一枚来ていました。葦毛のやつ。お母さんが子供に、これは馬に乗っているけど、本当は「ロバ」に乗っていたらしいよ、と薀蓄を語っていました。お、よくご存知でと、感心して聞いていると、横の解説を読んだ子供が「ラバ」だって、ラバってなに?と訊ねています、お母さんは「ロバみたいなもんでしょ」ということでした。さすがに日本では「ラバ」は一般名詞にはなっていませんかね(笑)
ともあれ、いろいろ見られておもしろかったです。ジェリコーの絵も一枚ありました。彼の描く馬は個性が強いのですぐわかりますね。スペインの半島戦争の悲惨さを告発したゴヤの版画も数点ありました。意外と小さい作品でした。でも、内容は柔らかい表現のものばかり、今回ナポレオンは英雄扱いのためか、刺激的な作品は入れたくなかったのか、あまりゴヤの趣旨が見えなかったかも知れません。
調度品や衣装には、おなじみのナポレオンのイーグルやミツバチも随所に見受けられて楽しかったです。最後に、ナポレオンの遺体を載せて帰ってきた黒いフリゲート艦「ラ・ベル・プール号」の模型がありました。作者は実際にこの艦に乗っていた土木技師(?)のティシエという人だそうです。終わってから、横浜駅の近くにできたシネコンに行きました。初めて行ったのだけど、座席の足元がゆったりしていてよかったです。終わったあとも、急に明るくなって関係ない音楽が流れるようなことがなかったし。
見に行ったのは「頭文字D(イニシャルディー)」実写版。面白かったです。香港映画なので、吹き替え版の違和感ほとんどなし。主人公の拓海くんが、嬉しくても悲しくても怒っていても同じ顔でした。いい人の涼介さんは、対照的にいかにもスターですという出方をしていました。原作ではほんわかしているお父さんが、アル中の暴力おやじになっていました。拓海の友達イツキはスタンドの息子になっていて、いかにも華流映画の登場人物でした。みんな、車に酔ってげろげろしているシーンがあって、汚いなあと眉をひそめていたのですが、小さい子供が見に来ていてケタケタ笑うので、そうか笑えばいいのかとちょっと救われたりしましたです。拓海と彼女なつきとのお話は、そう来たかとびっくり。続編はできるのでしょうか?
音楽は、香港映画がそうなのか、舞台の日本を意識しているせいか、なんだか妙なところがありました。日本のアニメを見た記憶が強いせいかもしれないけど。
そして、やっぱり映画は映画館だなあと思いました。実写で3台の車の動きがわかるように撮ってあるので、ロングショットも多く、これをテレビで見たら小さすぎるなあと。あの車たち、ドリフトとグリップとで走っていたんですよね、説明されてなかったのでアニメで予習してなかったらわかりませんでした(Yさんありがとう)。あ、それと、拓海くん、いくら他人の車だからって、ふつうのハチロクだかハチゴだかだからって、お尻ぶつけちゃダメなんじゃないの?って思ったんですけど。'05年10月5日(水)生テニス
ジャパンオープンテニスを見に行きました。雨だし、シャラポワも出ていないしで、昨年とはうって変わって空いていました。参加選手もいまいち華のない組み合わせながら、やっぱり生で見るテニスは良いです。コートサイドだったので、球の速さもよくわかったし。しかし、お日様がないので帽子を持っていかなかったのはしっぱいでした。室内コートのライトがまぶしくて、眼精疲労が余計ひどくなってしまいましたです。
有明の敷地内には、金木犀の香りがしていい感じでした。'05年9月29日(木)さらに潜航中
イベントが終わって、やっと馬に乗りにいけました。クラブの敷地には、曼珠沙華が綺麗に咲いていました。何時見ても艶やかな赤がいいですね。2ヶ月以上ぶりだったので、乗り方は忘れたりしないけど、体中が筋肉痛になってしまいました。
翌日は漫画のアシスタントに行きました。
その次の日は、眼科に行きました。なかなか落ち着く暇がありません。実は左目の調子が悪くてですね。瞳孔を開いて見てみましょうということになりました。あのクスリは不思議ですね。本当に瞳孔がこれでもかと広がっていました。網膜剥離ではないらしいけど、医者にもよくわからないとか、困ったものです。またしばらくしたら来いって、それまでにもっと悪くなったらどうするんでしょう。
ともあれ、そんなわけで、見え方が悪くていらいらするので、HPの更新も結局落ち着いてできない状態です。
シャープのテレビ放映があるって言うので、あわせて本の紹介なども「飛魚亭」のほうにしたいんだけれども。もうしばらく潜航します。ごきげんよう、ぶくぶくぶく…'05年9月25日(日)海洋系オンリーイベント
