2005年5月〜8月分
参考までに、マークをつけてみました。馬の話題:音楽の話題:古典芸能・文学の話題:
帆船の話題:「指輪物語」及びPJ版映画「ロード・オブ・ザ・リング」の話題:'05年8月22日(月) スコットランドは英国かウォーカーのショートブレッドはご存知だとおもいます。昔はイギリスのお土産にもらって嬉しかったものですが、いまは輸入食料品店へ行けば簡単に手に入りますね。タータンチェックのパッケージのあれです。私はけっこう好きで、甘いものが食べたくなると時々買ってきます。そしてこれ、今日気がついたのですが、日本語では「原産国名:英国」と書いてあるんですが、そのほかの国の言葉、多分フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、あたりでしょうか、では、みんな「スコットランド」となっているんですね。
9月のイベントにあわせて発行する本の下調べに、イギリスについて調べています。イギリスの国名はU.K.で、日本のように「イギリス」とは言わない、とあちこちで丁寧に説明してありました。「グレート・ブリテン及び北アイルランド連合王国」が正式名称。『イングランドとスコットランドとウェールズ』がグレートブリテンで、それに北アイルランドをあわせて、日本語で言う「イギリス」になるんですね。いままで、ぼんやり聞いたことはあったけど、あまり気にしていませんでした。でも、海洋冒険小説を読んだり、映画を見たりするにあたって、知っていたほうが絶対良さそうですね。
'05年8月20日(土) お絵かき中
気がついたら、9月のイベントまでもうすぐです。本をオフセットにするなら、締め切りまで本当に少ししかありません。一体どんな本ができるのでしょうか、まだほとんど見えてません。とりあえず、シャープのトラファルガーとマスター・アンド・コマンダーをネタにすることは決まってるんですが。そんなわけで、ちょっと潜ってますが、とりあえず元気です。
'05年8月18日(木) お見舞い
乗馬のお友達が怪我をしたのでお見舞いに行きました。現在はベッドから起きられない状態。回復には時間がかかりそうです。以前も落馬で入院した友達がいて、同じ病院でした。普通は落馬してもたいした怪我はしないのですが、やはり打ち所が悪いと大変です。皆さん気をつけましょう。
'05年8月15日(月) 名勝負
明け方にやっていたテニスは録画して昼間に見ました。アガシとナダル、初対戦だったの? アガシ御大かっこいいですね、まだまだ続けて欲しいです。ナダルもいつも安定して強い。嬉しそうながっつポーズもかわいいです。かなり接戦で見ごたえのあるよい試合でした。ナダルの優勝インタビューはスペイン語訛りの英語でがんばっていました。これだけ世界ランク上がっていたら、英語は必須なんだろうけど、優勝して舞い上がっているところで外国語で感想やら述べるのって大変そう。
そういえば、モントリオールの審判は、フランス語だったわね。'05年8月14日(日) 祭りの後
夏のイベントが無事終了しました。スペースにおいでくださった皆様、ありがとうございました。当日はいつものBBSのお友達が来てくれて、終わってからミニオフで楽しかったです。アイリッシュ・パブにも行ったんだけど、この頃凄くお酒が弱くて、シードル一杯しか飲めなかったのが残念でした。
'05年8月6日(土) ミニ浴衣
各地で花火大会が盛んに行われているようです。私はもっぱら職場窓見物です。今時の花火は、色が綺麗ですね。
帰り道は、浴衣の女の子が沢山います。最近はお手ごろ価格の浴衣も増えたこともあって、ずいぶん着ている人がふえました。男の子の浴衣や甚平がいないのは残念ですが。去年の横浜は少しいたんだけどな。ともあれ、浴衣や着物を着る人が増えるのはいいことです。自分が着られないから他力本願なんだけれどもね。
そして、駅のホームで一瞬飛びのいてしまいそうに驚いたのが、ミニ浴衣の実物を見たこと。お尻がやっと隠れるくらいのミニスカート丈なんですわ。大阪のテレビで「この夏のおすすめアイテム」なんて言っていたのだけど、まさか、本当に着られているとは(笑)そういえば、ひところ丁稚みたいな丈の浴衣がはやったって聞いたことがある。見たことはない。でも、今年のは見てしまいましたよ。'05年8月5日(金) ヨットレース
ケーブルテレビでスウェディッシュ・マッチというヨットレースの中継番組をやっていたので見ました。青い海に白い帆が映えて、とても綺麗でした。海の映像はどうしてこんなに気持ちがよいのでしょうね。でも、現場にいたら日差しが強くてつらいのかな。
実は、先週も同じシリーズの違うテレビ局の番組を見たのだけど、クルーの姿ばかり映して、ロングショットがほとんどなかったので、面白くありませんでした。やっぱりカメラワークって大事よね。
2艘でマッチレースをして勝ち上がっていく方式のようでした。風に向かってきりあがる様子や、風をいっぱいに受けて膨らんだ帆、船体を接するほど近づいてカーブする様子など、いろいろなヨットの姿が見られて興味深かったです。優勝争いをするチームでも海に落ちる人がいたりするのね、なんて思ったり。'05年7月29日(金) 映画「鋼の錬金術師〜シャンバラを征く者
実は、漫画もテレビアニメも見たことがないのですが、話題なので映画はちょうど良いかなと思って行ってみました。第一印象、画面が暗い。そしてちょっと縦長。人が面長なのではなくて左右をつめて調整しちゃったみたいな感じでした。でも最初だけですぐ慣れました。お話はテレビアニメが終わったあとの2年後の話だそうで、パラレルワールドっぽい設定。とにかく元を知らないので、キャラクターがどうなっているのかわからなくて、やっぱり消化不良でした(笑)でも、それがかえって想像力をかきたててくれるので、お話は面白かったです。
画面的には、ワイドスクリーンでなかったせいか、映画らしい広がりが意外となかったかなとおもいました。白い大きなうねうねした化け物の動きは面白かったけど。黒髪の将校さんは、みんなが面長なのに、1人で丸顔でしたね。若い人なのかな?それより、現実世界のほうのナチスはやはり、ちょっと痛かったです。昔はねヴィスコンティの「地獄に落ちた勇者ども」とか楽しんでみていたのですが。大人になると、100年以内の戦争の話はちょっとつらいです。作中にジプシーの女の子が出てきて、人々に邪魔者扱いされていました。意外と知られていないのですが、ユダヤ人以上にジプシー(いまはロマと言いますが)たちはナチスから迫害されたそうです。でも、ユダヤ人のように組織力や経済力のない彼らは、戦後も話題になることもなく忘れ去られてしまったといいます。そんなことを考えながら見てしまったので、主人公のエドワードさんの物語がどうも上手く入ってきませんでした。金髪の長髪は好きなんだけど、残念。弟くんもかわいかったですね。
