あんまり手放しで明るい曲は聴かない。この人ぐらいのマイナー系はたいへん心地よい。
まだアルバム1枚しか出していないというのに、なぜこれほどいい曲が揃うのか謎だ。もしかすると歌手の虎の穴のようなところがあるのかもしれない。だとすれば、地獄の特訓を耐え抜いてきた者だけに与えられる秘密兵器のようなものか。いやいや、そもそもいい曲だと思っているこっちが味の素のごときJ-POPS麻薬に溺れているだけなのかもしれない。
だいたい、「ためらいがちにくれた」と歌っているのは本当に女子高生なのか? 「Just like you smile baby And back to my heart baby」だって? そのmyは何なんだ!? そんな声、30才を超えても出ねえ女は出ねえぜ、べいべー。
ともかくこのまま、音を溜め込みすぎたり声に情感を込めすぎたりせず、クールな声質にさらに磨きをかけていって欲しいものだ。