待ちに待った、でも締め切りきつかった(自分のせいだけど)海洋系オンリーイベントでした。楽しかったです。沢山の皆様にお立ち寄り、お買い上げいただきました。本当にありがとうございました。主催者さんも気配りが行き届いていて快適でした。コスプレも皆さん手作りの綺麗な衣装で素敵でした。いろいろな素敵な本を購入することができました。そのあとはオフ会で、尽きせぬ海洋系のおしゃべりに花が咲きました。お友達の戦利品の中から欲しかった本を見つけて、残念がったりするのも楽しかったです。
スペースは自分の所、お隣、一つ置いてお隣と、なぜか陸軍のシャープが並んでいました。海洋系なのに(笑)でも、帆船はナポレオニックがメインで、時代的にはあっているのですよ。シャープだって、トラファルガー海戦には参加しているし。ジャックはしていないのに、ですよ。
などと言い訳をしつつ、楽しく本を作って売ることができました。関係者皆々様、ありがとうございました。'05年9月21日(水) 映画「ファンタスティックフォー」
どろどろに疲れているのに、仕事のあと映画を見に行きました。だって楽しみにしていたんだもの。なんだか、悪役の動機にいまいちパンチが効いていないので、ヒーローの活躍にも凄みがないお話だなあと思いました。ヨアン君がヒューヒューポーポーみたいでした。実写でやるのは、やっぱりちょっときもいです。
'05年9月20日(火) 無事入稿
なんとかかんとかやっとこさっとこぎりぎり間に合いました。ぎりぎりでも受け付けてくださった印刷所さまさまです。それにしても、ほとんど貫徹してから、新宿のずっと先まで出かけて帰ってきて、また近場へ出かけて友達と会ってしばらくおしゃべりしてと、36時間ほとんど寝てなかったって、無謀なことをしてしまいました(笑)
'05年9月5日(月) お詫びと訂正
昨日の日記で、誤りがありました。(Chさんありがとうございました)
敵の武将を両脇に抱えて飛び込んだのは教経さんでした。知盛は、鎧を二つ重ねて着て乳母子(めのとご)の家長さんと一緒にとびこんだのでした。失礼しました。ちなみに、ついでに碇を背負って飛び込んだのは誰かみてみたら教盛と経盛の兄弟でした。平家の皆さん1人で飛び込むのは淋しかったのでしょうか。
ともあれ、これはみんな『平家物語』のお話です。琵琶法師見てきたような嘘を言い(笑)'05年9月4日(日) あんな碇は嫌だ
大河「義経」が、ちょうど夕食の時間だったので久しぶりに見ました。今まで2ヶ月分ぐらい録画してみていないんですよ。
知盛は、よかったです。でも、あの碇はひどかった。持った瞬間軽そうで、海に落ちたら絶対浮くな、と見てわかる感じ、ビート板よろしく浮いてしまって碇と反対の役目をしそうではらはらしました。
弁慶の投げた岩も、いかにも軽そうに弾んでいたし。
そういえば、「マスター・アンド・コマンダー」でも、作り物の碇を海に下ろしたら、浮いてしまって撮りなおしになったという裏話がありましたね。中に水を入れて重くしたんだっけ。知盛の碇もそうすればよかったのに。
歌舞伎の「碇知盛」の碇を、裏方さんがあんまり軽そうに運ぶので、先代の松緑が文句を言ったというのが、どこかに書いてありました。軽いものを重そうに見せるのは大変だものね。
ともあれ、私はドラマは平家物語のように、両脇に敵兵を抱えて飛び込むんだと思っていたので、ちょっと驚いたのでした。ともあれ、知盛、映画「武士〜MUSA〜」のチョン・ウソンみたいでかっこよかったです。
'05年9月3日(土) 「金髪さん」黒髪になる
WOWOWで映画「シンデレラマン」の紹介番組をやっていたので見ました。いやあ、ボクシングは嫌いだったので、行くのはやめようと思っていたのですが、やっぱり面白そうです。くくく。撮影風景をやっていたのですが、カメラマンさんは防具をつけて殴られながら撮影していたそうです。おつかれさまです。
主演はラッセル・クロウ。そう「マスター・アンド・コマンダー」で「金髪さん」ことオーブリー艦長を演じた彼は、今度は黒髪に染めていました。「ビューティフルマインド」に続いて、実在の人物をモデルにしたお話で、監督も一緒ですね。
そういえば、映画の中では「金髪さん」という言葉は出てこなかったんだっけ。ともあれ、この番組は、とてもラッセルの髪の色が印象的な…だったのは私だけかな。'05年9月2日(金) 潜行中
9月25日が海洋物オンリー即売会です。参加証も届きました。しかし、原稿はいっこうに進んでいません。困った困った。そんなわけで、もうしばらく潜行します。テニスの全米も始まったというのに、ほとんど見ていません。映画も見に行ってないし。なんだかなあ…。
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