指輪物語の日記の方にも関連話題を書きました。よかったらごらんくださいませ。
'05年7月28日(木) 行ってよかった
東フィルのオペラシティ定期公演でした。実はチケットを取っていなかったのですが、仕事の休みを人に代わってもらって、行って来ました。大進君とチョン・ミョンフンさんのコンサート。やっぱり行ってよかったです。大進君、スタイルよくなったですよね、すてき。ブルッフを生で聞くのは2回目かな?さらに磨きがかかってよかったです。繊細さと力強さと懐の深い音のバランスが絶妙です。マエストロのオケともぴったりでした。今日は、アンコールも弾いてくれました。嬉しかったです。
後半はブルックナー「ロマンチック」一時間を越す大曲です。全体的によかったんですが、とにかく金管さんがんばって、と言いたくなってしまうのはなんとも…。
そうそう、コンチェルトが始まってしばらくして、地震がありました。少し会場がざわついたので、マエストロが横を向いて、おや、というしぐさをしていたようなのですが、表情までは見えませんでした。大進君は、気にしないのか気付かなかったのか、演奏を続けていたので曲は途切れることもなくてよかったです。休憩に入ってからのアナウンスで、東京は震度3だったそうです。
'05年7月25日(月) びっくり
お友達からのメールで、杉浦日向子さんがなくなったことを知りました。22日だったそうです。江戸時代の漫画がとても面白く、NHKの「お江戸で御座る」で江戸時代の解説をいつも楽しそうにしているのを見るのも好きでした。とても残念です。ご冥福をお祈りします。
テレビ情報をどっさり増やしました。
'05年7月22日(木) 久々のコンサート
気がつけば7月も後半。いささか夏バテ気味です。
今日は、とっても久しぶりのコンサート。楽しみにしていた、チョンさんと大進くんです。ショスタコのバイオリンコンチェルトは、本当に素晴らしい演奏でした、カデンツァの部分は、会場中が静まり返って聞き入っていましたね。後半のドボルザークも美しい旋律を堪能しました。
毎度ですが、やっぱり生が一番です。'05年7月18日(月) 真夏の日本丸
海の日です。とても暑かったです。横浜の展示してあるほうの初代「日本丸(にっぽんまる)」の総帆展帆を見学しました。といっても、畳帆の少し前に行っただけです。何しろ暑いので…。いつものBBSのお友達3人で、そのまま日陰で大きな帆船を眺めながらおしゃべりし、リーズナブルなイタ飯を食し、その後、横浜のパブでおいしいドラフト・シードルやフィッシュアンド・チップスでおしゃべりに花が咲きました。パブでもうお一方参加で4人。義経とか、ドイツでビールは冷やすか冷やさないかとか、ガンダムとか、ハシビロコウとか、いろいろな話題で楽しかったです。
今の職場では「ネットの掲示板で知り合ったお友達と、よく会って遊んだりする」と話すと、とても驚かれます。思えば、あの頃はよい時代でした。最近なんだか殺伐とした事のほうがクローズアップされていますよね、そういえば。もちろん今も、普通のところはたくさんあるのだけれども。
じつは、疲れているのに、目が冴えてしまって、家に帰ってから、ドラマ「ギャラクティカ」前後編を見てしまいました。ドラマ「ホーンブロワー」のケネディ君こと、ジェイミー・バンバーが出ているのです。噂どおり、たくましくなっていました。でも、相変わらず口元がかわいいのでした。
物語は、人間が作り出したロボットが人間を滅ぼしに攻めてくる、タイプのSFです。昔の作品のリメイクで、連続ドラマのパイロット版なのだそうです。なかなか、見ごたえがあって面白かったのですが、終わり方が怖かったです。'05年7月16日(土) 一段落…でもあと一月
夏のイベントのための原稿の一つ目がやっと終わりました。あと残り1ヶ月で何かできるのだろうか。9月のイベントまでだって2ヶ月しかないのでした。
それにしても、この日記、半月以上さぼっていましたね。火曜日には、横浜スタジアムの近くまで用事で行ったので、帰りは山下公園を散歩して、シーバスで帰りました。シーバスは氷川丸という客船(引退してレストランなどになっている)の下が乗り場になっています。反対側には小型の観光船が泊まっています。両側に聳え立つ舷側を眺めていると、雑用艇から戦列艦を眺めているような感じをシュミレーションできるかなあなんて思いながら見ていました。ほんの15分間でしたが、海の上は気持ちよかったです。ただし燃料の匂いが気になりますね。海上には、「にっぽん丸」がいました。「日本丸」ではなくて、帆のない客船のほうです。海の旅がしたいなあ。
ニュースでは、タンカー同士の衝突事故が報じられています。今の船は本当に乗組員の数が少ないんですね。いくら機走とはいえ、負担が多そうです。日本は船の交通量が多いので事故も、ずいぶんと起きるそうで、昨年は2千数百隻だったそうです。台風の影響もあって多かったようですが。意外と多いんだなあと思いました。
さて、民放テレビでは、スター・ウォーズの放送が何度かありまして、おかげで懐かしい映画を見ることができました。最終話にあたる「ジェダイの復讐」なんて、レイア姫の衣装とイウォークが出てきたことしか覚えていませんでしたよ。『特別編』だったので、ラストシーンにはなんと、エピソード3のヘルメット姿になる前のアナキンの姿がチラッと出てきました。ヨーダとアレック・ギネスのオビ=ワンと一緒に。ちょっと驚きました。
私は、スターウォーズのファンではないので(かどうか)、ダース・ベイダーのヘルメットが嫌いなんです。だから、アナキンがあんなヘルメットをかぶされてしまったのが、とっても悲劇に感じたので、それが取れてよかったと思いました。
ところで、ジェダイの武器、局(翻訳者)によって、ライト・サーベルと言ったり、ライト・セーバーと言ったりしてますね。その昔の最初の映画のときは、セーバーだったよね。'05年6月25日(土) 映画「スターウォーズ エピソード3/シスの復讐」
