さらば友よ
Arod & Gimli〜「Ride on!2」掲載『ギムリ馬日記』の挿絵〜
ローハンの草原を、オークにさらわれたメリーとピピンを追跡する途中、エオメルに出会い、アラゴルン、レゴラス、ギムリの3人は、2頭の馬を借ります。
アラゴルンは「ハスフェル」、レゴラスは「アロド」そして、ギムリはレゴラスの後ろに乗ることになりました。それ以来、ほとんどの行程をレゴラスとギムリは「アロド」の背中に乗って移動しています。
はじめは『舟の上のサム』のように、馬に乗るのを嫌がっていたギムリですが、情けの篤いドワーフの事ですから、きっと、別れるときには、人一倍名残を惜しんだのではないでしょうか?
原作を読んだとき、私はずっとアロドもレゴラスとギムリと一緒に旅をしただろうと思っていたのですが、「HoME(History of Middle Earth)」によると、アイゼンガルドで二人がみんなと別れてファンゴルンの森に行くときに、アロドはローハンに帰されているのでした。
ただ、ギムリは後に燦光洞の領主になっていますから、アロドに会う機会もあっただろうと思います。