アルバム1枚をまるまる最初から最後までじっくり聴くということはあまりない。
長丁場のクラシックでも、聴いている間に本をめくってみたり、お茶を入れ替えたり、背伸びをしてみたり、自分の好きにしている。もちろんコンサートではそうはいかない。望んで
好き勝手な演奏を聴きに行くのだから、
好き勝手にしていたいのだが。
最近は展覧会でさえ自由に見ることがなかなか出来ない。
ゴッホのような有名な画家はもちろんのことだが、それほど
大衆的に有名でもない人なのに見物人がぞろぞろいて、並ばないと満足に見ることが出来ない。人ごみで黙り込んでの順番待ちには
耐えられないものがある。画集をゆっくり見るか、
PIXITE あたりから拝借してきた画像などをディスプレイで見るほうがよほど落ち着く。
しかし、
ボタン一つで
とっかえひっかえ音楽を聴く忙しい日常から、たまには脱却してみるのも一興ではある。
パソコンでは音楽を切り貼りすることはさほど面倒ではない。逆に、より深く知りたければ、ネットから文書や画像、映像のデータファイルまで集めることもできる。つまり、
音楽自体を道具として愉しむことができるというわけだ。その自由度は捨てがたい。
どのぐらい自由か。具体例としてこのページを作ってみたとも言える。だから、ここに書いてある内容そのものよりも、
仕掛けのほうを楽しんでもらえればと思っている。