先々行上映に行ってきました。久しぶりにシネコンの一番大きい部屋の満席状態で見ました。
とにかく、アナキンがかわいい!この一言です。前回はただのばかなガキんちょみたいだったけど、今回はそれを超越していました。よかったです。こちら側から見たら、あまりにも愚かな選択だけれども、彼にとっては必死だったのよね。フードの陰のあの表情がたまりません。
ダース・ベイダーの誕生と、ルークとレイアの出生の秘密の物語。当然結果は元からわかっているんだけど、とにかく悲劇に向かって突き進む、シリアスな展開でした。キーワードがフォースの暗黒面ということもあり、監督が変わったんですか、というくらい、いつもの明るいコミカルなシーンが少なかったです。
R2がパワーアップしてたのが印象的。チューバッカも出てきました(ハン・ソロはいませんでしたが)。ヨーダは相変わらずかっこよかったです。前作は普通の映画館で一日一回だけの先行上映を、早くから行って並んで見たのですが、今回はシネコンで一日に何度も上映され、さらに深夜3時ころまで追加上映とアナウンスされていました。興行的には成功なのでしょうが、その分作品に対する思い入れのある人は希薄なわけで、始まる前に拍手が起こるような状況ではありませんでした。
私としては、見終わった後は、かなり感慨深くて、拍手が起こってもおかしくないなあ、という感じだったのですが、それもなかったです。もっとも、周りのほとんどのお客さんは、1作目を映画館でやったころには、まだ幼児か生まれていないかぐらいの人がほとんどだったからねえ。本当に長い時間をかけてたどり着いたものです。そんな意味でも、しみじみ感動してしまいました。'05年6月20日(月) 暑いです
今年はカラ梅雨なんですか?梅雨入りしてからあまり雨の日がありません。でも、5月の晴れの日とは、うって変わって蒸し暑いです。寒いのには弱い私ですが、暑いのも嫌いです。困ったものです。
ところで、もうすぐ映画「スターウォーズ エピソード3 シスの復讐」です。実は10日以上前から、先々行上映のチケットを買ってあります。シネコンですので、当日は昼間から数回3つのスクリーンを使って上映と予告してあったのですが、今HPを見たら、うわあ、日本語吹き替え版を含めて6つに増えていました。それも昼間から。ということは、他の映画がほとんど休映(?)になるんでしょうね。そんなに人が入るのかしら?たとえばデートで映画に行って、何を見ようか選べるのがシネコンの売りなのに、今日はSWばっかりだね、となってしまうのでした。とはいえ、私も見に行くんだから、行く人は多いのでしょうね。そういえば、エピソード2は普通の映画館で並んで席を取ったような。シネコンは、音響といい、席が選べる前売りといい、やはり良いですね。
「バットマン ビギンズ」には、ルトガー・ハウアーがでていました。彼の出演した、私の大好きな映画「レディ・ホーク」を22日深夜に民放テレビ局で放送します。おすすめ映画です。
'05年6月19日(日) 映画「バットマン ビギンズ」
半年くらい前から楽しみにしていた映画です。とはいえ、何も予習はしていかなかったので、渡辺謙が出てきて、びっくりしました。いや、そのくらい「バットマン」だというだけで見に行ったのですよ。
お話は『なぜ彼はバットマン業をはじめたか』という物語で、少年時代のトラウマやら、肉体的な修行時代やら、超お金持ち振りやらがわかりやすくて、面白かったです。6代前から住んでいるお城のようなお屋敷や、修行に行った氷河地帯や雪山の景色も大画面が嬉しい美しさ。予告編があまり面白くなさそうだったので、期待はしていなかったのですが、裏切られました。アメコミ原作だから、気楽に楽しめるし、派手な破壊シーンがあっても、あくまで架空世界と思えば大丈夫のようです(ただし、関西の脱線事故に関係がある方は見に行かない方が良いというシーンがありました)。修行したのは、チベット風なところなんだけど、そこにいるのは、渡辺謙、もしくは、リーアム・ニーソン率いる、忍者軍団でした。あの、背中に斜めにしょった刀をみるとどうしても「忍者部隊月光」を思い出してしまうのですが、それはいいとして。
そうそう、小さいことですが、オペラを見に行くシーンで、人が席を移動するときに、すでに座っている人が立って道を譲る習慣が、西洋だなあと思いました。日本だと座ったまま足をちょっと引っ込めるだけよね。大富豪復帰してからの、バットマンのお仕度をするところが良かったです。先代から仕えている老執事と二人で、とても楽しそうに(表面的には暗そうに)やっているのでした。デザインも良くって、仮面の横顔がすてき、夜の高層ビル群を見下ろす塔の上に佇むロングショットもシルエットがとても綺麗でした。コウモリの大群も気持ちいいくらいの量で、あの中に入ってみたいと思ってしまいました。
この映画、主人公と彼女以外は、ほとんどおやじばっかりで、いい役者がそろってました。執事がマイケル・ケイン、刑事ゴードンがゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマンも出てくるし、会社の重役がとってもファミ〜リアなんだけど誰だっけ、と思っていたらなんと、ルトガー・ハウアーでした。久しぶり。普通のおじさんもやるのね、と妙に感動してしまいました。
主人公はクリスチャン・ベール。「リベリオン」の人だったのね。どことなく、スーパーマンのクリストファー・リーブを思わせる顔立ちでした。もう1人の青年は、お医者さん役のキリアン・マーフィ。はまり役でした。「真珠の耳飾の少女」は見ていないんだけど、お肉屋さんをやった人で、アイルランド出身の役者さんだそうです。驚いたのは、お馬が出てきたこと。ニューヨークのような街なので、バットマン捕獲のために、機動隊(SWAT)と一緒に騎馬警官隊も出動するのでした。そして、火を噴くお馬もでてきます(笑)
ともあれ、ほとんど画面が暗い夜か暗い室内で、バットマンのシルエットなど映像が綺麗なので、元気いっぱいに暴れまわってはらはらドキドキなのに、とても落ち着いて見られる映画でした。良かったです。これも、映画館ならではですね。
ところで、渡辺謙の役、ヴィゴ・モーテンセン(「ロード・オブ・ザ・リング」のアラゴルン役)という話もあったって、本当でしょうか?
