もうちょっとばかり説明を続けなければならない。先ほどアドリブのところでソロと書いたが、ソロは決してたった一人で演奏しているわけではない。リズム・セクションは常に動いている。
リズム・セクションといえば普通はピアノ・トリオのことで、ピアノ・ベース・ドラムスの3人で構成されている。昔はピアノではなくギター・ベース・ドラムスだった。ともかく、コード(和音)とベースラインとリズムを作るセクションをリズム・セクションという。ほかにもいろいろ組み合わせがあるがここでは省略する。このリズム・セクションのサポートの上でトランペット・ソロやらサックス・ソロを演るわけだ。
もちろん、これは4人以上の編成の場合にリズム・セクションと言うのであって、そもそもピアノ・トリオ以外にメンバーがいない場合には、それは単にピアノ・トリオである。
ちなみに、1人だとソロ、2人だとデュオ、3人でトリオ、4人でカルテット、5人でクインテット、6人でセクステット、7人でセプテット、8人でオクテット、9人は…知らん。
ここでいきなりだが、ジャズのエッセイは難しいので中断する。書くのが難しいのではなくて、サンプルで聞かせることが難しい。どうしても、もっと聴いてもらわないと意味が通じないと思う。新たな手を考えたらまた再開する。