雑感55 〜 地声と歌声のギャップ Previous 雑感メニュー Next
 カラオケは好きではないのだが、ふだんの話し声と歌い声に凄いギャップがある人を発見できたりするのは面白い。あとは、ろくに話もできない騒音の中、ただ耐え忍ばなければならない。
 Every Little Thingの持田香織ハスキーな地声割と男っぽい喋りなのに、歌声は非常にクリアーで聴きやすい。LINDBERGの渡瀬マキはその反対に地声は可愛いのに歌うとパワフルなヴォイスになる。
 昔のアイドルはとりあえず若くて可愛いから歌でも歌わせるかという感じで売り出したので、可愛らしい喋りも可愛らしい歌い方と同様に求められた。したがって、地声はどうなのかわからない松本伊代は元々だろうが、変わっているのは三浦理恵子で、デジタル処理しているような不思議な響きであり、これは個性派ヴォーカルと言ってもいいだろう。
 最近では正統派アイドルという言い方をされ、アイドル指向ではなくアーティスト指向となっている。ただ可愛いからといってCDは出しにくくなってきた若くても本格派ヴォーカルで売り出せるようになったのはいいことだ。喋り方もやる気が感じられず投げやりであっても構わないらしい。