'05年6月14日(火) 桜の木の下には
車を止めてはいけません…。今日は梅雨の中休みで、良いお天気。駐車場の大きな桜の木陰に車を止めました。数時間後に終わって帰ろうと車を見たら、さあ大変。車は、紫と黒と白のまだら模様になっていました。真っ黒に熟した桜の実をたくさんの鳥たちが食べに来ていたのです。食べ終わった種や、食べ損ねた桜の実や、その他の落し物が、カランカランと休みなく車体に落ちて来ます。その場で掃除をしても無駄なので、フロントガラスだけ拭いてそのまま逃げて来ました。
毎年こんなだったかしら。確かこの木だけ違う種類の桜だったから、特別実が美味しいのかも知れません。家に帰って、車の屋根に乗っている、真っ黒く熟した実を見ると、中は濃い紫色で柔らかく、確かに美味しそうでした。久々に「飛魚亭」を更新しました。帆船のページなのに、馬の話ですが(笑) よかったらご覧ください。
'05年6月7日(火) カラス
明日あたりから、関東地方は梅雨入りだそうですが、今日は、とてもよいお天気でした。ただ、今までより湿度が高くて、とても暑く感じました。
今日も、いつもの栗毛君にのって、外の馬場で乗りました。今日はどうも上手く駆歩ができないなあなどと思いながら、埒沿いを走っていたら、突然木の枝から柵に飛び移ったカラスが飛び立ち、馬の目の前をかすめて行きました。さすがに驚いた馬はばたばたと、脇にあった障害にぶつかりそうになり、私は腰が浮いて落ちそうになってしまいました。落ちたら絶対痛いし、下から乗るのは大変だから、絶対落ちるまいと思って持ちこたえましたが、困ったのは、帽子(ヘルメット)が前にずれてきて目が見えなくなってしまったこと。たまたま忘れて、借り物の帽子だったのです。危なかった。すぐに止まってくれる馬でよかったです。やはり、乗馬は慣れた馬場でも何が起こるかわかりません。'05年6月6日(月) 映画「ラヴェンダーの咲く庭で」
イギリス、コーンウォールの海岸の家で暮らす老姉妹が、嵐で打ち上げられた青年を助けます。彼は片言のドイツ語を話すポーランド人、そしてバイオリンがとても上手でした。足の骨折も治り、村の人とも交流をするようになった彼と、老姉妹は楽しそうに暮らしていましたが、ドイツ人の女性があらわれて…上映中なのでお話はここまで。
チラシのあおり「エリザベス女王も号泣」って、そういう映画ではなかったですよ。ほのぼのとした、微笑ましい、かわいいおばあちゃんが素敵な映画。青年のダニエル・ブリュールは、いろんな映画に出ていますね。かわいかったです。音楽も、ハリウッド物のようにうるさくなくて、映画のために作曲されたバイオリン曲が素敵でした。
私はあまり都内まで映画をみにはいかないのですが、この映画、コーンウォール、バイオリン(吹き替えはジョシュア・ベル)、マギー・スミスとジュディ・ディンチとまるで3題話のようにツボな題材だったので、楽しみにしていたのです。舞台は1936年、イギリスの田舎町、男たちは漁をし、農業もし、夜はビールを飲みながらボウリングのような遊びをする、景気付けにはバイオリン。老姉妹は通いのメイドさんがいる、少し良いお家に住んでいてます。ポリッジやお茶とビスケットももちろん出てきて、とってもイギリスで、物語以外のところでも楽しめました。
お馬もワンシーンだけでてきましたよ。収穫した麦を山ほどつんだ荷車を大きな重種馬2頭で引いていました。ところで、この映画のチラシに、コーンウォールは「日本人には馴染みの薄い地域」と書いてありました。そうか、そうなのか、私はイギリスで知っている地名といったら、ロンドンの次に出てくるけど、と思ったのでした。
そういえば、映画「キング・アーサー」の時に、アーサー王のお話を意外とみんな知らないんだということを知ったのでした。まあ、海洋冒険小説は、比較的マイナーだとは思うけれども。映画は渋谷だったので、プラザエクウスにも行ってきました。目的はもちろんライブラリ。資料本がたくさんあるので楽しいのですが、部屋の外のスクリーンの音が大きくてちょっと閉口しました。タダで利用できるのだから、文句は言えませんが。
'05年6月5日(日) おめでとう ナダル!!
ローランギャロス、全仏オープンテニス大会の男子決勝は、もの凄い試合でした。予想はしていたけれど、本当に一ポイントも目を放せない大接戦。どちらも見事なショットの連続でした。結果は、私の大好きな、スペインのナダルが勝ちました。彼は本当にかわいくて、プレイはかっこよくて、見ていて楽しい選手です。クレーコートの特質を生かした、フットワークがたまりません。膝下丈のズボンとノースリーブのシャツに、長い髪がまた素敵。相手のプエルタも大健闘でしたよ。ノーシードだけど、実力はある選手だったのね。
この二人の組み合わせ、とても、ワイルドな、試合でした。両方上手いのだけれど、洗練されたというよりは、野性味あふれるといったプレイ。ナダルは、フットワークのよいガゼル系で、対するプエルタは怖いくらい筋肉が付いていて、サイか何かのような。ダイビングショットをすると、普通は体ごと横に飛んでいくのだけど、彼は一瞬宙に浮いてドシンと落ちる感じが面白かったです。
ともあれ、ナダルも第1セットは苦しめられて、最後にはタイブレークに破れてしまいました。そのあと、相手の強打にも慣れてきて、第2、第3セットをとったものの、プエルタは前試合、途中の2セットをとられても勝っているのよね。はらはらしながら見ていました。準決勝のフェデラー戦は、危なげなく勝ったし、他のツアーの決勝戦も負そうな試合ではなかったので、今回が一番見ていてはらはらしました。(前ツアーの決勝は、相手がコリアだって事で別の意味ではらはらしたけど)
勝ったあとの嬉しそうな笑顔がかわいかったです。19歳になったばかりの彼は、少年ぽさとトッププレイヤーの貫禄を併せ持つ表情でした。これからも活躍が楽しみです。'05年6月1日(水) オブライアン恐るべし
「囚人護送艦、流刑大陸へ」は昨日読了しました。んで「飛魚亭」の馬のところに、ちょこっと追記でもしようかと思ったんですが、いやはや…フライング・チルダーズとダーレー・アラビアンはもちろんわかるんですが、オールド・ボールド・ペグで躓いてしまいました。牝馬なんですね、それも1600年代。マニアックすぎるよ、オブライアン先生…。手元の資料には名前すらありません。ネットで調べてやっとわかったですけど、ファミリーラインの6って何?そんなわけで、ほんの数行になるだろう更新も、しばらく先になりそうです。
'05年5月25日(水) 新刊「囚人護送艦、流刑大陸へ」
オーブリー・マチュリンシリーズ(映画「マスター・アンド・コマンダー」の原作のシリーズ)新刊「囚人護送艦、流刑大陸へ」(なんというタイトルでしょう…原題は「DESOLATION ISLAND」です)の発売日だったので早速購入してきました。でももうしばらく読み始められそうにありません。今読んでいるのもやめられないので。
ついでに、テレビ「アラビア語講座」6・7月号も買ってきました。テレビはみているけれども、これっぽっちも覚えられません。というか覚えようともしていません。よって「アッサラーム・アレイコム」(こんにちは)と「シュクラン」(ありがとう)しか聞いてわかりません、まして読むことは何もできません。うううむ。
昨日見た映画「キングダム・オブ・ヘブン」では、アラブ勢の人達が、ご挨拶だけ「アッサラーム・アレイコム」と言っていました。そのほかはみんな英語でお話していました。十字軍側のフランス人の主人公も、他の皆さんも英語でした。映画だから仕方がないんだけど困る場合もあります。この映画は、アラブとヨーロッパだからまだいいんだけど、ヨーロッパが舞台の映画だと、誰が何人の役やらわからなくなっちゃうのよね。「荒鷲の要塞」だったかそんな映画で、敵国の制服を着てスパイ活動をしていたりするし。そういえば、少し前のロシアの潜水艦の映画も、妙に違和感があったと言う話を聞きました。
韓国の映画「武士〜MUSA〜」では、韓国語、中国語、モンゴル語とそれぞれの人が話していて、違和感がなくてよかったんですけれど。ハリウッド映画では、それはしないお約束なのかな。
日本映画はどうなのだろう。そういえば、「ローレライ」はいきなり英語音声と字幕ではじまって、違う映画を見に来ちゃったかと思ったものです。あ、今度WOWOWで「ロストイントランスレーション」をやりますね。←間違い。スターチャンネルです。映画ついでに、もうすぐ「スター・ウォーズ エピソード3」の公開ですね。昨日映画館で予告編をはじめて見まして、オビ・ワンが「You are the chosen man!」と叫んでいるのに、ドッキーンとしてしまいました。ははは。いや、あとで確認したら、chosen one だったんですが。chosen men というのは、私の大好きなイギリスのテレビドラマ「シャープ」のライフル銃隊の皆さんのことなんですよ。暗闇で一人で苦笑いをしてしまいました。
アマゾンjpへリンク→囚人護送艦、流刑大陸へ (上)
囚人護送艦、流刑大陸へ (下)'05年5月24日(火) 映画「キングダム・オブ・ヘブン」
オーランド・ブルーム主演、リドリー・スコット監督。十字軍に参加した、高潔な騎士の物語。これ、実在の人物をモデルにしたってのは、プログラムを読んではじめて知りました。普通は、実話に基いた物語とかなんとか宣伝文句に入るものですけどね。あまり、古い時代だからかしら。
十字軍といえば、侵略戦争のイメージしかなかったのですが、微妙な掛け引きや、話し合いもいろいろなされていたのですね。それにしても、馬か自分の足でしか移動できなかった時代に、皆さん遠くまで出かけたものです。オーリは良かったですよ。なかなか、力強いキャラクターをしっかり演じていました。同じ鍛冶屋でも「パイレーツ・オブ・カリビアン」とはえらい違いです(笑)冒頭に出てくる他の騎士たちは、もっと野太い感じで、これは「キング・アーサー」ばりにかっこいいぞと思っていたのですが、お話が進むにつれ、やはり違う雰囲気になります。
聖職者役の人が誰だか思い出せなかったのだけど「ハリー・ポッター」のルーピン先生でした。以下ネタバレというか苦情入ります。
リーアム・ニーソン演じる、英雄的騎士であるお父さんは、意外と早く退場(亡くなってしまいます)。はじめて出会った息子のオーリが、これまた腕っ節が強い。「パイレーツ…」では毎日3時間自主トレをしていたと台詞にあったけど、今回は、今までどんな人生を歩んでいたかが何も説明されていないの。どこか痒いところが残る感じでした。物語は面白く進むのでそれはそれでいいんですが、こんどは城攻めのところでね、またスコットよお前もか…というか、ハリウッド物は火薬の爆発を入れないと映画じゃないんですか?ってくらい凄い爆発があるんですよ。十字軍の時代にこんなのあったのって訊きたいです私は。木製の投石器で火の玉を投げることが、もしできたとしても、着弾したところでさらに爆発をするような玉を作ることができたんですか? なんだか、飛行機が飛んできたような違和感がありましたです。それがなければ、もっと説得力があるクライマックスになっただろうに。と、私としては残念でした。ともあれ、お馬がたくさん出てきて、馬装もアラブ風でとても綺麗で、お馬自体の写し方もとても美しく、お馬のエピソードも効果的に使われていたりして、お馬好きとしてはとても良かったです。エルサレムの王様は、病気のため仮面をかぶったままなのですが、かっこいいです。この映画で一番かっこいい役だったかも。お馬に乗るシーンも見所。さらに、馬を降りる場面、一瞬ですが注目です。
そうそう、オーリの乗馬、本当に鐙の四角いのがありました。そういう、歴史的遺物が実際にあるのかしら?'05年5月23日(月) ファミレス
乗馬クラブの駐車場では、銀杏の葉がずいぶん大きくなり、青々と気持ちの良い木陰を作っています。花壇には色とりどりのお花が咲いています。お天気が良いので、今日も外の馬場で乗りました。埒沿いに銀杏の枝が伸びて来ていて、馬の顔にはぶつからないけど、人の顔にはちょうど当たる位置で、首をひょいとすくめないといけません。風がちょうど良い具合に吹いていて、風に向かって走るとごうごうと耳元でなって、まるでとても早いスピードで走っているようで楽しいです。実際はいつものゆっくりペースなんですが。
乗馬のあと久しぶりにお友達とファミレスで長話をしてしまいました。4時間以上、ほとんどお馬の話ばっかり。いくら話しても尽きません。楽しかったです。
'05年5月17日(火) 初夏の風
今日もいいお天気。空気もさらっとしていて、日差しは暑いけど、木陰に入ると涼しくて気持ちがいいです。前回に続いて、栗毛君に乗りました。外の馬場にでたら、砂埃が凄くて、ちょっと閉口しましたが、風はとても気持ちよかったです。馬場から出て、敷地内の道もお散歩しました。彼は慣れない道にちょっと戸惑っていました。一緒に行った鹿毛くんは、道端の草を食べたりしていましたが、こっちは、見慣れない風景が気になるようで目も耳もきょときょとしていました。
もう少ししたら、梅雨になるし、それが明けるると、外に出てもジリジリと暑いので、今が一番良い季節ですね。
'05年5月16日(月) 帆船「ビクトリア」見学
愛知万博のスペイン・パビリオンの一つとして、マゼランの時代に世界一周をなしとげた帆船「ビクトリア」号が来ています。もちろん、復元船ですが、マスト以外は当時と同じように木造で、ロープも金属などは使われていません。25日までは、東京のお台場に停泊して一般公開されています。
今日は、たいへん天気がよく日差しが強すぎるくらいでしたが、海の上を渡る風はとても気持ちよく、さざ波にも揺れる船の上で、心踊る気分を満喫してきました。午後から行ったのですが、日本人の見学者は10人くらいいたかな。スペイン人のクルーが3人ほどいて解説したりおしゃべりしたりしていました。後半は、スペイン人らしい団体さんを案内していたので、私は1人でのんびり、後甲板や艦尾楼におりました。帆桁からそれぞれのロープがどこにつながっているのかを一つ一つ確認してみたり、ちょっと引っ張ってみたり。いや、動かしませんでしたけれども。日本丸のように大きな帆船だと、目がくらみそうなほど多いですが、このくらい小さい船だと、ロープの働きが素人目にも推測できて面白かったです。組み継ぎしたロープが、実際に使われているのもはじめて見ました。
5月3日に見に行った時は、まだお化粧直し中でしたが、今日はピカピカになっていました。でも、帆は日本丸に比べるとラフに止められていましたね。もちろんおめかしフリンジ風にひろげてあったわけではありません。
小さい船のせいか、そのスタイルのせいか、ほとんど風も波もなくても、船は揺れています。そして、小さいうねりが来ると、手を広げるか、何かにつかまりたくなるほど大きく上下に揺れます。ああ、船に乗ってるなあという実感がすてきです。
以前に、デワルチやエスメラルダを見学したときは、ほとんど揺れは感じなかったものです。この船の舵は、良くある丸い形ではなく、一本の棒です。本当にシンプルな、なめらかに丸い木の棒で、握って右に左に動かすのにちょうどいいくらいの太さでした。それが甲板に突き出ていて、下のほうでは船尾にある舵につながっているのです。停泊中は、ロープなどで固縛されているのですが、少しの遊びがあり、船が少し揺れるとその舵棒もがっこんと音を立てて動くのです。人が誰もいないので、揺れる舵棒を握って、ひとりでにんまりしてみました。波が逆に手に伝わる感じ。でも、これを本当の大きな波に抵抗して動かすとなると、大変な力が要るのだろうなあと思いました。その下に降りると、船尾から突き出ている舵と棒とがつながっている部分もみられます。周りには、当時の食料として積んだらしいものの模型が展示してありました。お米(タイ米のように長細いもの)、棗、樽詰めの肉、など。
クルーの1人が、片言の英語で説明をしてくれていまして、ちょっと質問してみました。ただし我ながらひどい英語だったので、彼にはあまり通じなかったみたいなんですが。
英語では船を「彼女」と言うけれど、スペイン語でもそうかと聞いてみたのですが、質問の意味があまりわからなかったようでした。「船は、el barco だから、彼だよ」という返事でした。ついでに教えてもらったのが、海の呼び方。スペイン語で海は男性名詞なので「el mar」なのだけど、船乗りさんたちは「la mar」と女性名詞の冠詞をつけて呼ぶそうです。ちょっといいですね。
そのときは、そよ風程度の弱い風でしたが、これで帆をひろげたら、1.5か2ノットくらいで走れるとのこと。一番早くて7ノットと言っていました。これって、初代日本丸と同じ帆走速度ですね。
しばらくすると、もう少し風が出てきて、スペイン国旗の模様が見えるくらいになびいていました。こんな気持ちの良い日に、気持ちの良い場所で、海を眺めていられるのは、とても幸せな気分でした。少しも同じ模様ではいない海面。下には、白く透きとおった綺麗な模様のくらげがひらひら泳いでいたり、エイもいました。水鳥が何羽か飛んでいました。水面に水しぶきを上げて着水すると、さっと潜ってしばらく出てこない黒っぽい鳥がいました。アジサシだったのかしら? ゆりかもめらしい、かわいい白い鳥もいました。自分も海の上にいて、同じく海の上で生活している鳥さんたちを観察するのは良い気分でした。
しかしながら、1時間半もお日様にの下にいますと、かなり疲れまして、名残を惜しみながら退船し、埠頭の樹木の木陰に入ったら、その涼しさに感動してしまいました。ここではじめて、船で働く人達の大変さをまた一つ実感しました。よく小説に書かれている日差しが照りつける下でのお仕事とは、このこと、いやまだ5月だから真夏になったらもっと大変なんだろうなあと、思った次第です。そうそう、クルーの1人背の高い金髪のお兄さんは、M&Cのウォーリーをすらっとした感じにしたような、笑顔のかわいい青年でした。これまた眼福(笑) 映画ほどではないけれど、木の軋む音も少し聞こえました。本当に短い時間ながらいろいろと楽しめ、体感できてとてもよかったです。
ちなみにこのビクトリア号は、いろいろな研究をしながら、世界一周航海中です。名古屋での一般公開は、6月6日から。そのあと大阪で公開されたあと、上海へ向かうそうです。
'05年5月14日(木) 映画「花咲ける騎士道」
ジェラール・フィリップの白黒の同名映画のリメイク版。映画館に見にいけなかったので、テレビで見るのを、楽しみにしていました。原題は「ファンファン・ラ・チューリップ」。ファンファンという名の、女好きで剣の腕のたつ青年が、ルイ15世の軍隊に入って巻き起こす、どたばた喜劇。でも、昔の方が面白かったですよ。なんだか、いいところを削っちゃって、立ち回りを増やしたような感じでした。はちゃめちゃ加減がかえって中途半端になってしまったようです。現代のお客さんの受けを狙うとこうなるのかしら?
この時代、王様とベッドに入るのは、貴族女性のステイタスだったわけですが、ヒロインは拒絶するところに旧作の面白さがあったのですが、今回はそのくだりがなくなっちゃっていたの。ちょっとびっくり。これでわ、ぜんぜん「騎士道」とかっこいい邦題をつけた意味がなくなっちゃうんじゃあないでしょうか。どちらにしろ、もともと「騎士道」とは縁のないお話なのですが。敵の砦を手に入れる方法も、新作では妙に情けなかったし。最後のオチも半端になってしまって残念。
とは言いつつも、時代物好きには、衣装や舞台や小道具も楽しめたのでよかったです。'05年5月10日(火) 雨の動物園
多摩動物公園へ行ってきました。樹木がたくさんあるところで、気分は森林浴。天気予報は一日晴れだったのに、途中で土砂降りとも言える雨が降ってきたのですが、木の枝に覆われている道ではほとんど濡れずに済むほどでした。
お目当ては、もちろん「モウコノウマ」。蒙古の馬ではありませんよ、「蒙古・野馬」。プルツェワルスキー馬とも言う、現存する唯一の野生馬です。他のあらゆる種類の家畜「馬」は、大きさも色や体型がちがっても染色体の数は同じなのですが、この「モウコノウマ」はそれより二つ多いという、種類の違うお馬なのでした。
去年生まれた仔馬も含めて数頭いるはずなのですが、2頭しか外に出ていませんでした。一緒に、ロバくんも1頭いました。写真を撮ってきたので、よく撮れていたら、いずれアップします。
他にも、コウノトリの親子や、狼の親子や、オランウータンの親子や、親子じゃないけど、猛禽類やモグラや水牛や、シマウマや寝そべるキリンや、いろいろ見て楽しかったです。でも、雨をやませていたおかげで、全部は見られませんでした。一緒に行ってくれたのは、高校時代からの漫画友達Sさん。帰りにお茶をしながらおしゃべりできたのも楽しかったです。ついでに、ジンガロと帆船小説を押し付けてしまいました。今度の本に、原稿描いてくれないかなあ。
そうそう、言い忘れたけど、13日朝8:15〜8:55 NHK BS2の「デジスタ(再)」は、『伊藤有壱セレクション』です。(この日記を書き始めたきっかけになった方なのです) 朝ドラと時間がかぶるけど。
家に帰ったら、アマゾンから宣伝メール。なんと、チョン・ミョンフンさんの「こども音楽館」のDVDが1000円に値下げされていました!!これは、嬉しいのか悲しいのか。ともあれ、お求め安くなったのは確かです。大人のベートーベン&クラシック音楽入門&ちょっと薀蓄にも面白いDVD。もちろん、チョンさんの声が聞けるのも嬉しいです。
'05年5月9日(月) 歩毎の手前変換をする猿
今日は夏の様に強い日差しでしたが、とてもさわやかなお天気でした。乗馬クラブの駐車場は大きな桜と銀杏の木の陰で、涼しくてほっとします。今日は、長靴下の栗毛くんにのりました。とっても毛が長くて汗かきで、なかなか乾かないのでお手入れが大変だったのですが、今日久しぶりにあったら、なんと綺麗に毛刈りをしてもらってありました。おかげで汗もあまりかかず、お手入れらくらくでした。いつもは、乾くまでずーっと手入れ場に立たされて飽きちゃってたのよね。よかったね。
夜、テレビで動物の番組を見ました。NHK「地球・ふしぎ大自然」。カメルーンに住む、パタスモンキーという猿は、まるでチータのように四肢と尻尾が長く、走るのが速いのです。危険から逃げるときは時速50キロくらい出るそうです。動きはチータそっくり。お母さん猿は、おなかに赤ちゃんをしがみつかせて走ります。食物や水を求めての移動はもう少しゆっくり走るんですが、その走り方の映像を見てびっくり。普通四つ足動物は、規則的に左右の前足を出して走るものです。時々疲れたり方向を変えるときにその左右を変えます。これを「手前(てまえ)」と言って、乗馬をするときはどちら手前かを気にして乗ります。さらに、高度な馬場馬術には、ジャンピング・チェンジと言って、まっすぐ進みながら飛び上がるように手前を変える技術もあり、3歩ごと、2歩ごと、毎歩と難易度があがります。ところが、このお猿さんたち、歩毎に手前を変えているんです。その子によって、3歩ごとだったり毎歩だったりいろいろですが、とにかく、とっても不思議な走りかたをします。番組の解説では、それには触れていませんでしたが、本当にタイトルどおりだわと思ってしまいました。世界は広いですね。知らない動物さんがたくさんいるものです。
'05年5月8日(日) 夜の白々明けまで
仕事で疲れているのに気分はハイなのか、帰りにブックオフへ寄って、100円売り場で至誠堂の本を三冊とモンゴル関係の本を見つけてホクホクで帰ってきて、テレビでDVDに撮ってあったのをちょっと見ようと思ったら、スポーツチャンネルでヨットの大会をやっていて、海と風をはらむ帆が綺麗なのでそのまま見てしまい、チャンネルを変えたらNHKアーカイブスで広島の原爆関係の深刻な番組をやっていて目が釘付けで、終わったら、GAORAでテニスが始まる時間で、コリアとアガシのハイライトをやっているわと思ったら、タイマーで世界の競馬にチャンネルが変わり、見終わったら、コリアとナダルの試合が始まっていて、この試合がまた、二人ともかわいいくて目が嬉しいだけでなく、途中ジュースが10回も続いたりと、手に汗握る接戦で、ナダルの一方的な有利に見えるのにまたコリアが取り返し、でも奇跡のようなナダルのショットが何度もあって、試合はすでに3時間を越え…さすがに私も体力の限界を感じて、試合を諦めベッドに入った頃には、すでに堤燈がいらない時間になっておりました。
ちなみに、コリアとナダルの試合は5時間に及んだそうです。二人ともお疲れでした。どっちも勝たせたかったなあ。'05年5月4日(水) ジンガロ「オペラ・エケストル」
WOWOWでジンガロの「オペラ・エケストル」をやっていたのでみました。芸能人等のコメントがいらなかったけど、とにかく、動く映像で見られたのは嬉しかったです。「オペラ」と名前をつけるだけあって、音楽には歌が沢山。それも、エスニックなアカペラの合唱で、とてもすてきでした。やっぱり、ジンガロは総合芸術よね。いや、この番組では、翌日シルク・ド・ソレイユの放送をするためか、やたらとジンガロをサーカスと位置づけて解説していたのが、どうも違うなという感じだったんですよ。
写真ではいくつかみたことのある、フリーシアン・ホース(オランダの黒くて鬣と足の毛の長い種類)がとてもかわいかったです。ロングレーンでスペイン常歩をしてしまうとか、確かに、馬を知っている人でなければわからない凄さもありましたが、知らなくても十分楽しめる、賑やかな楽しい作品でした。
アラブとコサックが基調になっているのでしょうか、アラブ風の演出では、鞍もアラブ鞍なの、あの鐙で乗ってみたいなあ。羊の毛皮を取りっこするお祭りかスポーツのようなものも取り入れてありました。
歌手の女の人達が馬に乗って出てくる場面があるんだけど、降りるときに馬の首を蹴飛ばして、というか、足がぶつかっていました。なんだかほっとしたりして。普通の人はジンガロの騎手の人のように身軽じゃないわよね。'05年5月3日(火) プチ連休
世の中の大多数の方たちは、大型連休を満喫していらっしゃるようですが、わたしもあやかってひさびさの3連休を取ってみました。
1日はジンガロのルンタに行ってきました。これで2度目で最後です。前回は前から5番目でほぼ横位置から、今回は、ずっと上のほうから見ました。また印象が少し変わって楽しかったです。騎手が大きな仮面をかぶって、四頭のお馬が小さい円を描いたり、その場でくるくる回るシーンでは、あれはもしや曼荼羅図をイメージしているのではないかと思いました。上から見たからこその印象。
ジンガロ公演は、特設のテントで行われていますが、外の子供の声や車の音もきこえてきます。途中で雨が降ってきて天幕にあたる音もよく聞こえました。終盤、お馬だけが舞台に沢山走りこんで騎手たちが入ってくるまで待機しているシーンで、ジョーーという水音が聞こえたので、雨?にしては…とおもったら、お馬が1頭おしっこをしていました(笑) ボロは、途中暗転の時に片付けたりしているようでしたが、このばあいは、砂の舞台に地図を描いたまま最後までのこされておりました。最後に、人間だけが舞台に横たわるシーンでは、上手く避けて、でもバランスよく並んでいたのはさすがです。
他の演目を生で見ていないのでわかりませんが、この「ルンタ〜風の馬〜」では、チベット仏教のお経が音楽として使われています。そして、会場にはお香が焚きこめられているのも、雰囲気がかもし出されてよかったです。2日は、翌日の準備のために一日家にいました。が、たいした物も描けず、ただDVD機で遊んでいただけのような。本当は、馬に乗りに行こうかと思っていたのですが、前日軽く捻挫をしたので、大事をとってお休み。昨晩家に帰ってから、しつこく冷やしたので、痛みは一晩でとれました。ケーキなどに入っている保冷剤を沢山まきつけておいたのでした。これは、ディック・フランシスの小説を読んでつけた知恵ですわ。
3日は、恒例の同人誌即売会。遠くからお友達がやってきたり、しらない方や、お久しぶりの方とお話ができて、楽しいイベントです。
さらに、図らずもちょうどお台場に、スペインの復元帆船「ヴィクトリア」が来ていたので、途中抜け出して、見学してきました。お天気もよくさわやかで、とても気持ちよかったです。話には聞いていたけれども、本当に小さくてかわいいお船でした。あれで世界一周してしまうなんて、昔の人は偉かったです。一緒に見に行ってくれたのは、T子さん。9月には、海洋系の同人誌即売会があるので、二人で1スペースで参加する事にしました。さて、どんな本を作ろうかな。
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